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みんなの前で話す技術

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現代では、誰もがみんなの前で話す機会がやってきます。喫茶店でのおしゃべりから、少人数での打ち合わせやミーティング、公式・非公式な会議や会合など。また、テーマの決まった講演やプレゼ…
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2022年12月の記事一覧

【みんなの前で話す技術】(12) 普段のおしゃべりも練習の機会になる【最終回】

今回で最終回です。 この連載講座ではこの「みんなの前で話す技術」について考えてきました。これまでに以下のようなトピックについて書いてきました。 おとなの"Show and Tell" 「これについて聞いてほしい!」ということがあれば話すのが楽しくなる 15分で一区切り 15分話したら別の活動を入れる 前置きなしに本題に入る「結論ファースト」 原稿なしで話す。プロットは作る 聞き手の目線で話す 質問は直接受けずに質問カードを使う 話の最小構造は「問題-主張-

【みんなの前で話す技術】(11) 話の補助としてのスライドの作り方

前回はなんらかの構造を持った話をするときには、スライドを作るのが良いということを言いました。スライドは、話し手の台本となり、聞き手のガイドマップにもなり、事後の資料として残るという3つのご利益があるからです。 ではそのようなスライドを作るにはどうしたらいいでしょうか。話の補助となるスライドは、次のように作るのがポイントです。

【みんなの前で話す技術】(10) スライドを使う

短いスピーチ以上であればスライドを使う挨拶などの短いスピーチではスライドを使う必要はありません。しかし、それ以上の長さのなんらかの構造を持った話をする場合は、可能な限りスライドを使うことをお勧めします。スライドには次のような効用があります。 話し手の台本となる 聞き手のマップとなる 話した内容の資料として残る

【みんなの前で話す技術】(8) 質問は直接受けずに質問カードを使う

質疑応答の時間をとる自分の話が一通り終わると、たいていは聴衆からの質問を受ける時間があります。初めから質疑応答のための時間がとってあることもありますし、自分の話を短めに切り上げて残りの時間を質疑に当てる場合もあります。いずれにしても質疑応答の機会はあります。

【みんなの前で話す技術】(7) 聞き手の目線で話す

前回は「プロットを作り、原稿なしで話す」ということを言いました。今回は「聞き手の目線で話す」ということを言いたいと思います。 「原稿なしで話す」ことの意味この連載では「話す技術」について書いていますが、本当は文章を書くことが私の仕事の中心です。ですから本心としては私の書いた書籍やWeb上の記事を読んでほしいのです。たぶん、皆さんが知りたいことはほとんどそこに書いてあるんじゃないかなと思います。また、そう思うからこそ時間を割いて文章を書くのです。