『読んでいない本について堂々と語る方法』という本について読まずに堂々と語る私。
ついに、読んでる途中じゃなく、読んでない本まで出してきたぞ!コイツ。
はい、タイトルで出オチです。
『読んでいない本について堂々と語る方法』ピエール・バイヤール著
この本は、書店員おススメコーナーに置いてあった本です。
このインパクトが余りあるタイトルを見て「よし、感想文の〆はこの本で行こう!」と思い、あえて読まずに温めていたものになります。
まずは、あらすじ
マジで、本のタイトルとこのあらすじしか知らない状態で書いていきたいと思います。
確かに、本は読んでいなくてもコメントできます。しかし、それを無名の有象無象ではなく、有名な人が言ってのけて本にするっていうのが正しく“大胆不敵”ですね。あらすじによると”論壇の鬼才”だそうですが、何の人なのかよく知りません。
そもそも、この著者さんはどんな人なんでしょう?Wikiペディアで調べてみました。
アマゾンでも本の検索したところ、他の2つの著作も日本語訳されているみたいですが、今は購入できそうにありません。不覚にもちょっと面白そうな内容だったので少し残念。
内容を予想してみた
流石に、映画化されている作品を観て、本を読んだフリをしろ!とかしょうもない事を1冊の本にして売っているって事はないでしょう。・・・多分。
①作品に出合ったキッカケを書く
②作者の経歴~作品が作られた経緯を紹介
③どんな作品か予想をしてみる
④知っている部分や、あらすじについて述べる
⑤目次を読んで話の流れを把握する
⑥感想を書きやすそうな部分だけ読む
⑥結論の部分だけ読んで自分の意見をぶつける
⑦冒頭だけ読んで文章を解析する
というように、おそらくは、最終的に1文字も読まずに感想を書く方法ではなく、必要な部分だけを読んで書いたらいかがでしょう?みたいな事が書いてある気がします。
意外にも、『独学大全』と似たような事が書いてあるような気がします。
つまり、最初っから最後まで通しで読むことを”読書”と考えるとハードルが高いんじゃない?まずは、自分にとって必要な部分を本から抜き出すことから始めればいいのでは?みたいな。
で、①~③までこの記事で実践してみましたが、いかがだったでしょうか?
なんかトンデモコピペで廃れた~まとめ系の文章ってこんな感じでしたよね。
つまり、読んでなくても書けるけど
作品に対する愛が無いと(恐らくは)読み手にも伝わるぞ!って話です。
例えば、同じ読んでない本についてでも、『好きなシリーズの新刊予想』とかなら熱量を持って書くし、そういう文章なら読んでて楽しいと思います。
読書感想に一番必要なのは『作品への愛』。
文章量や文章力は二の次。それは、読んでいても、読んでいなくても、例えば完全には読みこなしていなくても、他人より深く考察できていないような気がしていても、言える事かもしれません。
なので、そこに愛があるのなら堂々と語ればいいのではないでしょうか。
とか、書いてあるのかしら?
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