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新聞社説読み比べ(2024.7.2)

今日の気になる社説
自衛隊発足70年に、朝日と産経が言及した。これまでの安全保障への見方の違いがここでも現れている。6月30日の読売とも併せて読み比べたい。
能登半島地震について、昨日の4紙に続き毎日が触れ、全紙出そろった。
採り上げるのは、旭川での2年前の中学生凍死体発見の問題に言及した朝日の一本。
加害生徒の問題行為をなぜその場でいじめとして向き合えなかったか。
問題を内輪で片付けるのでなく専門家の力も借りながら対応する態勢を整えなければならない、と説くその一言は、この問題だけでなく今起こっている様々な問題に通じるものかもしれない。


その他の各紙の社説
[抜粋]家計に支出を促していくためには、賃金上昇の継続はもちろん、社会保障での負担と給付の抜本的な見直しも含め、将来の所得環境に本当の意味で安心感を持てるような対応が必要になるはずだ。↓

[抜粋]陛下の国際親善としての海外訪問は、昨年のインドネシアに続き即位以降でまだ2カ国目だ。令和に入って間もなく襲ったコロナ禍で、新しい皇室の活動が出ばなをくじかれたのは否めない。それでもコロナ禍が落ち着いたことで、制約は徐々に取り除かれつつある。陛下は国際親善を皇室の重要な活動のひとつと位置付けられている。↓

[抜粋]被害の訴えは、海外にも広がっている。台湾では、体調不良を訴えた約30人が、小林製薬の子会社を相手取り、損害賠償を求める集団訴訟を起こすという。
 事態は混迷を深めている。収拾するには、まずは迅速で的確な情報の公開が欠かせない。↓

[抜粋]株主が、業績や株価に向ける目は一層、厳しくなり、経営陣が容易に再任される時代ではなくなったと言える。企業は、株主の声に真剣に耳を傾け、緊張感をもって改革に取り組まねばならない。↓

[抜粋]藤井棋聖は同世代とのタイトル戦も増えるだろう。ベテラン勢も捲土重来(けんどちょうらい)を期してくる。年下の挑戦者もいずれ登場するはずだ。受けて立つ王者の道は厳しかろう。↓

[抜粋]サイバー、宇宙、電磁波など新領域での備えの必要性も叫ばれている。軍事は文字通り日進月歩の世界だ。自衛隊は有事に後れをとらないよう万全を尽くす義務がある。↓

[抜粋] 能登半島地震の発生から半年がたった。仮設住宅は、計画の7割が完成したものの、今も2000人以上が避難生活を送る。支援が必要でも避難所へ行かず、壊れた自宅に住み続ける高齢者も多い。↓

[抜粋]看過できないのは、入所者が試験を拒めない状況にあったことだ。隔離政策によって外部との関わりを断たれ、園長らの方針に従わざるを得なかった。「効果が出た気がすると、うそを言った」と証言した人もいる。↓

[抜粋]自衛隊の役割が強化され、活動分野も広がる中で、隊員の意識にも変化が生まれているのだろうか。旧軍との継続性を疑われる振る舞いに頓着しない傾向は気がかりだ。↓


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