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【小春の着付教室】第14号●肌着:腰まわりの補整

こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。

腰の補整用品

腰専用の補整用品はお使いでしょうか?
いろいろな形の腰専用の補整用品が販売されていますね。
見ていると欲しくなってしまうと思います♪
とっても優れもののように感じますものね!

でも・・・。
よく観察してみると、段差がはっきり分かってしまうタイプが多いように感じます。私としましては、わざわざ購入しなくても良いのでは?と思うのです。

もちろん使用していてとっても便利よ(*^^*)と感じていらっしゃる方もいると思います。腰の補整でタオルを当てる際、慣れないうちはとても苦労しますから、そのような時は便利であると思います。

ご購入される際は、その腰補整を当てた際、着物姿への影響がとのくらいなのかをイメージしてみると良いですね。
袷の着物の時のみ使用でしたら、着物へ響いてしまうことも気にする必要はあまりないかもしれません。
しかし、単衣や夏の着物の時にも使用されるのでしたら着物の生地が薄いため補整の段差はとても目立つことになってしまいます。

私はタオル補整で充分と思いますが、便利着付け用品の腰補整用パットが気になる方はぜひチェックしてみてくださいませね。
段差のなさそうなお品を見つけてくださいませ(*^^*)

やっぱりタオル補整

ウエストの補整はタオル、その上に便利なウエスト補整用品(きものファンデーション)。
腰の補整にもタオルが一番!と私は思っています。

腰の補整用タオルの畳み方は、一般的なタオルのたたみ方でOKです。
タオルを半分に折り、更に半分に折り、向きを変えて半分に折った状態。
8分の1の大きさですね(*^^*)

私が着付け学院で習った時には、ちょっと変った折り方でした。
その畳み方ですと、均一の厚さで折ることが出来ます。

確かにそのたたみ方の方が素敵です。優雅さがありますので、出張着付けではそのたたみ方をしています。

自装の場合は、それほど重要ではないと思っています。実際に腰の補整にした時の違いはありません。
豪華で厚みのあるタオルを使用しなければならない場合はその差は出ますが一般的には御年賀等で頂く薄手のタオルを使用しますから、普通の畳み方で充分です(*^^*)

厚手のタオルを使用する場合には、折り方で厚みのあるところと
そうでないところの差がはっきりしないように少しずつずらすと良いです。

腰の補整方法

腰用に畳んだタオルを、ウエスト補整に使用したタオルの重なりに挟み当てて使用します。
※クリップは撮影のため使用しています

着物ファンデーション2

着物ファンデーション4

1.ウエストにタオルを巻きます。

2.腰にタオルを当てます。

3.着物ファンデーションを当て留めます。

※着物ファンデーションを使用しない場合には腰紐等で押さえます。

腰用補整タオルの着け方は、ウエストに巻いたタオルで、腰のタオルを包む感じです。

※ウエスト用、腰用にたたんだタオルの「わ」は下にします

心地よく過ごすために

タオルの補整を当てる際の加減、どのくらいだと思いますでしょう?

ウエスト補整では身体にピッタリと少しきつめに巻きたいところですが、ゆるめで心地よく身体にフィットする感じで充分です。腰紐やきものファンデーションを当てる時も同じです。

そのゆるめの状態に腰補整を当てます。
この状態では腰補整のタオルが落ちてくるのではないかと心配になり、紐やきものファンデーションをついきつめに巻き付けたくなる心理が働いてしまいます。

次の長襦袢の着付け小物で押さえるまで崩れなければ良いのですからきつく空く必要は全くありません。
きつくしてしまいますと外出先で倒れてしまうかもしれません。窮屈さから気分が悪くなってしまいますので要注意です。

紐類は特に、肌に近いものほどゆったりで良いのです。
腰補整が落ちることも崩れることはありません。

裾よけの紐も同じでしたよね(*^^*)
紐などによる締めつけ感のない、楽な着付にしましょう♪

それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

■次回予告

*肌着:衿下の補整

※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。

● 小春日和*小春流着付*着付師さん応援ブログ


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