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理由もネタも無い私がブログを書き始めたコトの顛末

ブログが書きたい。

しかし書きたい内容は特にない。
でも書きたいのだ。

この気持ちは、用途もないのに洒落た文房具を買いたくなるあの気持ちに似ている。

書きたいことが思い浮かばないので、なぜ書きたいのかを考えてみたが、それも特に浮かばない。

そんなコトに悶々としていたところ、社内で「技術ブログを書こう」という勉強会が開催された。

私は技術者ではないので技術ブログを書く気は無いが、何かのヒントになるかもしれないと思い、社内報の取材を兼ねて参加をした。ちなみに私の仕事はIT企業の広報だ。

タイトルにあるように、ブログのテーマが「技術」と据えられているので、テーマどころか"何のために"さえも定まっていない私にとっては、少し先をいく内容だった。

残念ながら私の悶々は解消されなかったが、「ブログが書きたい」という気持ちは更に高まった。

その翌日、とある媒体の社長インタビューに同席したのだが、そのインタビューの中で社長が言ったこの一言に、ハッとさせられた。

「『〇〇したい』って言った時に、周りから『何で?』って言われてうまく説明出来なくて諦めちゃうことってあるでしょ?でも、そんなの『やりたいからやるんだ!』で、いいんだよ

やりたいに理由はいらない…のか⁈

確かに、「好き」とか「嫌い」とか、そういう根源的な感情に論理的な理由はない。もしあるとすればそれは理由と言うより、条件や言い訳だ。そういう意味で、私の「ブログが書きたい」は損得ではなく、純粋な欲求なのかもしれない。

と、言うわけで私は「なぜ書きたいのか」を考えるコトをやめる事にした。

それでも私はブログを書き始めることが出来なかった。何が障壁になっているのか、自分でもよくわからない。

そのまた翌日、この記事を読んだ。

ホリエモンになぜ「自意識」を捨てられるのか聞いたら、汚い話になったけど勇気をもらった

この記事を読んで、自分がかなり自意識過剰な心配をしていると気付いた。

書いたものを読んだ人がどう思うか…
誰かが興味を持ってくれるモノを書けるか…

誰かに何かを伝えたい訳でもないのに読んでもらう前提、その内容を覚えていて貰える前提のこの心配。自意識過剰にも程がある。捨てよう。今すぐ捨てよう、この過剰な自意識を。

そんなこんなで3日連続ブログの神様に背中を押され、私の「ブログが書きたい」という想いは叶えられた。

このあと継続できるか否かは、神のみぞ知る…

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