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「欲しいひみつ道具」のベストアンサーを考える

Aさん「ドラえもんのひみつ道具で、実際に手に入るとしたら何がいい?」

Bさん「ソノウソホント」

Cさん「もしもボックス」

Dさん「ドラえもんのポケット。あそこに全部入ってるし」


Bさん、Cさん、Dさんとは友達になれる気がしない。特にDはやばい。この「手に入れたいひみつ道具」という質問には、もっと考え抜かれたクレバーな回答をしなくちゃいけないからだ。という事で私は、この質問に対するベストアンサーを探してみることにした。まず「理想の条件」を考える。

①歴史を変えない。

タイムマシンで過去に行き、織田信長を本能寺から連れ出したらどうなるか。その後に続く秀吉の時代、江戸時代、明治時代、そして現代に至る歴史は大きく変わってしまうだろう。こんな怖いことはできない。

②社会のバランスを崩さない。

たとえば「フエール銀行」を手に入れてしまうと、預けた金額がとんでもないスピードで増えていくことになる。調子に乗って使いまくればインフレーションが起こることもあり得る。経済を乱すわけにはいかない。

③他人を不幸にしない。

もしもボックスで「ぼくが大金持ちになる世界」を祈ると、当然のことながらその分貧乏な人が増えることになる。自分が幸せになりすぎてはいけないのだ。

④悪用できない。

持ち物を簡単に運ぶためにスモールライトを使っていても、それを悪人に奪われ、そいつが国会議事堂を極限までスモールにしてしまえば国家は破綻するだろう。非常にリスキーである。

⑤人格を変えない。

「宝くじが当たると人格が変わる」とよく聞くが、ひみつ道具を手にしたことで傲慢になり、他人を下に見るようになってはいけない。よって「楽して幸せになろう」みたいな考えでひみつ道具に手を出してはいけないことがわかる。


この5つの条件をふまえ、私が導き出した「欲しいひみつ道具」ベストアンサーは…



「ムリヤリトレパン」である。



ムリヤリトレパンとは、履くと何がなんでも走らなければならない状況になる、いわば強制運動装置だ。運動不足解消が期待されるだけでなく、①歴史を変えないし、②社会のバランスを崩さないし、③他人を不幸にしないうえに、④悪用のしようがないし⑤人格も変わらない。これぞ最強のひみつ道具。ベストアンサー。モストクレバーチョイス。みんなも今度「欲しいひみつ道具」を聞かれたら、「ムリヤリトレパン」と答えてみてね!


と、ここまで書いてて気づいたのだが、私は欲しいひみつ道具を「ムリヤリトレパン」と言っている人がもしいたら友達になれる気がしない。




おしりんまるwwwww