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【小春の着付教室】第16号●補整着

補整について

今まで肌着から補整についてお伝えして参りました。
補整の大切さ、私のこだわりは伝わりましたでしょうか?
ブログでも、いつも「補整」のことは書いてきました(*^^*)
はい、本当に補整で着姿が変わるのですから、大切です。

◎補整をした着物姿
◎補整をしない着物姿

この違いをお試しになられた方もいらっしゃるでしょうね。

◎普段着物を楽しむ着付け
◎お出かけされる時の着付け

に違いがあって良いことですし、それに合わせて補整を上手に変えていつでも素敵な装いにして参りましょうね。

◎普段着に補整ガッツリではそこまで補整をしなくても・・・
◎よそ行き、礼装なのに補整が足りないとキチンと感が足りない・・・

となってしまいますので、目的によっての使い分けが大切です。

補整着

着付け学院でも、この補整着を販売されているところがあると思います。私が通った学院でもありました!でも、買いませんでした(^.^)
補整はタオルで充分だと思いましたし、補整着のパーツをあっちに足して、こっちに足して・・・の準備はちょっと面倒に感じましたから。

でも考え方を変えると、タオルで補整をする方が面倒なのかもしれませんね。
私はタオル補整にすっかり慣れていますので、今から補整着を使うつもりはありませんが、これからスタートされる方は、一度考えてみるのも良いかもしれません(*^^*)
今の補整着は面倒と感じることの無い仕様が多いです(*^^*)

補整着の特徴

一番の特徴は、身につけるだけで身体の窪みを上手に補い、茶筒の体型を作り上げてくれることです。補整着一枚で充分です。
美しく補えるよう事前準備は必要になりますが、お着付け当日は着けるのみで補整が完成してしまう優れものです。

補整着により異なりますが、特に素晴らしいと思うのは背中心(背骨の縦にくぼんでいるライン)に補整できる点です。
この部分の補整はご自分では難しいですね。ここにまで補整できる補整着!あっぱれです(*^^*)
細身の方は特に背骨のくぼみが気になるでしょう。シワが寄りやすくなりますしね。
ご自分の体型に合わせて、必要なところへ補いましょう。

わざわざ補整着を購入するのはちょっと・・・と思われる方は、肌襦袢の背中心に、その他必要な箇所に補整できるように、ご自分で細工しても良いですね。
手作り大好きな方は、ぜひお試しくださいませ。補整着の商品ページを見ればおおよそ見当がつくでしょう。

やっぱり天然素材

肌着類はやはり天然素材がベストですね。敏感肌の方は特にそうお感じになるでしょう。
着物を着ると汗をかきます。気温によっては結構な量の汗をかきますよね!これだけの汗をしっかり吸ってくれる素材がお勧めです。

私はやはり天然素材にこだわってしまいますが、化繊でも質が進化していますから、購入の際はしっかり商品チェックしましてお好みの作り&素材を選んでくださいませね。

補整着と肌襦袢

補整着使用の場合、肌襦袢は必要?
補整目的と考えると肌襦袢と補整着は全く別物ですので肌襦袢は必要です。

しかし肌着を重ねている感がありますので、暑がりさんには辛い感じがします。素材や生地の厚み、その日の気温などを考えお好みでお召しくださいませ。
冬でしたら保温効果も期待できますが、逆に夏でしたら何枚も着たくはありませんね。季節によっての使い分けも必要に思います。
いずれにしましても、快適に着物をお召しになれることを第一に考えるのがベストですね。

着る順番

補整着と肌襦袢の両方をお召しの場合、どちらを先に着れば良いの?
タオル補整ではいかがでしょう?
補整してから肌襦袢をしますか?
肌襦袢が先ですね。
肌襦袢の後に補整着を付けると、肌襦袢をしっかりと押さえられます。

補整着が天然素材でしたら、補整着が先でも着心地は悪くはありません。

ただ補整着の上に肌襦袢をお召しの場合は、肌襦袢の合わせが足りなくなり、合わせにくくなることも考えられますので、一度両方をお試し頂くと良いです(*^^*)
ご自分にはどちらが着やすいのか、試してみないと分かりません。
進めやすい方をご自分の方法としてくださいませ。

どちらでも、特に大きな問題とはなりませんが、背のシワの処理をお忘れなく(*^^*)
綺麗に整えることで凹凸がなくなりお肌への負担もなく快適にお過ごし頂けます。

▼補整着各種

▼日本製あしべ織 汗取り

補整については今回が最終です。
いかがでしたでしょうか?

ご自分の一番進めやすい方法を常に考え、簡単に補整をしまして着付け手順を少しでも楽に致しましょうね。
補整が面倒になりますと、着物を着る回数が減ってしまいます。それではせっかくあるチャンスがもったいないでしょう。楽して美しく着物を楽しみましょう(*^^*)

それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

■次回予告

*肌着を快適に

※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。

● 小春日和*小春流着付*着付師さん応援ブログ


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