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アドラー心理学はじめの一歩/アドラー心理学を実践する

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アドラー心理学を理論と実践の両側面から学んでいきます。質疑応答やワークも含めて再現されていますので、分かりやすく学ぶことができます。第1部「アドラー心理学はじめの一歩」と第2部「…
読んで学ぶアドラー心理学です。アドラー心理学の基本理論から始めて、どのように実践すれば良いかを学び…
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#劣等感

講師からのメッセージ

noteのアドラー心理学のコースを値下げして提供しました2022年1月5日(水) 2022年あけましておめでとうございます。向後です。 noteのアドラー心理学のコースをより多くの人に使ってもらいたいと考えて、値下げして公開しました。 ・アドラー心理学はじめの一歩(3,000円) https://note.com/kogolab/m/me7f14d3a5c60 ・アドラー心理学を実践する(3,000円) https://note.com/kogolab/m/m52cf

4. 目的論

今回のポイント ・アドラー心理学の基本前提の3つ目は「目的論」 ・人は常により優れた存在になろうという目的を持って生きている ・理想的な自己になろうという目的を持つので「劣等感」が生じる ・劣等感を感じて理想的な自己を目指して努力することを「補償」と呼ぶ 今回は5つの基本前提の3つ目として、目的論について取り上げます。 4.1 目的論:理想的な自分のイメージは子どもの早い頃から持つ私たち人間はただ毎日を同じように生きているのではありません。常にプラスの方向を目指して生き

[コラム4-1] マウンティングは優越コンプレックスの裏返し

「マウンティング女子」というのが流行っているらしい。「私の方が格が上」ということを、様々な方法で相手に知らせようとする行動だ。 「マウンティング女子の心理特徴6つと上手に付き合う対処法」という記事を読むと、マウンティングにはいろいろなパターンがあるらしい。こんな感じだ。 ・人にアドバイスをしたがるカウンセラー型 ・自分に自信たっぷりなプロデューサー型 ・「私って全然可愛くないし…」と言いつつ自慢する自虐型タイプ ・自分が会話の中心じゃないと気が済まないタイプ ・思った事は

8. まとめとふりかえり

今回のポイント ・アドラー心理学の中心概念は「劣等感、ライフスタイル、共同体感覚」の3つ ・私たちは生きていくために、自分の感情、認知、行動を使う ・それらを統一するものを(仮想的に)「個人」と呼ぶ いよいよ最終回となりました。アドラー心理学とは何かということをまとめておきましょう。 8.1 アドラー心理学の中心概念アドラー心理学は、人が生きるとはどういうことなのかについての1つのモデルを提供しています。もしそれを受け入れるなら良く生きるための方向性を見いだすことができる