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【アート論】"没入感"について思うこと「Immersive Museum OSAKA 2024」@堂島リバーフォーラム

こんにちは、アート王子です!
今日は堂島リバーフォーラムで開催中の「Immersive Museum OSAKA 2024」を体験しましたので、その感想と没入体験についてです。

開催概要

Immersive Museum OSAKA 2024
2024年6月1日(土)~8月21日(水)
※6月6日(木)は休館日
10:00~20:00(19:00最終入場)
堂島リバーフォーラム

公式HPより

どういった内容?

イマーシブミュージアムというものに行ってきました!
「ポスト印象派」のゴッホ、ゴーギャン、セザンヌなどの作家の絵が映像によってその世界観に没入出来るというものです。

10個に分かれたシーンが連続で流れ、20数分続きます。そのあとは8分ほどの写真タイム(静止画)があります。
シーン1.ポスト印象派
2.最後の印象派展
3.スーラの点描画
4.スーラとシニャック
5.ピサロとセザンヌ
6.近代絵画の父セザンヌ
7.ゴーガンの総合主義
8.ゴーガンとゴッホ
9.ゴッホ、感情の絵画
10.ポスト印象派の肖像
※全て撮影可能です

感想

イマーシブというものを体験しました!

イマーシブとは…?
イマーシブ(immersive)は、ゲームやメタバースなどのバーチャル空間やテーマパーク・舞台・映画などエンターテインメントなどの世界観への没入感があることです。

「堂島リバーフォーラム」ってどこやねん!と思いながら行ってみたんですが、福島駅(新福島駅)から南に行ってすぐ、よく行く「大阪中之島美術館」への橋を渡る手前、対面にありました!
って、ここ何年か前に「アートアクアリム展」(やったっけ?)で来たことある!

イマーシブっていわゆる「没入」イベントだと思うのですが、去年?兵庫県立美術館で開催されていた「ゴッホアライブ」にも行ってなくて、イマイチ興味が無かったのですが、誘われたので行ってみましたー!

大きな一部屋の中に壁面4面に大きく映像が映し出されて、床面にも映像が流れて流れて世界観が演出されていました!

絵から動画に変わる表現が面白かった

絵って止まっているし、その先の展開はある程度見る人の想像力に任せる事があるので、それを動かすって発想がすごいなと思いつつ、無謀でもあると思うのですが、
最近AIで写真を動かす「撮った写真(過去になりますよね)をAIが勝手に予想してその先を動かすみたいな。5歳の自分の写真が動き出すみたいなイメージです。」が流行っていますが、それに近い面白さがありました。
ハリーポッターの動く絵画のように、すでに我々はある程度その光景を受け入れていて、ハリーポッターのように絵とコミュニケーションが取れるようになると面白いなと思いました!

厚塗りの絵は動かすな

個人的には絵の具が動く演出はちょっと違和感を覚えました。
絵の具の"厚塗り感が好き"で、それは厚塗りの「リアリティ」のまま「その場に留められている」のが僕は好きなんだなと再確認しました。(でも女性には人気の演出だと思うので好みの話です!実際に絵の具で絵を描く人はどう思うのか知りたいです)

日本のエンタメにおけるイマーシブって遅れていると思っていて、それを楽しむことを否定はしませんが、映画「レディプレイヤー1」のような、VR並みの没入感に憧れてしまいます。そこまでVRに振り切らなくても、3Dの建造物と映像が組み合わさった、(世界の)ディズニーパークが得意とするようなリアリティが、日本で体験できないのは少し寂しいです。
上海ディズニーランドのパイレーツオブカリビアンの没入感はすごい!日本の「カリブの海賊」や「スプラッシュマウンテン」のレトロ感も好きですけどね!

話は逸れましたが、日本人が好きな印象派と(モネ展の人気ぶりヤバかったですね)、イマーシブの相性はいいなと思いました!(少なくとも浮世絵に没入するよりは!)

会場ではAIゴッホが描く似顔絵コーナーもありました!めっちゃ並んでたけど!グッズも売ってました。

動画の方が臨場感伝わるのでInstagramの投稿も見てください!↓

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