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自分を幸せにするコツ。それは、自分の基本的欲求を知ることです。


1.イントロダクション

幸せとは、人それぞれ違うものですが、自分がどのようにすれば幸せになれるかという道筋が明確になることで、人生をより充実させることができます。選択理論心理学は、ウイリアム・グラッサー博士が提唱した理論で、私たちの心の中にある5つの基本的欲求を理解することで、より幸せに近づくことができます。
この記事では、選択理論心理学とその基本的欲求について解説し、自分の欲求を見つける方法と幸せになるためのアプローチについて紹介します。

2.選択理論心理学とは

選択理論心理学は、ウイリアム・グラッサー博士が提唱した心理学の理論です。
この理論は、人間の行動や感情が、5つの基本的欲求を満たすことを目的として行われると考えられています。
選択理論心理学によれば、自分がどのように行動すればより幸せになれるかという道筋が明確になります。

2-1.グラス博士とその理論

ウイリアム・グラッサー博士は、アメリカの心理学者で、選択理論心理学の創始者です。
彼は、人間の行動や感情が、自分自身の選択によって決まると主張しました。
彼が提唱する選択理論心理学は、自分の欲求を理解し、それを満たすことで人生がより充実すると考えられています。

3.基本的欲求の5つの種類

3-1.生存の欲求


生存の欲求は、生命を維持し、安全を確保するための欲求です。
これには、食べ物や水、適切な睡眠、健康な身体などが含まれます。生存の欲求が満たされることで、私たちは安心して日々の生活を送ることができます。

3-2.愛・所属の欲求


愛・所属の欲求は、人間関係において愛情や友情を感じ、他者とつながることを求める欲求です。
家族や友人、恋人、同僚などとの良好な関係を築くことで、私たちは心の安定を得られ、自己肯定感が高まります。

3-3.力・価値の欲求


力・価値の欲求は、自己実現や達成感を感じることを求める欲求です。
この欲求は、自分の才能やスキルを発揮し、目標を達成することで満たされます。力・価値の欲求が満たされることで、自己効力感が高まり、自己肯定感が向上します。

3-4.自由の欲求


自由の欲求は、自己決定や選択肢を持つことを望む欲求です。
独立性や自主性を重視し、自分の意志で行動や選択を行いたいという願望があります。自由の欲求が満たされることで、ストレスが軽減され、充実感を感じることができます。

3-5.楽しみの欲求


楽しみの欲求は、人生を楽しむことや、遊び心を大切にする欲求です。
趣味や娯楽、人間関係での楽しい時間など、心身のリラックスや喜びを感じることで満たされます。楽しみの欲求が満たされることで、ストレスが緩和され、幸福感が高まります。

4.自分の基本的欲求を知る方法

自分がどの基本的欲求を重視しているかを知ることで、自分にとっての幸せへの道筋が明確になります。次のステップは、自分の基本的欲求を知る方法を学ぶことです。

4-1.自己分析


自分の基本的欲求を見つけるためには、まず自己分析を行うことが重要です。自分が何に喜びを感じるのか、何を大切にしているのかを理解するために、以下の方法を試してみましょう。

・自分にとって幸せな瞬間や、達成感を感じた経験を振り返る
・ジャーナリングや日記を通して自分の感情や価値観を記録する
・自己評価や性格診断テストを利用して自己理解を深める
・身近な人に自分の特徴や強み・弱みを聞く
これらの方法を通じて、自分の欲求がどれに当てはまるのかを把握し、自分がどのような行動を取ることで幸せになれるかを理解していくことができます。

4-2.日常生活での実践


自己分析の結果をもとに、日常生活で自分の基本的欲求を満たすための実践を行いましょう。以下は、それぞれの基本的欲求を満たすための具体的な方法です。

・生存の欲求:健康的な食事を摂る、十分な睡眠をとる、適度な運動を行う
・愛・所属の欲求:家族や友人とのコミュニケーションを大切にし、新しい人間関係を築く
・力・価値の欲求:スキルアップや自己啓発に励み、目標達成に向けて取り組む
・自由の欲求:自分の意志で選択や決断を行い、独立性や自主性を保つ
・楽しみの欲求:趣味や娯楽に時間を割く、新しい経験や冒険を楽しむ
日常生活の中でこれらの方法を試し、自分の基本的欲求を満たすことで、幸せに近づくことができます。

5.私の体験談

私は以前、仕事に追われる毎日を送っていまして、自分の欲求を満たす時間がなく、どんどんストレスが溜まっていくことを感じていました。
そんな時、選択理論心理学に出会い、自分の基本的欲求を知ることが、幸せへの近道であることを知り実践してみました。

まず自己分析を行い、自分の欲求がどれに当てはまるのかを探りました。
分かったのは、私が力・価値の欲求と楽しみの欲求を強く持っていることでした。この発見をもとに、日常生活で意識的にこれらの欲求を満たすように努めました。

力・価値の欲求を満たすために、仕事以外でもスキルアップを図ることにしました。料理教室に通い始めた私は、次第に自分の作る料理が上達し、家族や友人からの評価も上がることに喜びを感じるようになりました。

また、楽しみの欲求を満たすために、週末はアクティビティに参加するようになりました。例えば、友人たちとキャンプに行ったり、ボルダリングを楽しんだりしました。これらの経験が私にとって新鮮で刺激的であり、日常のストレスから解放されることができました。

自分の基本的欲求を知り、それを意識的に満たすようになってから、私の人生は大きく変わりました。ストレスが減り、毎日が充実していくことを実感しています。この経験を通じて、自分の欲求を理解し、それに基づいて行動することが、幸せに繋がることを確信しました。

6.まとめ

自分を幸せにするコツは、自分の基本的欲求を理解することです。選択理論心理学によれば、私たちには生存の欲求、愛・所属の欲求、力・価値の欲求、自由の欲求、楽しみの欲求の5つの基本的欲求が存在します。これらの欲求は、人それぞれ異なるバランスで存在し、自分がどの欲求を大きく持っているかを知ることで、幸せになる道筋が見えてきます。

自己分析を行い、日常生活で実践することで、自分の基本的欲求を見つけることができます。私自身もこの方法で自分の欲求を理解し、それに基づいて行動することで、ストレスが減り、充実した毎日を過ごすことができるようになりました。

この記事を通じて、選択理論心理学の基本的欲求を理解し、自分自身の欲求を見つけてみてください。それを満たす行動を意識的に取り入れることで、より幸せな人生を送ることができるでしょう。


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