「古代メキシコ」展が最高だった【東京、福岡、大阪】
こんにちは、アート王子です。
今回は特別展「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン-」について書いていきます!
前半はInstagramに投稿したものを再編集。後半は新たに深掘りしていきます!(完成後有料予定。完成までは無料公開です。)
開催概要
国立国際美術館(大阪)
どんな展示?
「特別展 古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン-」
#古代メキシコ展 #国立国際美術館
に行ってきました!
スペインが攻め込んでくるまでの3000年間メキシコ地域にあった文明、マヤ、アステカ、テオティワカンの出土品が展示されています。
火山や地震、かんばつなど厳しい自然環境のため神に祈り、生贄を授け、王の墓(ピラミッド)を作る。日本と似たような暮らし方をしていた当時の人たちがイメージ出来ます。
また、とうもろこしの神やカカオの飲み物を入れる杯など「メキシコ」らしいものもたくさんありました。(今でもトルティーヤを作るのに使われている。とうもろこしの神が出てくるので、だんだんビールが飲みたくなってきます)
展示構成
1.古代メキシコへのいざない
2.テオティワカン 神々の都
3.マヤ 都市国家の興亡
4.アステカ テノチティトランの大神殿
感想
今週から始まった古代メキシコ展に行ってきました!
ちょうど1年前ぐらい(ピカソとその時代展)に開催を知ってめちゃくちゃ楽しみにしていました!
一言で言うと『めちゃくちゃ楽しかった!』
楽しすぎて、見終わったのが閉館の30分前で(19:30)、コレクション展無料開放日だったのに、コレクション展見れませんでした(その後用事がありまして)
それぐらい楽しかった(滞在2時間半)
歴史や都市伝説好きであれば「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」と聞くとピンとくると思いますが、全て文明の名前で、近くに大きな川が無いのになぜ栄えたのか謎なところが魅力です。
特に「テオティワカン」は文章が残ってないのでより謎が多く、日本の縄文時代以前と同じように、どんな世界だったのか不明っていうのが余計ロマンがありますね!
マヤ文明は他と違い、ユカタン半島に長い間栄えていて(3000年くらい)、今回の目玉でもある「赤の女王」を見る事が出来ます。映画「インディジョーンズ」に出てくる神殿や装飾品、神様の像などの形が「メキシコ」ぽく、舞台のユカタン半島なのでまさしくインディジョーンズの世界観が楽しめました。出土品のデザインがどれも可愛いです。
夜まで空いている日だったので夕方に行きました。まずまずの人の量だったのですが、全作品撮影できるので、人で溢れると詰まってしまいそうだなと思いました。
逆に言うと、写真撮り放題、じっくり見放題なので、時間に余裕がないと"あっという間に閉館時間"になってしまいますよ(笑)
音声ガイドを借りました
ナビゲーターは上白石萌音さん。
雨の神・ナレーションは杉田智和です。
杉田さんは僕の好きな「銀魂」の銀さん、「ジョジョの奇妙な冒険」のジョセフジョースター、「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョンの声なのでめちゃくちゃ楽しめました。
途中、クイズなども挟むので面白いです!
↓ここからは新たに書き足しております!
グッズ
公式図録
A4変形216ページ
カバーは3種類あります!
「赤の女王」「死のディスク 石彫」「鷲の戦士像」の3種類。中身は同じです。
僕は「鷲の戦士像」バージョンを買いました!
糸かがりコデックス製本という180度開いても開き跡が付かない製本になっています!
ブラインドポーチ
↓全部で5種類。どれが当たるか分からない包装になっています。どれが当たっても可愛いですね。
僕は「テクパトル(儀礼用ナイフ)」が当たりました。
マグカップ
コーヒーが好きなのでよくマグカップを買うのですが、出土品がデフォルメされていてめちゃくちゃ可愛いので購入しました!
今まで「兵馬俑展」、「ポンペイ展」でマグカップを買いました(いずれも京都市京セラ博物館)。歴史系の展覧会は良いマグカップがよく売っているので、ちょっと楽しみにしていたりもします。
アクリルキーホルダー
グッズコーナーの近くにガチャガチャがあったのでやりましたー!
全部で9種類。「赤の女王」のキーホルダーが出ました!結構人気でしたよ!
【全9種】「球技をする人の土偶」「テクパトル(儀礼用ナイフ)」「鳥型土器」「猿と神とカカオの土器蓋」「赤の女王のマスク・冠・首飾り」「チャクモール像」「トゥーラのアトランティス像」「鷲の戦士像」「トラロク神の壺」
古代メキシコとは
テオティワカン
メキシコ中央高原にはテオティワカンとトルテカとアステカの3つの文明があったとされています。
テオティワカンは紀元前100年〜紀元後550年ごろまで栄えました(日本だと弥生〜古墳時代終わりごろ)
今回の目玉は「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」「羽毛の蛇ピラミッド」「死のディスク 石彫」が見られます。
アステカ
アステカはテオティワカンと同じくメキシコ中央高原に位置し、1325年〜1521年まで栄えました。(日本だと鎌倉〜江戸時代)
今回の目玉は「鷲の戦士像」です。
マヤ
※完成後ここから有料。完成前は無料公開。
一方マヤはテオティワカンやアステカと違い、ユカタン半島に位置し、紀元前1200年〜1697と非常に長い間栄えました。(日本だと縄文終わりごろ〜江戸時代まで)今回の目玉は「赤の女王」です。
東京ディズニーシーのインディージョーンズのエリア「ロストリバーデルタ」はこのユカタン半島がモデルです。インディージョーンズに出てくる遺跡や宝石類のモデル地域でもあるので、インディージョーンズファンにはたまらないです!
第一章 古代メキシコへのいざない
オルメカ様式の石偶
いきなり可愛い子に出会えました。メキシコ湾岸部にあったオルメカ文明はメソアメリカ地域最古の文明です。人とジャガーが合わさったような子供の像です。翡翠(ひすい)で作られていてとても綺麗です。
クモザルの容器
マヤ神話における猿は、神様の創造の過程で、人間が作られる前に、喋ったり神を崇めたりすることのできない失敗作として森にとどまるようになったとされるようです。(あくまでも神話ですが)これもすごく可愛いですね。目は黒曜石が埋まっていて、ちょっと怖いです。
ジャガーの土器
アメリカ大陸最大のネコ科で食物連鎖のトップのジャガーは王の象徴として多くの美術品に使われているそうです。
この入れ物もすごく可愛いですね。
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