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人間科学部通学制とeスクールでのゼミ

(2025年3月退職予定のため内容は参考としてお読みください)

向後研究室は人間科学部人間情報科学科でゼミを持っています(通学制とeスクール)。2014年度からゼミ選択での学科枠を廃止していますので、人間環境、健康福祉、人間情報のどの学科からも入ることができます。

向後ゼミには次のような特色があります。


1. TA・教育コーチとともに指導します

通学生ではTA(ティーチング・アシスタント)とともに、eスクールでは教育コーチとともに卒論指導をしていきます。3年次に、文献研究と問題設定、インタビュー調査と質的分析法(以上春学期)、アンケート調査と量的統計分析法(以上秋学期)の一通りの研究手法を身につけます。4年次では、それらを応用してさらに研究を深めて、最終的に卒業論文を、50ページ以上(1ページあたり1000字)の分量で完成させます。

2. 研究者マインドを身につけます

大学で学ぶ目的は様々なものがあると思いますが、向後ゼミでは「研究者マインド」を第一に身につけたいものとしています。研究者マインドというのは、偏見や先入観や世間的な常識に惑わされることなく、真実に近いものを追い求めていくという姿勢です。そのためには、正直さと事実の前に謙虚であることが必要です。そして、努力しなければなりません。こうして身につけたスキルと考え方は、現実社会で生きていくための基礎技能として役立つでしょう。

3. 研究室コミュニティを大切にします

たとえ研究者マインドを身につけたとしても、一人では無力です。こうした考え方を共有する人たちを育て、コミュニティを作っていくことが大切なのです。そうしたコミュニティの中で、自分のできることを果たし、コミュニティに貢献的に活動することの大切さを実感して欲しいと思います。

4. ゼミはゼミ生によって民主的に運営します

民主的に運営するというのは、決めごとはゼミ生の話し合いによって決め、決めたルールは守るということです。教員を含め、誰も独裁的に振る舞うことはできませんし、また、規律のないアナーキー(無秩序)な状態も排除します。そうした運営の仕方そのものについてゼミ生が試行錯誤し、良い運営の方法を学習することがゼミの目的の1つでもあります。

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