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働く男と肉と米 難波 多平

こんにちは。こんばんは。
人生の記憶の切れ端にあるものを
忘れないためのログ第六回目。

多平

「日本人は米食わねぇと駄目だぁ~」どこかの現場でおっさんが言った。
白ごはん、私は大好きである。以前、ガラにもなく炭水化物抜きだとかを気取って、白ごはんを食べないで、仕事をしばらく続けていた時があった。
確かに体重は減るのだが、
なんというか「腹に力が入らない」感覚に陥った。
これではイカン!と思い考え直した結果、今では無事、昼ご飯には、白ごはんを食べるのが習慣となっている。
今回から昼ご飯で「白ごはん、うめぇ!」となったお店の紹介をしたい。
第一回目は難波の焼肉屋 多平。仕事で大阪に行った際に、昼ご飯で立ち寄ったお店。
いっとき「裏なんば」に、「丑寅」だとか、「桝田商店」だとか、良い立ち呑み屋が多いので、開拓しており、隣の人と「お一人様でも行ける店」の話が盛り上がり「お一人様焼き肉の聖地」と、教えてもらったと記憶している。(ふたつの立ち呑みも良いお店)
午前中の稼働立会いが終わり、腹も減っている。さっそく教えてもらったとおりに、高島屋近くの国道1号線の裏路地を目指す。ザ昭和な面構えの焼肉屋が見えてきた。

昔の焼肉屋の面構え

引き戸を開けると13時をまわっていて、ランチタイムは終わっているはずだが、ほぼ満席で煙はモクモクだ。
突然、ゴミ袋を渡され「バックと服入れる用」と指示があったので放り込んで着席する。
カウンターに座ると雑然とした中でホルモンからロースなど肉の部位の白い札のメニューがかかっている。その下の黒板には、
「本日のお米」としてつや姫(山形)晴天の霹靂(青森)ゆめぴりか(北海道)ブレンドして使用しています。と記載されている。
接客は無愛想であるが、まぁ昭和昭和。ということで問題なし。肉は部位ごとの塊から都度切り分けで提供している模様である。まずはキムチとビールを注文して整える。
そうして、白ごはん用に上タン塩とハラミその他ホルモンを注文したと思う。

上タン塩

職人気質な親父さんが肉を切り辛めのタレに絡めて供してくれる。
網の劣化なのか自分の焼き方が下手なのか肉はうまいこと焼くことができなかったが、肉質は、十分で厚みもかなりあった。

網焼き

特筆すべきはやはり「米」肉と米のループが止まらない!米泥棒!

ブレンド米

〆にロースも注文したが、霜降り具合は上ロースと言ってもおかしくないようなものであった。
仕事で疲れたあとには、パワーチャージのため、肉と米が食いたくなるのである。昭和な雰囲気を味わいながら肉と米を食らうにはこの店は間違いない!そこも含めて「味」であると思う。今度は、夜に再訪したい。

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