苦手な家事を後回しにしない方法
専業主婦なので当然(?)だが、我が家の家事の9割以上はわたしがやっている。
それについてなんの文句もない。むしろ家にいていい環境を与えてくれている夫には本当に頭が上がらない。幸いわたしは家事をすることが苦痛ではないので家にいて自分のペースで家のことができるなんてラッキーだと思っている。
わたしの1日の流れとしては、
朝、夫のお弁当を作るために起床。その後朝食をとり洗濯物をまわす。洗濯物をまわしている間に掃除機をかけたり洗い物をする。その後洗濯物を干す。買い物に行ったり作り置きの料理を作ったり。そして夕方、洗濯物を取り込んで夕飯の準備をする。大体こんな感じ。(ただし、調子のいい日に限る!)
家事には大体ルーティンがあるのだが、どうしてもひとつ忘れてしまう家事があった。それは、「お風呂掃除」!!!!
なぜ忘れてしまうかというと、まずもって緊急性がない。お風呂に入る直前に洗おうが事前に洗っていようが影響が少ないから、というのがひとつ。もうひとつは、多分わたしがお風呂にさほど興味がないから。(笑)
そんなことある?と思うかもしれないが、他の家事、料理や洗濯、掃除などにはわたしなりのこだわりがあるのにお風呂にだけはない。だから、いつもお風呂の存在を忘れたり、後回しにしてしまうのだ。
世の一般家庭がどうかはわからないが、わたしの実家では一番風呂は父と決まっていた。
父が帰ってくるタイミングに合わせて母はお風呂を洗い、風呂を溜める。そして父は帰るなりまずお風呂に直行。父がお風呂から上がる頃に合わせて母は夕飯を作り、父が出てきたらみんなで夕飯を食べていた。なのでわたしの常識では「父親は一番風呂に入るもの」だった。「一番風呂」=「外で働いた人にしか与えられない特権」だったのだ。
ところが我が夫、頑なに一番風呂に入らない。
わたしとしては夕飯を食べたあと、夫がお風呂に入っている間に食器を片付けたりするものだと思っていたので、結婚してから夫に「いおりさん、先にお風呂入りなよ」と言われたときはとても驚いた。
前述したように、わたしはお風呂にあまり興味がない。長風呂はできないし、正直お風呂に入ること自体がめんどくさいと思ってしまう。でも入らないと気持ち悪いので仕方なく入っている節がある。
一方夫はというと、めちゃくちゃお風呂が大好き。超長風呂だし、入浴剤とかもちゃんと入れたいタイプ。
物件探しをしているときも夫の条件はただひとつ、「お風呂が広いところ」これだけだった。
お風呂が好きなら尚更、一番風呂に入った方が気持ちいいじゃん!と思うのだが、夫は絶対わたしを先にお風呂に入れるのだ。夫にどうしてか聞いても「なんとなく」としか言わない。多分何か理由があるんだろうけど多くを語るタイプじゃないし本人がそれで問題なさそうなので最近は夫に「先にお風呂入る?」と促すことすらせず、わたしが一番風呂をもらっている。
父が一番風呂に入ることが常識だった家で育ったわたしはいまだに「外で働いてもいないわたしが一番風呂をいただいていいのだろうか…」と思いながらお風呂に入っている。
夫の不思議なところは、一番風呂には入りたがらないのに積極的にお風呂を沸かそうとするところ。
帰ってすぐかご飯を食べ終わる頃に夫はいつも「お風呂洗ってある?」とわたしに聞いてくる。そこで大体わたしはお風呂を洗い忘れていることに気づく。そしてお風呂大好きな夫が「じゃあお風呂洗うね」とお風呂を洗ってくれるのだ。
もはや夫にお風呂掃除を完全に任せた方がいいのでは?と思わなくもないが、専業主婦のプライドなのか引け目なのか、いや、やっぱりちゃんと洗っておこうと毎回反省している。
そこでわたしは考えた。どうやったらお風呂掃除を忘れないか。考えた作戦は2つ。
① 必ずやるタスクとがっちゃんこ作戦
② ノルマクリアしないと休憩なし作戦
「お風呂掃除」という単体のタスクで考えると忘れたり後回しにしてしまうので、毎日忘れずに必ずやるタスクをやったらお風呂掃除も一緒にやる、という風にした。わたしの場合は「お米を研ぐ」。我が家は土釜でご飯を炊いているので必ず1時間以上洗ったお米を浸水しなければならない。「お米を研ぐ」というタスクをやったら次は「お風呂掃除」と決めることで「どのタイミングでやろう」をなくせた。
次の作戦は、①と合わせて使うのだが、「お米を研ぐ」「お風呂掃除」という2つのタスクを完了しないと休憩できない、というノルマを自分に課すことにした。先に休憩しちゃおう!と後回しにして結局忘れるということがなくなったのでこれもかなりわたしには有効だった。
これを始めて大体1ヶ月ほどだが、あら不思議!今のところお風呂掃除を忘れた日はない!やればできる!
他にももっと習慣化したいことはたくさんある。
たとえば洗濯槽の洗浄。月1回やったほうがいいのはわかっているのだが、その月1を忘れてしまう。
引っ越したら…次の家では…と毎回決意するのだができたためしがない。これもきちんと自分の中でルールを決めて生活できるようになろう。そうしよう。と毎回決意は一丁前にできるのだ。