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これからの若手社員の育成 「社畜」を作らない精神形成を目指して

私の会社では、今春数名の若手女性社員が退職する。色んな理由があるが、残念ながら経営者層のハラスメントが存在してそれを苦に辞める社員。そんな会社に希望が持てず、婚約を機にさっさと辞めてしまう社員。その様な状態の中で、現実や本質に目を背けて退職する社員の人格否定して辻褄合わせをする人事部と幹部社員。若手社員は、そんな状況にモチベーション低下を招いている。私もこの会社に転職して三年 自身が何も変えられていない事を痛感して口惜しい思いをしているこの頃です。
 私の会社は中途が極端に少なく、管理職はプロパーが大半である。能力ではなく 年功序列で管理職になる者。幹部社員の機嫌を取って上位職位につく者。その逆で嫌われて出世の道が閉ざされた者。会社に不満を口々に言いながらも、我慢して働いている。しかしながら、そう言う人達は、「自分で会社をこう言う風変えたい。」と言った声は皆無であり、「会社の待遇は良くならない。」と言う社員。言いなりの部下を可愛がる割に「最近の若手社員はチャレンジ精神が足りない。」と訓示する経営者。そう言った所謂「社畜」がウヨウヨいる会社に新卒社員が入社して、それに絶望して辞める者。数年耐えた社員も社風に染まって新たな社畜を生み出す。と言った非常にまずい負のサイクルが起きている。会社に依存してモチベーション低く、変化を嫌い 我慢して働いている社員。その様な社員に能力と精神性に不満を持ちながらも負のスパイラルを変える方法を知らず目を背ける管理職と経営者がいる組織が強くなる筈が無い。その様な組織を変えようともがいているが力不足で変えられて私。
 私が今出来る事は、部下である若手社員にスキルの向上を求めて、他社の社員と比較しても通用するレベルに引き上げる事。その為に先ずは私と若手の考え方を一致させ 変える事。それは会社に依存して会社が何かをしてくれる事を期待するのではなく。社員が会社に何を行い、それに見合った報酬を獲得するか!
例え会社が見合った報酬を払えずに他社に引き抜かれる事があったとしても 今のサイクルを断ち切って、自立し且つ戦力化した社員を育成していく事が私のミッションである。その輪を広げて時間は掛かるが、組織を変えていく事。そして不幸な若手社員をこれ以上生み出さない様にして行かなくてはならない。

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