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Webライター5年生のフリーランス珍道中

わたしはWebライター5年生ですが、振り返ってみてもデコボコ道のズッコケ珍道中だったなあと思います。「これをすれば必ず単価アップが狙える技!」を言い切れるような内容は、まだまだ発信できません。

ですが、自分が経験してきた失敗や珍道中を振り返ることで、Webライター駆け出しの方や道に迷っているWebライターさんに少しホッとしてもらえたらいいなと思っています。

ぐるぐると、うんと遠回りしながら歩んできたWebライター道。


はじめて勇気を出して直接営業をかけ始めた2020年の秋。直接営業ではじめて契約を結べたのが、コエテコbyGMOさんでした。契約が決まった日は嬉しくて、お祝いに帰りにパンケーキを食べて帰ったほど。笑

これは、知識も人脈も一切なかった初心者Webライターが、どうやって道を切り開いてきたかのお話です。

わたしのこれまでのズッコケが、誰かのお役に立ちますように。


サグーワークスで育ててもらった3年間

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初心者Webライターだったわたしは、クラウドソーシングのなかでも有名な「サグーワークス」を利用し始めました。「少しでも家計の足しになれば」と思い、5年前はレギュラー案件の単価0.1~0.3円ほどの案件をせっせと書いては修正依頼を頂いていました。


ちなみに、サグーワークスではレギュラー・ゴールド・プラチナの3段階にランクが分けられています。ゴールド・プラチナへランクアップするためには条件やテストをクリアする必要があります。

サグーワークス独特のルールともいえるのが、それぞれの案件に時間制限が設けられていること。レギュラー案件は挙手制で、早いもの勝ちでクリックすれば誰でも受注できます。ほかのクラウドソーシングにあるようなテストライティングもありません。


そのかわり、クリックした時点から文字数によって、制限時間が定められています。制限時間内に記事を納品しなければ、その案件は再び他の人が取得できるように差し戻されます。

もし納品したとしても、校正さんが「修正依頼をかけるのも難しい」と判断すれば、記事は非承認となって報酬は一銭も発生しません。せっせと書いて納品した後に「非承認」の文字をみたときの絶望感といったら……。

Webライター駆け出しのころは長男がまだ1歳くらいだったので、寝かしつけ前にクリックだけして案件を取得しておいて、寝かしつけ後に短い時間制限のなかで一気に書き上げるというレギュラー期を送っていました。

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↑サグーワークスを利用し始めて3カ月目にゴールドランク、6カ月目にプラチナランクにランクアップしていました。

ほかを一切知らなかったから「サグーワークスのスタイルがスタンダードなんだ」と思っていました。だから、納期というよりも「案件には時間制限があるもの」という感覚が自然と肌に染みついていたんだと思います。


これは他のクラウドソーシングでもあるトラブルかもしれませんが、10,000文字ほどの当時にしては大作!ともいえる案件の終盤。明け方4時頃にようやく書き終えるかというときに誤クリック?で記事がすべて飛んでしまったのは、ほんとうに苦い思い出。
「ぐうーーーーー!!」と声にならない声をもらして、時間制限が残り数時間になってしまっていても、文章を思い出しながら必死で書き直して納品したこともありました。

現在では、500文字を超える記事を執筆するときには、必ずWordで下書きをするようにしています。記事が飛んだときの悪夢は、もう二度と味わわないように……。


ランサーズ・クラウドワークス・サグーワークス・エディトル・かくたま・ライターステーション。気が付けばさまざまなクラウドソーシングを一通り利用してきましたが、最も厳しく、最も赤が多く入ったのはサグーワークスでした。

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↑(ランサーズでも認定ランサーに認可して頂きました)

サグーワークスではわたしが書いた量の2~3倍ほどの赤が入ることもあり「校正さんが記事を書き直した方が、絶対に早いんだろうなあ」と思うくらいでした。
当時は「もう、Webライターの道は諦めた方が良いのかもしれない」と何度も心折れかけていましたが、それだけの量の赤を入れてくださった校正さんには、本当に今でも頭が上がりません。

的確で手厳しい修正依頼を何度も何度も頂いていたから、今もこうしてWebライターとしての道を歩んでいけているんだなあとしみじみと思います。


「記名記事が書きたい!」

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残念ながらサグーワークスで書く記事は、ほぼ100%が無記名記事

気が付けば企画構成や校正などのお仕事にも携わらせていただくようになっていましたが、Webライター3年生の終わり頃に、わたしは初めて「記名記事を書いてみたい!」と思うようになりました。


でも、3年間書いてきた記事がすべて無記名記事ということは「実績が一切ない」に等しい状況。

スタートラインまで戻って、もう一度クラウチングスタート。この時期に、初めてランサーズやクラウドワークス、Wantedlyなど他のクラウドソーシングを利用し始めます。


同時期に、わたしはようやくTwitterを少しずつ触るようになっていました。Twitterを始めて驚いたのは、想像するよりもたくさんのWebライターさん達が活発に情報交換していたこと。そして、Twitterのなかで出会うWebライターやブロガーさん達が皆、とても温かかったこと。

Twitterでは嬉しい思いをしたときも、悔しい思いをしたときも、同志ともいえるWebライターさん達からたくさんの言葉を頂いて、ほんとうに背中を押して頂いていました。

校正に役立つツールや直接営業をかける方法など、まだまだ駆け出しともいえる時期にたくさんのことをWebライター仲間さんから教えて頂いたことも。


この場を借りて、いつも、ありがとうございます!

記名記事を書くためには、どのクラウドソーシングを利用すればよいのか・どこの求人サイトがおすすめかといったことまでアドバイス頂き、実際にご紹介いただいたところで記名記事も執筆させて頂きました。

そして、Webライター駆け出しの初心者さんへ。
思い切って質問すれば、いろんなアドバイスをくれる優しいWebライターさん達がTwitterにはたくさんいます。ぜひ、勇気を出して声を掛けてみてくださいね。
アクションを起こした分、自分の居場所や見える景色は、ほんの少しずつ変わってくるものだと思います。


フリーランスWebライターは、ただでは転ばない

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それからは、手あたり次第にテストライティングを受けていました。文字単価0.5~1円くらいの案件から始まり、「ゆくゆくは文字単価アップできます」の言葉に期待しても、一向に文字単価は上がらず連絡が途絶えたことも数え切れません。

さまざまなクラウドソーシングのなかで理不尽な思いをしたり、明らかなテストライティング詐欺では?と思うような案件に当たったこともありました。でも、うんと遠回りしたことも、寄り道も、一切無駄にならないのがWebライターのよいところだなと感じています。


ただでは転ばないのが、フリーランスWebライター。
転んで全身が泥だらけになったって、その泥で文字だって書ける。

怪しいなと思う案件をかぎ分ける嗅覚が鋭くなったり、クラウドソーシング関連の記事執筆のときに体験談を盛り込んだりすることもできます。

記名記事が少しずつ増えていったことで徐々に文字単価2~3円ほどの案件を頂けるようになり、現在は文字単価7.5円ほどの案件を継続で頂けるようになりました。


「書くのが鬼早いですね」

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少し前に記事を納品したときに、クライアントさんから「書くのが鬼早いですね」という言葉を頂きました。そんな言葉を聞いて、うれしい反面少し驚いていました。

案件にもよりますが、良いペースだと1時間で1500~2000文字ほど執筆しています。クオリティに関してはこれからも磨いていく必要があると思いますが、クライアントさんからはご満足を頂けていて少し安心しています。


もしも、クライアントさんが「鬼早い」と思ってくださったのだとしたら、一番始めにWebライターの基礎を叩き込んでくれたサグーワークスの案件のおかげだと思っています。


文字単価0.1円ほどの案件は「ライターが買い叩かれている」といわれることがあります。でも、私にとっては、安い単価の案件のなかで学ばせて頂いたことは本当に大きかったです。最短距離を走ってはこれませんでしたが、沢山回り道もして、単価が安い初心者Webライターの期間が長かったからこそ、得たものや見えたものはたくさんありました。


そして「Webライターとしての強み」を自分で理解することの大切さ。
それに気づかせてくれたのは、今案件を頂いているクライアントさんと、このコエテコbyGMOの先輩ライターさんからの言葉でした。

強みを、磨きぬくこと。
弱みを、ちがう角度から見てみること。

今もまだズッコケることはあるけれど、ようやくWebライターの自分がどんな存在で、クライアントさんから何を求められているのかを少しずつ理解できるようになった気がしています。


フリーランスWebライターは茨道

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今も、フリーランスWebライターは茨道だという感覚は変わっていません。
自分の足を止めてしまえば、あっという間に足を絡めとられてしまって、動けなくなる。

でも、歩み続ければ、頭を動かし続ければ、夢を見続ければ
必ず、背中を押してくれる温かい手や引っ張り上げてくれる手があることに、気づくはず。

いつも、共に走り続けているWebライターさん達から沢山の刺激や言葉を受け取り「私も、もっと頑張ろう!!」の気持ちを頂いています。

まだまだ、ここから。
悩むこともあるけれど、上手に息抜きしながら共に歩み続けていきましょう。

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