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ネットワークストリーマー導入! 【Wiim Pro】


始めてネットワークストリーマーというものに手を出した。

これまでサブスクの音源はPCからUSB DACを経由して再生していたが、
毎回のPCの接続を無くし、遠隔での操作をしたいということから購入を決意。

購入したのはLinkplay TechnologyというメーカーのWiim Pro

Wiim pro本体


これは昨年登場し、その¥20,000という安さから話題になっていたもの。Proとついてるからにはその廉価版のMiniもある。ProもMiniもハイレゾ(24bit, 192kHz)に対応していて、その差は接続端子とプロセッサとなっている。Proにはアナログの出力がついているので、より多くの機器との親和性が高い。また、Pro plusは内部DACがPro、Miniよりも高性能になっているなど、いくつかのバリエーションがある。しかし、内部DACを使う予定がなければ3機の間で音質的な優劣は無いようにみられる。

とはいえ、今まで購入に踏み切れなかったのには大きな理由がある。
それはApple musicに非対応であることだ。
「じゃあApple musicに対応したものを買えばいいじゃない」となりそうだが、ここが非常に考えさせられた点で、ここについては次回あたりで詳しく書こうと思う。

使ってるシステムについて

今までは、PC(MacBook Air m2)->DAC(SMSL m300)->アンプ(pioneer SA7000)->スピーカー(JBL 4428)の構成でApple musicを再生していた。この中でPCとWiim proを入れ替えるように導入。つまり、Wiim pro内部のDACは使わず、ネットワークトランスポートのような使い方をしている。また、Apple musciは使えないので代わりにAmazon miusic unlimitedで再生することにした。

Wiim proレビュー

音について

本機はビットパーフェクトという機能を搭載しており、再生している音源に対して曲単位でサンプリングレートとビットレートを自動的に合わせながら出力が行われる。アルバム単位で再生している時には曲間でサンプリングレートが変化することはないが、プレイリストなどで再生している場合には曲間で変化する可能性がある。つまり良い機能ではあるのだが、サンプリングレートを切り替えた際にノイズの発生するDACにつないで使用するとかなり邪魔な機能になる可能性がある。ちなみに今のところオフにすることはできない。

いろいろ書いてしまったが、ハイレゾ音源を再生するとそれ相応の情報量や音間のつながりをしっかり体感することが出来る。従来の環境(Mac)と比較しても音に大きな差はなく、利便性が向上しているのでとても良い。

使い勝手

ここが本機の非常に驚かされた点で、アプリの出来がとても良い。現状ではPCやMac用がBeta版であることを除けばほとんどのデバイスで利用することが出来る。曲の検索や再生は他のアプリと遜色なくできる他、音量も段階が無く、リニアに調整することができるため、高能率なスピーカーとでも問題なく使える。弱点を強いて言えば、本機には電源スイッチがなく、使用をやめてから一定時間が経つとスタンバイモードになり、次にアプリから再生などの指示が入ると起動して再生が始まるのだが、この起動から再生までに少し時間がかかる。ただ、あくまでBluetoothスピーカーなどの接続の速さと比較すると少し気になるといった程度である。

最後に

ここまで弱点も含め書いてきたが、現時点でトラブルもなく、総じてとても満足している。本機はRoon Ready機でもあるので、家で眠っているCDもいつかリッピングして再生できる環境を整えたいと思う。また、このような新しい機器の登場によってオーディオ界隈に少しでも人口が増えると良いなとも思う。

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