見出し画像

知恵 知識 論理的思考

 旧帝大や外大志望レベルの受験生を教えるトップクラスの英語の家庭教師から伺った事ですが、生徒が「どうして勉強をしないといけないのか?」とよく質問されるそうです。その際に「勉強は良い成績を取ることや、良い大学に行くことが目的ではない。
大人になって必要となる考える力の基礎を学ぶ事が目的である。」と必ず答えるそうです。それを聞いて私は感銘を受けました。

■知識=知恵?
 勉強ができる=頭が良いと言う世間の考え方に違和感を持っていました。何故ならたまにですが、勉強して人が羨む良い大学出たのに社会人になって仕事が出来ない人がいるからです。勉強して知識をつけることと仕事で様々な事象に対応する知恵は必ずしも一致しないのではないか?知識≠知恵ではないかと。
 しかし良い大学出ている人は頭も良く仕事が出来る人が多いのも事実。では違いは何なのか?上記の家庭教師の方の話を聞いて謎が解けた様な気がしました。
知識とは聞く 読むそして経験して身につける事柄。
知恵とは知識を使って物事を深く考え処理する能力。
勉強は答えのある問題を正確に答えるもの。つまり知識の要素が強い。
ビジネスでは、答えの無い問題を考えていく能力つまり知恵が必要となる。つまり知恵
力を高める事がビジネス力 生き抜く力に繋がると考える。

■知恵を高めるために
知恵は知識量により高める事が出来る つまり比例関係にある。
しかし知識を知恵に効率的に転換していくために必要なのが論理的思考力である。
論理的思考とは知識等を整理して 筋道立てて考える能力であり、その能力を身につける高める事が知恵と知識の比例定数を高める事になると考える。

■論理的思考力向上のために
 論理的思考は、小さな頃からの遊びやゲーム(将棋 囲碁 麻雀)でも身につける事が出来るが、社会人になってもロジカルシンキングを学ぶ事で体系的に思考方法を学ぶ事が出来る。よく自己啓発本にてビジネスマンの必須のスキルとしてロジカルシンキングが挙げられるが、私も同意する。

■まとめ:知恵 知識 論理的思考
ビジネスマンの必須能力である 知恵を高めるために、知識と論理的思考が両方が必要となる。
例えれば、知恵が体に必須の栄養素だとするなら 知識は食べ物であり 論理的思考は食べ物を消化し有益なものを吸収する胃腸だと考える。活力ある体に栄養素が必須であり、その為に質の良い食事と健康的な胃腸が必要なのと同じである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?