ヒトミシリーズin北陸/1日目:加賀
思い立ったが吉日、とはよく言ったものだ。
片想いというアーティストの「感じ方」を聞きながら作業していたら、1つの物事に対して人それぞれが感じることは違うのだよなぁと、8月初旬に「ヒトミシリーズ」で訪れた北陸のことをきちんと文字に起こそうと思い立った。
どんなに忙しくても、どんなに物事に追われていても、これはきっとやらなきゃいけないことだと思うので。(どんな使命感だ)
まずはじめに、「ヒトミシリーズ」とは、昨年の11月にトライアルワーキングステイで訪れた福岡県上毛町で意気投合した人見知り三人で結成されたユニット。詳しくはコチラ。
そんな3人で、最初に行こうと決めた土地は「北陸」だ。
ヒトミシリーズの一人である、上毛町の地域おこし協力隊の若さんは出身が石川県。そして、去年のワーキングステイで一緒にステイしていた理絵さんが新潟でゲストハウスを始めるということもあり、石川県、富山県、新潟県を巡って旅することになった。(今年のトライアルワーキングステイは只今絶賛募集中!!詳しくはコチラ)
まず最初に訪れたのは、石川県は加賀の総湯の目の前にある「Halou.」。ここは、イラストレーターの鮒池さん(写真左)が運営しているアトリエ兼カフェのようなもの。自分自身の仕事場でありながら街に対して開き、周辺に住む人々が集まる場になったり、土地の良いものを販売したり、土地の情報を発信する観光案内所のような役割もある。
「この髪型、ジョンコナーって言ってお願いしたの」
会ってまだまもないくらいにこの話をされたとき、「あぁ、絶対この人面白い人だ」と確信した。美容室に行って「ジョンコナーみたいにしてください」と言えるだろうか? 中々言えないし、世代が少しでも違えば通じないやつだ。笑
店内には、鮒池さんのイラストがプリントされたトートバッグや、地元の作家さんが作った器など、鮒池さんオススメのものが陳列されていた。中でも、「加賀大日山のとち」というはちみつは、「とちみつみるく」としてお店で頂くことができる。これが、さらっとしていて自然な甘みで美味しい。同世代の人が作っているようで、僕らが来るのと同時にお店を出て行った人がいたのだが、まさかその人だった。今度訪れるときはぜひお会いしてみたい。ちなみに、お土産で二つも購入して帰った。(ヨーグルトに混ぜて食べるのがお気に入り)
「コミュニティスペース=仕事場"」を運営する上で一番ネックになる「仕事に集中したいときはどうするのか」という問いに関しては、「PCに向かって集中している姿をお店の前を通る人に見せることで、忙しい雰囲気を匂わす。」らしい。これだけで、思った以上にフィルタリングできるという事実は興味深かった。
Uターンで加賀に戻ってきたこともあって、地元の人だけでなく、そこを訪ずれる人との距離感を測るのも上手く、その絶妙な距離感が心地よかった。鮒池さん自身が色んなことに興味を持つ方のようで、話は尽きずたくさんの引き出しを持っているようだった。特に「ラップが上手くなるにはどうすればいいのか」という問いをラッパーに尋ねたときの答えは、ぜひ本人の口から直接聞いてほしい。僕らもそれを聞いて、なるほどと膝を打った。
それからというもの、車を運転するときは、目に入る看板の文字を声に出すようになったのは言うまでもない。
さてさて、長居してしまったHalou.を後にして、金沢に向かうとしよう。
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