見出し画像

石川奈保子さんの研究論文が早期公開されました

2020年10月15日(木)

向後ゼミOBの石川奈保子さんの論文「大学オンライン課程における 大学オンライン課程における学生からの援助要請への対応態度による学習支援者の配慮事項の違い」がJ-STAGEで早期公開されました。全文読むことができます。学習支援者の態度には2種類あるという面白い結果です。

石川 奈保子 (2020) 大学オンライン課程における 大学オンライン課程における学生からの援助要請への対応態度による学習支援者の配慮事項の違い『日本教育工学会論文誌』

抄録
本研究では,大学オンライン課程における学生からの援助要請に対応する際の学習支援者の態度と配慮事項を調査した.その結果,以下の2点が明らかになった.(1)態度に関して,自律的学習者の育成を目指す態度と手厚い情報提供による学びの促進を目指す態度とが見出された.(2)配慮事項に関して,自律的学習者の育成を重視しているかどうかによって違いがみられた.重視している学習支援者は,問題解決のための助言をわかりやすい言葉で伝えるよう心がけていた.一方,重視していない学習支援者は,学生の背景や理解レベル,要請内容の正確な把握や,学習意欲を削がない声がけに配慮していた.


ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。