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【大阪のみ】仏像のカリスマたち「醍醐寺 国宝展」

こんにちはアート王子です。
今回は大阪中之島美術館で開催中の「開創1150年 醍醐寺 国宝展」についてお伝えします!

開催概要

開創1150年記念 醍醐寺 国宝展
2024年6月15日(土)– 8月25日(日)
前期:6月15日(土) – 7月21日(日)  後期:7月24日(水) – 8月25日(日)
大阪中之島美術館 4階展示室
※巡回なし

公式HPより

どんな展示?

6/15から始まった醍醐寺展の初日に行ってきました!

京都の名刹、醍醐寺所蔵の寺宝を紹介する醍醐寺展。大阪中之島美術館で仏像を展示するのは初めてじゃないかな?と思います!

醍醐寺は上醍醐と下醍醐両方に伽藍が配置されていて、戦火を逃れた上醍醐の秘宝が多く残り、ユネスコ世界文化遺産にも登録されました。

名前の通り醍醐天皇や復興に寄与した豊臣秀吉、場所制定に関与した翁の姿をした神が泉の水を飲み「醍醐味」と言った逸話が残るなど、何かと身近な醍醐寺のお宝を見ることが出来ます。

展示構成

第1章 山の寺 醍醐寺
第2章 密教修法のセンター
第3章 桃山文化の担い手
※撮影不可

出典目録より

感想

展示は3部構成ですが、間に番外編のようなコーナー展示もあり、すごく見やすかったです。

バカ強そうな「大威徳明王像」

良かったなーと思ったのが、仏像が6面、6本の腕、6本の脚などめちゃくちゃかっこよかった。
僕の好きな奈良、興福寺の阿修羅像でも3面、6本の腕、2本脚なのに、「大威徳明王像」なんか、すべて6!光背は炎(ほむら)型、牛に乗る。という仏像のかっこいいところてんこ盛りな構成で胸熱でした!(しかもガラスケースに入ってない)

公式X @daigoji2024 より

悟り切ったフリーザ様ぐらい強そう「如意輪観音坐像」

メインビジュアルになっている「如意輪観音坐像」も想像していたより小さかったのですが、6本腕に、片膝を立てて座り、頬杖をつく、余裕というか最強感を醸し出し過ぎていました。
観音様ってもっと100%優しい!ってイメージだったものが破壊されました。

公式X @daigoji2024 より

僕のアイドル「不動明王坐像」

僕がトップクラスで好きな不動明王もあの快慶が作り「不動明王坐像」として展示されていました。色も残っていて威圧感すごかった!

奈良国立博物館公式HPより

つい最近、奈良国立博物館で空海展が行われていましたが、密教もめちゃくちゃ関わっていて、曼荼羅や密教宝具なども展示されています。(まるで最近の呪術廻戦の両面宿儺のデザイン!)

それだけでは飽きそうなので、後半は修行の修験者の装備(って言っていいのか?)の展示や
醍醐寺復興の手助けをした豊臣家にまつわる煌びやかなもの、豊臣家が好んだ花見にまつわる現代作家の作品で締めくくられ、とても見やすい内容になっていました。

ある程度お客さんはいましたが、混雑することなく見れました。年齢層は高めですが、外国人観光客もたくさんいました。

公式図録

図録¥2,800


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