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みんなの前で話す技術

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現代では、誰もがみんなの前で話す機会がやってきます。喫茶店でのおしゃべりから、少人数での打ち合わせやミーティング、公式・非公式な会議や会合など。また、テーマの決まった講演やプレゼ…
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2022年11月の記事一覧

【みんなの前で話す技術】(6) 原稿ではなくプロットを作ろう

前回は「前置きなしに本題に入る」ということを言いました。今回は「原稿なしで話す」ということを言いたいと思います。 原稿を読むと聴衆は寝るあらかじめ時間の決まった話を依頼されると、自分用の原稿を作って、それにしたがって話そうとする人もいると思います。話のための原稿を書くことそれ自体は問題はありません。しかし、話すときに原稿を読むのはダメです。

【みんなの前で話す技術】(5) 前置きなしに本題に入る「結論ファースト」

前回は、15分の話を一区切りとして、話の続きはあるとしても、そこで何か別の活動を聞いている人にしてもらうといいということを言いました。別の活動というのは、質問カードを書いてもらったり、隣の人と組んでペアトークをしてもらったりすることです。いずれの活動でも2、3分で十分です。長い時間を取る必要はありません。話を聞くということから別の活動をすることでリフレッシュして集中力が回復することを目的としているからです。 ジャンケンやサイコロを使う私の講演会では、グループで話すときは順番

【みんなの前で話す技術】(4) 15分話したら別の活動を入れる

前回は、15分の話を一区切りとすると良いことを言いました。それくらいの長さであれば、聞き手は集中力を維持することができるからです。20分を超えると、どんなに面白い話でも集中力が切れて、飽きてきます。 質問カードを使ってみるでは15分でひとまとまりの話をしたとして、次は何をするのか。人の話を聞くという活動が別の活動に変わればなんでもOKです。たとえば、ここで一息入れて「質問カード」に質問を書いてもらうのはどうでしょう。手を挙げて質問するのはなかなかできませんが、話を聞いて疑問

【みんなの前で話す技術】(3) 15分で一区切りする

前回は、自分が聞いてほしいと思っている内容を、相手が聞いて面白く思ってもらえるような形にすることが「みんなの前で話す技術」だということを説明しました。 (1) 話し手が「これについて聞いてほしい!」という内容を持っていること  ↓ 【みんなの前で話す技術】  (2) それを聞いている人が面白そうに聞いていること これから「みんなの前で話す技術」の具体的な方法について説明していきたいと思います。今回は「15分で一区切りする」という技術です。 15分を1つの区切りとして考え