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勉強ができるかなんてどうでもいい。
金井小羽です。
ええと、社会人2年目になってしまいました。
多分この時期って社会人1年目に向けた記事とかが多いのかな(知らんけど)と思ったのですが、もう何年も社会人をしている人の言葉なんて1年目くらいでは「ありがたいなあ〜」と実感できるに至らないんですよ。
私も会社の偉い人がリモートで新入社員の質問に答えますみたいな謎研修を何回か受けたけど、本当にありがたいなとか役に立ったなとか思うのにまだ全然至っていないわけで。
でも1年だけ先輩の、こないだまで新人だった2年目の言葉なら「ありがたい」まではいかなくても、ちょっとしたアドバイスくらいにはなるんじゃないかなと思って発信しようかなと思います。
まず、タイトルにある通り、社会人は勉強ができるかどうかなんてどうでもいいです。
大事なのは「ヨウリョウ」です。
いえば、要領と容量。
正直、大学生の時から勉強に関してはどうでもよかったんです。
私は勉強はそこまでできないけれど大学の成績はいい方でした。
大学の頃に必要だったのは要領の良さのみだったと思います。そんな私はいかに授業時間外の勉強時間を少なくするのかということを意識していたような気がします。
例えば当たり前だけど、授業に出る、授業を聞く、ノートを取る、授業中は寝ない、とか。
ある程度真面目にしていれば平常点を削られることはまずないし、もし休むことがあったとしても(私は出席点のない授業をコンサート行くからとい理由で休んでました悪いヤツですね)一緒に授業出ている友達が助けてくれます。ずっと休んでたり寝てたりしてノート借りてばっかの人に貸すのは癪じゃないですか。
基本ちゃんと授業には出席する、ちゃんと授業を受けるということだけしていれば大丈夫。
学部にもよるけれど私の学部は授業時間だけで充分に勉強時間が足りるものばかりでした。一つの授業で少なくとも90分は拘束されてしまうのだから、もうその時間だけでやらなきゃいけないことを収めた方が効率がいいじゃないですか。そして、もしものことがあってもお互いにノート貸し借りできる仲の子を何人か作ることが大切。
大学って授業で教授がポロッと言ったことがテストに出るし、レポートにその言葉を加えるだけで「この子ちゃんと授業聞いてる」感が出て評価上がったりするんですよ。真面目に過ごすのは90分だけでいいんだから、と私はとりあえず90分だけは真面目に過ごしていました。それでいいんです。
だけど、社会人って要領だけじゃなくて容量も必要だったんです…という話をします。(前置き長ェ…)
「容量」とは?
そもそも、私が言っている容量とは「心の容量」のことです。いわゆるキャパというか、精神的な余裕のことです。
膨大な業務をこなせるか、自分のことだけではなく周りのことに気を配れるか、だけではなく、精神的にさまざまなことに耐えられるのかも大切。
私には全くこれがない。元々、メンタルは弱い方だなというのはわかっていたのですが、想像以上に心が弱いんだというのを社会人になってから思い知らされました。
容量がないとどうなる?
容量のない私がどうなったか。
私は業務量を捌けなくて押しつぶされたというより、精神的余裕がゼロすぎておこる弊害が多かったです。
具体的に挙げると
・慢性的な体調不良
・朝になって涙が出てきて家から出られなくなる(家でも職場でも帰り道でも涙が出てくる)
・物欲がなくなる
・適応障害なのか躁鬱なのかなんなのか分からんが多分何かではある(スマホの検索履歴がそういう類の言葉で埋まる)
結果、人生が楽しくなくなりました。
そんな私、どんな1年目を過ごしたの?
こんなになってしまった心の弱い私はどんな1年目を過ごしこうなったのかを軽く紹介します。
私は研修が2ヶ月あったので正式に仕事に着任したのは6月でした。
6月、7月
わりと頑張ってた。ちゃんと習得しようと努力もしていたし、膨大な業務をできないなりにもこなしていたつもり。
8月
頭に転職の2文字がよぎり始める。この時はまだ、一生ここで働くっていう選択肢はないな…くらい。
9月末
前述した出来事(精神的に家から出られなくなる)が起こる。人生で初めての経験すぎて自分でもびっくり。ただ本当に泣き止まなかったのでマジで怖い。
10月
常に限界。ストレスで吐いてしまう。
11月
係が替わり多少マシにはなるが、今までの精神的な限界さや先輩の話を聞いて、来年転職しようと決意。
12月
マジで限界。毎日泣いてた。胃をぶっ壊し休む。1ヶ月まるまる鬱。
1月、2月
無理すぎて逆にハイになる。(多分危ない)
3月
どれだけ無理矢理に自分を鼓舞しても、何も私たちのためを思っていない育成方法のせい(心の容量がない私にはその育成方法を歩むのは精神的に無理でした)で1年間それなりに頑張って耐え抜いてきたことを全て無駄にさせられている気分になり、完全にやる気がなくなる。自分を奮い立たせる気もなくなる。
成長している実感が皆無。
ただの社畜製造マップに乗せられていることを実感して絶望。さあ転職、転職。
簡潔にいうと
1、2カ月で目が死に、3カ月で違和感、そして精神崩壊へ…という感じ。慣れるとか成長したとかそういうのが何にも感じられないまま2年目に。悲しいですね…。
ではどうしたらいいのか
私も教えて欲しいよ…と思うけれど、2年目なりに考えてみた結果を書いてみます。
要領
・優先順位をつける
・何時までに何をやるというタイムスケジュールみたいなのを自分の中で作る
・仕事中の隙間時間を活用してノートをまとめるなりなんなりする
・メモを絶対取る
・分からないことは溜め込まずにすぐ聞く(ただ周りの状況のことを多少は考えようね)
・猫をかぶる(いい子ぶる)
・とりあえず愛想良くニコニコする
容量
・ストレスを解消する何かを見つける(私にはできない)
・本当に無理な時は休む(私は現時点で2回やった)
・とりあえず3年、とか知らん。本当に限界を迎える前に転職する。
とりあえずこんな感じなのかな…と思ったけれど、いくら自分ができたとしても周りの環境によっては無駄になることもあるかと思います。
そういう人間関係があまりよろしくない環境でさえなければ基本的に大丈夫なはず…。1年目は頑張ってる感さえ出していれば特に何かキツく言われることはない、と思います。だって1年目だし。
これから1年目になる君へ。
全てが全て、みんながみんな、私が言ったような地獄を見る羽目になるのかというとそうではないと思う。
逆にもっと地獄を見ている人もいると思う。
ただ、就活していた時に聞いていたことと違うことは多少なりある。
「最初の3年は〜」と言われるけれど、そんなの知らん。そして3年以内に転職する人は全然多い。そりゃ3年いてみるに越したことはないと思うけど、若くてまだいろんな可能性を秘めた20代前半を精神を壊してまで耐える必要はない、と私は思う。
もし逃げたいけど就職しちゃったしなあ…と思っても、逃げ道はいくらでもあるので、一緒に耐え抜いていこう。
(なんか1年以内で辞めるとちょっとアレって思われそうだからなんか私は一応様子見しています)
あと、しばらくしたら同期と仕事の話をすることがあるかと思う。
その時に2パターンの感じ方があると思うんだけど、もし思い悩むことがあるようだったらこうしたらいいと思います。
まず、自分の方が仕事量が多くてキツいんだな…と思ってしまったあなた(私は完全にこっちでした)。
あなたは充分に仕事をしています。自分よりキツくない人たちはあなたより仕事をしていません。あなたはとても偉い。仕事をしているからこそ、周りと比べてなんでこんなに自分がキツイんだと病むんですよ。だからもう自分より楽そうな人とは暫く距離を置きましょう。喋っても意味ないですよ、だって分かち合えないんだもん、共感してもらえないんだもん。しばらくこのしんどさに足掻いているうちは苦悩を分かち合える人と語り合いましょう。私は今でもそうしているので。(訳:今でも足掻いています)
そして、自分は周りより全然仕事を任せられてないんだなと落ち込んだあなた。
ごめん、私はあなたたちの気持ちがわからない。だけど、仕事を任せられてないわけじゃなくて単純にちゃんと業務の割り振りが行き届いているから任されていないだけだと思います。仕事できないやつとか思われてないよ、まだ1年目なのにさ。だから落ち込まなくていいよ。しんどそうな人を見て自分はマシなんだなとそっと胸を撫で下ろしてください。マシとはいえどもしんどくないわけではないと思いますので、余裕があるうちに今の業務を完璧にこなせるようにしたり他のことも学びだしたりするのがいいんじゃないかな、、?
さて、ほとんど愚痴でしたね。アドバイスではなく愚痴ですね。
だけどまあ、あの、耐えてこ…。頑張ろ〜とか言えないです。だってみんなすでに頑張ってますからね…耐えてこ。
明日から本格的に社会人が始まることかと思いますが、逃げ場だけは用意して、思い詰めずに耐えていきましょう…。
そして私と同じく1つ年次を重ねてしまう皆様、本当にお疲れ様です。明日が来ないことを願っていますが、残念ながら来てしまいますので、一緒に耐えていきましょうね。
結局「耐えてこ」を連発する記事になってしまいました。
最近の若い子は…とか言われても、今は令和です。1つ前の平成でもなく昭和とかいう私たちが1秒も生きたことない時代の話してる人の古すぎる価値観なんて真面目に聞かなくて大丈夫です。だって生きたことないから分からなくて普通でしょ。聞き流していきましょ。
自分の人生なので、自分のために生きてこ〜!
というのを遠回しに自分に言い聞かせ、終わりにしたいと思います。
とてもネガティブな内容だったかと思いますが、最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
ペースはとても遅いですが、これからもいろんな記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
(あと、全然関係ないですが初めて目次機能を使いました。見返してみて、目次を使うほどのちゃんとした内容のある記事ではなかったな〜と思いましたが…。ま、使ってみたかっただけです。こういう便利な機能も少しずつ活用していこうと思います。)
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