あなたは私で私もあなた
井上陽水さんの「少年時代」
夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう
この曲が最近本当に身に染み入るように聞こえてくるようになった。
全てを言い切らない歌詞、余白だらけのこの歌詞が心地よくて、言葉の隙間に、少年時代の思い出を詰め込んで、僕だけの曲になってる。
好きな曲ができたとき、そのほとんどは曲を器として、思い出や憧れや信念みたいなものの受け皿として捉えていることが多くて、詰め込む量が多ければ多いほどそれが愛着に変わってる感覚がある。
好きになるのも自分次第だし、持った感想は自分そのものなんだと思う。
人間もそう。
音楽を好きになることとあまり変わらない気がする。
相手を好きになったりするのは憧憬、陰口を言うのは視点の欠如。相手をどう思っているかは、跳ね返って自分自身を明示してるのかも。
他人は自分を映す鏡。
自分はあなたで、あなたは自分。
南無阿弥陀。
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