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『AMNESIA LATER×CROWD for Nintendo Switch』感想


☆あらすじ


LATER:NEW WORLD 主人公に決まった恋人がいないもう一つの平行世界を舞台にしたストーリー。
AFTER STORY 『プロポーズ』をテーマに描かれる『AMNESIA』のエンディング後のラブストーリー。
WAKASAN WORLD 主人公が記憶を失う3ヵ月前に起こった、冥土の羊の店長・ワカとの物語。
GIRLS PARTY サワ、ミネ、リカによるガールズトーク。
ORIONオリオンの記憶を失った主人公が、思い出を取り戻す物語。
CROWD:SUSPENSE 主人公と『彼』の視点で描かれるサスペンスストーリー。
WORKING ミニゲーム。
LOVE 『AMNESIA LATER』エンディング後の物語。

☆スタッフ


・企画プロデュース:島れいこさん
・ディレクター: LATER 東中ルミエさん 
         CROWD 山口みきはるさん
・シナリオ: LATER 望月柚枝さん、果村なずなさん、株式会社ラン
アンドガン
CROWD 水澤ななさん、果村なずなさん、有野幸さん、
雪川るみさん、月海りせさん

☆MUSIC


LATER
・OP: 「始まりの記憶」 織田かおりさん
・ED: 「永遠の一秒」 織田かおりさん
メインテーマ: 記憶の蛍
CROWD
・OP: 「暁のバタフライ」 織田かおりさん
・ED: 「君と愛になる」 織田かおりさん
・WORKING ED: 「君と一緒に」 maoさん

☆主人公


・主人公


ある日、突如として『自分』に関わる全ての記憶をなくしてしまった女の子。自分と関わりの深い『彼』の言動を手掛かりに記憶を取り戻そうとする。
記憶も戻ったし、オリオンもいないので、本編より自我もあるし、自己主張もするので良かった。性格は世界ごとに少しずつ違っていて、そこは本編と一緒だけど、一貫して控えめではある。最近よくある主張強め、自我強めって感じではないかな。そしてやっぱりトーマ√の主人公が一番好き。

☆攻略対象と感想


・シン (CV.柿原徹也さん)


父親が殺人を犯したため周囲から疎外され年に不似合いなほど冷めてしまっている主人公の幼馴染。感情的になることはほとんどないが、1度内側に入れた人間には情の深いところも見せる。
レイター:ニューワールドではもう本編始まった感じだし、シンの√の終わり方が一番好きやった。アフターストーリーでは幼なじみという良さが出ていたというか、家族ぐるみの幼なじみ良いよね。シンの前にやったのが年上組だから、等身大の恋愛可愛いかった…。主人公がサワと帰ってしまうという悪手もあったから、「……おまえに会いたかったんだよ」があまりにも切実で本当に好きです…。シンが結構積極的で良きだった。キススチル率も高かったしね。「昔も今も、オレはおまえが好きだ」ってシン…クールなシンが言っちゃうこの言葉良かったですね。最後は主人公も頑張って一歩踏み出していたし、幼い頃の約束だって本物の指輪渡すラストもスタオベものだった。
クラウド:サスペンスは割と誰もが良いな~って思っていたけど、シンのも例に漏れずでしたね。「でも、生きてた。しゃべってた。オレの言葉で安心してた」っていう言葉が好きだったし、シンは基本的に頼もしいんですよね。この√、トーマの口から「あいつを助けるのは、昔からおまえの役目なんだろう?」とか「でも、その役目はシンのものだし」って言葉が出たのしんどかったな。というのはさておき、瓦礫とっぱらってきたシンのスチルとても良かったですね。「約束通り、助けにきたよ」、「会いたかったよ」がアツいですね。シンのサスペンスはハピエンも良かったけど、バドエンもとても好きだったんだよな。ウキョウにやられて、「オレは……オレは、おまえに……もっと……」からの「愛してるよ」からの「もっと、もっと大事にしてやれ、ば、よかった」っていう言葉が苦しいけどとても良かった。そしてそれは主人公に届かないという…。ミニゲームはシンのゲーム思ったより難しくて腱鞘炎になりそうだったわよ。シンがずっと可愛いかったね。ラブでは、シンの「オレを男扱いして」にやられたけど、それより何よりあの主人公から「襲ってもいいよ」発言いただきましたのが一番びっくりしちゃったよね…。シンが検察官でトーマは弁護士になるっていう対比がもうさ、やばい。あとあの主人公が(またかい)、シンからの結婚の申し出に即答するし、そこのタイミングでオリオンが見えるっていうのが激アツ演出。

・イッキ (CV.谷山紀章さん) 


『目』が合った異性は『誰でも恋をしている気分にさせてしまうという特異体質を持つ大学生の青年。誠実な付き合いをすることをあきらめ、刹那的な享楽に身を任せている遊び人だったが…?
一つ言いたいんだけどやっぱり好き男ですね。ありがとうイッキ。大好きです。
レイター:ニューワールドでは、恋がどういう事なのかを「それを、君が教えてくれる……?」で倒れた、拝んだ。ありがとうございます。しかも「月が綺麗だね」をぶっ込んできて、なんというかイッキらしくて好きです。アフターストーリーに至っては7月から話が始まって発狂しそうになりました。本当にありがとうございます。主人公がFCとイッキが一緒にいる所を影から見ていたという尊さ。健気すぎるよもう…。からの「好きになったらきっと泣く、簡単に好きだなんて言えない」って本当にそうですよね!この苦悩ですよね。この記憶喪失の前のストーリーも見せてくれて感謝です。からの同棲ですからね。良い響き。本編がアレだったから本領発揮したイッキ本当に強かった。真面目で頼る事が苦手な主人公に「頼っていいんだよ」って自分から甘えさせようとするなんて悪い男…。でもそういう所が好き。主人公は主人公でお揃いが欲しいとか健気な所があって可愛いかったです!レイターでは主人公が一歩進もうとする感じとか、それをイッキが受けとめようとしている所が導くてとてもとても…。そして目が原因で家族とも縁が薄くて孤立した生活を送っていたっていうイッキの過去が暴露されてなるほど~!ってなった。そういう背景があったからこそのよりどころが見つかって良かったよほんと…。そんなイッキが主人公との未来を掴むために主人公の父親に土下座したり、「僕と一緒に生きて」は泣く…幸せになってね。しかも一足早く結婚式挙げてますしね。ありがとうございます。
クラウド:サスペンスはまだ付き合っていないイッキ主を久しぶりに見られて最高だった。くっつく前の2人も好きなのでね。なんかやっぱり推しCPが窮地に立たされるの良いですね(最低)。「僕を信じて、僕だけを見て」っていう言葉があまりにもイッキでより好きになりました。どちらか一方が残らないといけないっていう究極の選択の中でイッキが残ることを選んで「バイバイ。本気でキミのことが好きだったよ」言うていく所があまりにもイッキ…ズルい男…でもそういう所が好き。2人して助かって良かったね。ミニゲームはやりやすい難易度だったし、動揺するイッキが見れたのとてもありがたかった。ラブについてはレイターで結婚式まで挙げていたからどうするんだろうと思っていたら、ワクワク職場ライフ送るの楽しかった。主人公にイッキの目の力が効くようになってからも、「好きだから……大好きだから……目のせいでもちょっとくらいおかしくなっても、それは変わらないから……」ってあの主人公が言っちゃうわけよ!成長すぎるし、それに対してのイッキが「僕は、君を手放したら壊れるかもしれない」っていうのが大優勝でした。子どもの話とかをするのも、さすが一足先に結婚式挙げている男は違いますね。

・ケント (CV.石田彰さん)


常に俯瞰目線で物事を見ようとする、数学科の院生。理屈で割り切れない現象を面白がる傾向があり、周囲の人間やその感情を観察対象にしている。
レイター:ニューワールドで浴衣の主人公にメロメロなケント面白かった(笑)まあ主人公の浴衣装可愛いからわかるけどね。「もう一度君に蛍を見せることができれば、同じように笑ってくれるかもしれないと思った」っていう心がけはとてもすばらしかったですね。主人公を森に置いていくのはやめましょう。アフターストーリーではすぐに「私が君に会うのを待ちきれなかった」っていうデレ全開で何よりでしたね。素直だった。ケント一家と食卓を囲むのも面白かったし、結婚の話が出るのも面白かった。どこまでも効率重視一家で強烈でしたね。割と会話が夫婦だし、ケントが思っていたより結婚を意識していたのは意外だった。「将来的には正式にプロポーズするつもりではいる」とか言うし。ロンドン行く前の前日譚って感じで本編の余白を埋めているのも良かった。「誰よりも愛している。世界一大切な女性だ」ってもうケントって振り切ったら気持ちを真っ直ぐ伝えてくれるよね。
クラウド:サスペンスはケント頼もしかったですね。サスペンスっていうか割とホラー寄りだなとは感じたけども。主人公のために必死に走る姿が良かったし、「君に何かあれば、私は一生自分を許せなくなるところだった」っていうのがケントらしいよ。本当、サスペンスありがとう。ミニゲームターンでは「私は深く考え過ぎてしまいがちだが、君は物事を柔軟に捉えることができるのだな」って思わぬ所で主人公評が聞けて良かったです。ラブでは父親への対応を練習する2人がとても可愛いかったし、ちゃんと主人公の家族の前で「何より私が傍で彼女を支えたいのです」って言えて安心した…。いやまあケントは大人なのでね…。ていうかふと思ったけど島さんプロデュース作品の主人公、家庭環境複雑な子多い気がする…。個人的に「別れた後、何度か振り向いてみたことがあったんですけど、いつも私はケントさんの後ろ姿を見てました」からの「君は知らないだろうが、私も別れてから振り返り、君の後ろ姿を見ていたことがある」ですよ!今となっては思い出として語れるかもしれないけど、何その切ない話…って感じよ、こっちは。最終的には主人公も日本人学校の先生になりたいって夢を見つけてとても前向きなエンドだった!

・トーマ (CV.日野聡さん)


兄のように近い距離で主人公を見つめ続けてきた主人公の幼馴染。シンの幼馴染でもある。大学生。親切で優しいが、主人公を守りたいという気持ちが強いあまりに常軌を逸した行動をとることも…?
レイター:アフターストーリーで改めてトーマ√の主人公が強いと感じました。トーマにカレーを作ったりして献身的というか好きな人を喜ばせたいっていう気持ちが溢れているし、トーマが添い寝してくれた時の主人公の嬉しそうな顔見ました!?だというのに「別れたいなんて私から言うわけがないのに、トーマには伝わらないのかな」って不安になるの、私が横から援護射撃したい気持ちだった。あと起きてすぐに「……トーマ?どこ……」って探す主人公可愛いし、まあこんなに可愛いかったら檻に閉じ込めたくもなるよな…って思うなど。トーマは「やっとおまえは、俺の一番大事な人になってくれた」って言っていたけど、正直やっとトーマが主人公の彼氏になってくれたって感じですよ。あとですね、「みんな、どうやってこの寂しい気持ちを乗り越えるんだろう。どうやって、大好きな人に手を振って家に帰るんだろう」って悩む主人公が可愛い大賞受賞です。本当に可愛いかった。
クラウド:サスペンスでは「おまえの様子、明らかにおかしいだろ」ってシンが気づくっていう(笑)さすがシン。もちろんトーマの√なので見つけるのはトーマなんだけど、一緒に閉じ込められてしまう本末転倒具合…。2人で抱きしめあって暖をとるスチルが好きです!そしてよく見つけてくれたシン。ヒーローすぎる。そしてもう1つ恐ろしいのが、これトーマが主人公を監禁する前の出来事なんよ。「でもこうでもしないと、またおまえは出ていっちゃうんだろ?」とか「頼むから、俺の前から黙っていなくなるなよ……」ってもうほのめかしてますしね…。怖…。トーマのミニゲームは普通に電車使ったし、オカン気質発揮していた上に「やりだすととことん凝るタイプ」っていうめんどい気質もご披露くださいました。ラブではまあ当たり前に主人公が強くて、トーマは元々優しすぎるのかなと思ったので主人公から「これからはもっと我がままになってもいい」って言われて嬉しかったんじゃないかな…。シンとの違いもここにあると思う。「だって、私の未来はとっくにトーマのものだもの」っていう主人公強くない?強いよね?強いと思います。結婚できて良かったよ、ほんと。

・ウキョウ (CV.宮田幸季さん)


どこにでもふらりと現れる奇妙な青年。主人公に警告めいた言葉を発したり、突然温厚な性格が一転して粗暴になり主人公に危害を加えるような行動をしてきたりする。
レイター:ニューワールドでは裏ウキョウが主人公の浴衣に見惚れていたのか?ってシーンもあって新鮮だったし、蛍見られて本当に良かったねの気持ち。アフターストーリーでは「どうかまた明日、笑顔の君に会えますように―」とか「朝目が覚めても君と付き合ってるのは夢じゃないんだって思えるから」って、言葉の重みが違うのよ。本当に良かった…。ウキョウはズボラだけど裏ウキョウが几帳面なの新しい所が知れて楽しかったし、裏ウキョウからの「オレもずっとオマエが欲しかった」ってまさかのことを言われて驚いた。オリオンが主人公を助けてくれたの本当にエモかった。「俺と同じように……オレも、君を愛してるよ」とか「愛してるよ。俺も、それからオレもね!」っていう言葉からもわかるように、ウキョウはもちろんのこと裏ウキョウにも信頼されて愛されるの本当に嬉しかった。裏ウキョウも好きでした。
クラウド:サスペンスではルカが顔は結構好きで楽しみにしていたんだけど、シスコントンチキ野郎ですぐ冷めちゃった…(ヒドい)。シスコンなのは良いんだけど、主人公に矢印が向かないシスコンは申し訳ないけど興味がないので…。気づいたら「なにこの人」ってガチトーンで言っちゃったよ。この世界のリカがまともな人で本当に良かった。「俺は、今度こそ願いを叶える。たとえ引き換えに俺が死の運命を引き受けることになってもね」っていう言葉、本当ウキョウさん…って感じです。ルカの勘違いのせいでここまで振り回されたけどウキョウが助けてくれたのでオールオッケーです。ミニゲームはすっごい難しかった。なぜ…。ウキョウだから障壁でかかったのかな…ひどい…。ラブではウキョウがカメラマンの仕事してるの新鮮だった。一応職業カメラマンのはずなんですけどね。「俺も『オレ』も……君のことが好きなんだよ。狂おしいほど……君だけを」って言葉が好きだった。ラブでは裏ウキョウが独占欲を見せてきていて、「オマエと関わる時間が増えれば増える程……オマエにもっとオレを見て欲しいって……」もそうだし、「そうだな。許されるなら、オレはこれからもオマエといたい。それでオマエを幸せにしたい」で耐えられなかった…好き…。そしてウキョウも主人公も裏ウキョウを手放すわけじゃなく受け入れるの最高だった。良かった…。結婚式スチルもとても綺麗でウチョウと裏ウキョウの2人分の指輪をはめているのが尊かった。

・その他


オリオン√がとにかく良かった。私の相棒…。主人公と同じマンションに住み始めるのがまず拍手だし、バラを贈ってくれるし。主人公がオリオンのこと思い出してくれて良かった。「君だったんだね。オリオン」は感慨深い…。バースデーパーティーでまたしても涙腺だめだったし、「この世界とそれ以外の世界のみんなにありがとうって伝えたかったんだ」って言葉本当にありがとう…こちらこそありがとうだよオリオン。

☆総評


本編が重めの内容だったからか、レイターについてはかなり甘くて、幸せな日情を見ることができて心穏やかに進めることができた。オリオンの√があったのもとても評価高い。本編でとても泣いたので。イッキの√で顕著だったけど、“結婚”が意識されたりしていてニヤニヤが止まらないですこっちは。一歩進んだ関係の彼らを見ることができて感無量です。オリオン不在で主人公の自我がどのくらい発揮されるか不安だったけどそこは杞憂で安心した。クラウドについては、これぞアムネシア!って感じのサスペンス色があって楽しかった。やっぱりこういうハラハラドキドキがあるストーリーがより好きなんよね…。男性キャラ目線のストーリーもあって、個人的にはそこが嬉しかった。バッドエンドもあったし。クラウドのおかげで攻略キャラ全員の結婚スチルも見れて、これは割と破格の好待遇ではないですか!?ゲームの良くなかった所というよりは、ルカがね…攻略したいくらい顔が好きだったけどあの感じだったから残念でしたね…。残念でした…。まあ私にはイッキがいるからと言い聞かせてました。

☆攻略順


ケント→イッキ→シン→トーマ→ウキョウ

☆CERO


C (15才以上対象)


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