マガジンのカバー画像

空間AI白書

10
AI×建築の実験記録をまとめた「空間AI白書」の各章をまとめたマガジン。
運営しているクリエイター

#空間

空間AI白書 - 導入編

AIの波が建築業界にも徐々に広がっているようなのですが、それに伴って「情報のキャッチアップを始めているけど、何かやろうにもどこから手をつけていいかわからなくて困ってます。」という声を聞くようになりました。 ということで、これからAIについて学び始める建築業界の人向けに、AIの取っ掛かりで知っておきたい概要についてまとめようと思います。 AIに関する基礎理解まずはAIそのものについて理解しましょう。ついつい建築の実例を知りたくてなって、AIの理解は飛ばしてツールを触ったり、

空間AI白書 - 活用編その1

MidjourneyやStable Diffusionを筆頭に、昨年の夏から爆発的に広まってる画像生成AI。昨年の夏も少しいじって下記のnoteを書きました。 そこから数ヶ月… 「添景以外でももっと空間デザインで画像生成AIを活用できるはず。」そう思ってここ数日色々と触ってみました。思った通りでした。まだまだ先は長いですが、ひとまず現段階でできることをまとめたのがこのnoteです。最下部に募集のお知らせもありますので、ご一読いただけると嬉しいです。 空間AI白書(β版)

空間AI白書 - 施設プロンプト編

建築の画像生成をする際の手引書として、用途別の建築画像を出力したものをまとめました。画像生成AIの肌感を掴むために、個人的に一通り生成してみたものなのですがせっかくなんで公開します。画像生成の参考にどうぞ。 AIが学習している要素を知っておくAIで画像生成する際に、ある言葉にはどんな要素が含まれているのか? つまり、どのように学習されているのかを理解しておくことが重要です。 例えば「House」だと下記のようなが画像が出力されます。 「house interior」の場

空間AI白書 - AIサービス一覧編

建築系にむけたサービスもたくさんでてきたようなのでまとめておきます。 Rendery内装写真やスケッチをベースに好みの素材やスタイルを指定することでパースを製作できるサービス。高精度レンダリングが簡単にできる。 Vectorizer AI画像をベクターデータに変換してくれるサービス。画像生成AIで出力した画像をベクター化できるのでillustratorなどで編集できるようになる。 REimagineコントロールネットの簡易版サービス。画像をアップロードするとそれに近いイ

プロンプトハッカソン振り返りレポート

5月16日(火)に日建設計さんの本社ビル3Fにある共創の場「PYNT」で、DDLチームのみなさんと建築×AIのイベントを開催しました。AIのイベントを自分で開催するのは初だったのですが、DDLの皆さんとPYNTの運営の皆さんのおかげで無事開催することができました。感謝です。会は想像を超えて盛り上がり、せっかくなのでその記録を簡単にまとめてみました。 イベントの様子当日の様子はこのような感じ。爆速で無くなってしまったチケットを獲得した60名の皆さんが当日キャンセルほぼなしで参