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【本】読んでおくとアドラー心理学の理解が進む本

アドラーゼミ参加予定の方へ

このゼミは「まったく手ぶら」で参加してもらってかまいません。とはいえ、アドラー心理学の話題がしばしば出てくることも予想できます。ですので、アドラー心理学の本を手元に置いておくことは役に立つでしょう。私が書いているアドラー心理学の本から3冊を紹介します。


アドラー“実践"講義 幸せに生きる(技術評論社, 2014)

書名に「実践」と入っていますが、かなり理論的な本です。アドラー心理学の根幹をなす5つの基本前提を中心に説明しています。とはいえ、エクステンション講座で実施したワークをかなり忠実に文章にしてありますので、とても具体的でわかりやすいと思います。

第1章 私たちは何のために毎日を生きているのか
第2章 あなたはなぜそう「行動」するのか―目的論
第3章 あなたはなぜ「対人関係」で悩むのか―社会統合論
第4章 あなたはなぜそう「認知」するのか―仮想論
第5章 あなた全体は誰が動かしているのか―全体論
第6章 あなたの人生は誰が決めているのか―個人の主体性
第7章 あなた自身を勇気づけるためにはどうすればいいのか―勇気づけ
第8章 あなたの生きる「意味」は何か―ライフタスク
第9章 あなたが幸せに生きるためにはどうすればいいのか―共同体感覚
第10章 アドラー心理学はあなたに何を提供するのか


人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ(技術評論社, 2016)

この本は、日常的なちょっとした困りごとや悩みを取り上げて、それをアドラー心理学によって解きほぐしていこうというものです。アドラー心理学の見方で悩みを見ると、こんなふうに見えるのかと驚くことでしょう。

第1章 変わりたいのに変われない自分
第2章 イライラする自分を抑えられない
第3章 こんなに面倒をみているのに……
第4章 子育てに正解はあるのか
第5章 なぜ人間関係がうまくいかないのか
第6章 避けられない老いと病について


幸せな劣等感: アドラー心理学〈実践編〉(小学館新書, 2017)

この本は、アドラー心理学の重要なキーワード(ライフスタイル、所属、信頼、貢献など)からスタートして、私たちの「生きる科学」の全体像を説明しています。よりよく生きる、幸せに生きるためにはどのように考え、どのように行動していけばいいのかというビジョンが開けると思います。

第1章 よりよく生きるための心理学
第2章 「生きる」を科学する
第3章 自分自身を受け入れるという冒険:自己受容
第4章 自分が生きてきた道を再発見する冒険:ライフスタイル
第5章 自分の居場所を見つける冒険:所属
第6章 まわりに任せてみる冒険:信頼
第7章 人の役に立ってみる冒険:貢献
第8章 アドラー心理学を実践する
終章 生きることの科学


この3冊のうち1冊でも手元に置いていただけると、ゼミの価値がより一層高まるでしょう。

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大学院レベルのアドラー心理学についてのゼミを開きます。参加資格は問いません。話の内容は基礎的な統計学の知識と研究論文の書き方について知って…

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