一次創作短編連作小説『Secret Base』、もうだいぶ「地の文」は再掲しています。しかしながら、まだ多少残っている部分があり、それはサイエンスクラブ初代顧問・岸浪教諭と平成21(2009)年入学の聡介に関わる箇所になるだろうと。そこで、今回は岸浪教諭周辺の内容で未再掲のところをまとめたいと思います。主に着任から3年目と、他校へ異動となってから半年ほど後までの話。
聡介については、高2のときに学校で東日本大震災の大地震を経験しており、「来年度の部長は俺なんだ。しっかりしなきゃ」から福島県浜通りに住んでいた父方の祖父母に係るモノローグが……
正月を襲った大地震、大津波警報の発令、テレビでは能登地方からの中継映像にレポーター(アナウンサーかも)が「海から離れてください、ただちに逃げてください。東日本大震災を思い出してください」と連呼した元日の夕刻・・・一月近く経ち、少しずつ元の生活に戻り始めたところもあるものの、まだまだ遠く。
今この時期に出すのは筆者としてもどうかと思うので、せめてもう少し落ち着いた頃にと考えてます。。
前準備として…
サイエンスクラブOB・飛鳥は、クラブ顧問・岸浪教諭の恋人が非常勤職員として働いている学科へと進学する。
そして入学後に大学内で出会うこととなり・・・
同じくクラブOGである魅羽との件も出てくるのだけど、まぁ……
当時でさえ、だいぶ懐かし感が漂っていたフレーズ、「すったもんだがありまして」。15年も経ったら、尚更懐かしい(しみじみ)。
この後、大方の予想通りというか、魅羽は飛鳥の自宅へ押しかけ、彼の両親とも仲良くなって「足場を固める」ことに(笑)。
次の次の引用から効いてきます。
秋の文化祭へ行く前に、夏の話。
本文中に登場する本=参考にした本は、『366日誕生花の本』(瀧井康勝 著 三五館)。ちなみに、岸浪教諭がくぐり抜けてきた修羅場とは多分、学生時代に対決(?)していた物凄く忙しいカリキュラムおよび変人教授マッキーノであり(教諭の学生時代については、過去記事「拙作語り⑲」参照のこと)、付け加えるなら教員試験なのだろうと。。
現代ものの拙作では、割と登場人物の誕生日まで設定してることが多いです。物語上必要というか、物語の展開に大きく関わってくる場合もありますが(たとえば『古都異聞』:過去記事「拙作語り⑬」参照)、何となく決めてみたという場合が大半です。。
そして、岸浪教諭の着任三年目の秋。
教諭が文化祭打上げに卒業生だけでなく自身の婚約者・与恵も誘ったには、こんな経緯が・・・
「お互い隠し事はしない」とか約束したところで、きっと飛鳥は「言わずにおいたほうが穏便にいくだろうな」と黙っていることのほうが多く、結局守られないから最初から約束しないほうが良い気がした(爆)。
初めにそういう約束も無く「お付き合い」をスタートさせたのは、ある意味賢明だったのかもしれない(爆爆)。
それはさておき、文化祭当日。
という訳で文化祭が始まり。
昨年に続き、この年にも意外というか想像通りというかな来客が・・・
というわけで、咲良の兄・直樹は話題にのぼる程度なら前々から登場してはいたのだが、実際に台詞付で出てくることに。。
直樹としては、感謝の気持ちもあるのだろうけど、それより「家族でも面倒くさいと思う時があるような、こんな妹の指導を引き受けた奇特な生徒がどんななのか見てみたい」という好奇心もだいぶあっただろうと(笑)。満足したようで何より。。
そして何より、この兄は昨年、顧問に「お持ち帰りはさせるな」と言われていたメンデ(啓人)の目を盗み、カルメ焼きを持ち帰って妹に提供した人物であり。さすが前世(?)忍者だなと・・・笑。
文化祭打ち上げの話は過去に掲載済です(拙作語り㉕)。
予期した通りというか、岸浪教諭は異動となるのだが・・・
この年の秋。
岸浪教諭が仕事を終えて帰宅すると・・・
各部員+顧問の発表があった後・・・
実際に岸浪教諭が登場するのは、ここまでになります。
それにしても文化祭セクションの発表部分…年を追うごとに長くなり内容は難しくなり…頑張ったな当時の自分、と(自爆)。筆者自身が一番「お蔵は惜しい」と思っていますが(爆)、参考サイトのリンク切れが多数ありそうで怖いのとスマホ対応が難しいから放置です(爆爆)。PC閲覧前提ならばSSL対応のサーバにアップロードするだけですが・・・(それでも参考サイトのリンクは何とかせねばならない;)