8-7 血液凝固系に作用する薬
血液凝固系血管が傷つき、出血したとき、数分後には、止血しています。今回は、この血をとめる働き、及び、それに関連する薬を説明します。
止血のための反応は、2つの段階が存在します。
第一段階は、出血部位に血小板が凝集し、一次血栓を構成する過程です。血管に傷がついて、血小板が血管内膜と接触すると、これを引き金に、血小板凝集が活性化され、固まっていきます。
第二段階として、さらに強固な血栓を作るため、血液凝固反応が働きます。血管内膜との接触などを引き金にして、局所で血液凝固反応が