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ちはるのファーストコンタクト(2021年)

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2021年に書かれた「ちはるのファーストコンタクト」のすべての記事が読めます。週1, 2回発行します。一年で100本の記事を書く見込みです。
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#オンライン授業

一対一の議論ができるのはオンライン開催ならではのメリット

2021年10月18日(月) 日本教育工学会2021年度秋季全国大会が、10月16日(土)〜17日(日)オンラインで開催されました。私は以下のタイトルで発表しました。 向後 千春(2021)授業ビデオにおけるマップ提示と学生参加の効果:パイロットスタディ 日本教育工学会2021年秋季全国大会講演論文集, Pp.107-108 〈あらまし〉大学院修士課程のフルオンデマンド授業において、スライドの代わりにマップを 提示しながらレクチャーをした。また、履修者の一部がZoomに

今週から授業開始:Zoom収録での新しい試み

2021年9月27日(月) 今週から秋学期の授業が実質的にスタートします。担当授業のラインナップは次のようです。 ・インストラクショナルデザイン(通学生) ・インストラクショナルデザイン(eスクール) 100人以上が履修する大規模授業ですので、通学生向けもフルオンデマンドです。初めての試みとして、Zoomによる授業収録には、通学生が少なくとも一回は参加するという形態でやります。eスクール生も(これは任意で)Zoomに参加する回を設けます。 ・データリテラシーII(eス

[m217] 夏休み中に教職員と学生の多くにワクチン接種が完了すれば秋学期の授業はより安全に

2021年7月23日(金) ハローフライデー! 向後です。 大学の職域接種で、大隈ガーデンハウスにてモデルナワクチンを接種してきました。これが1回目で、2回目は1ヶ月後の予定です。接種した当日と翌日は打ったところが硬くなった感じになり、かなり痛みました。3日目からは回復して痛みも引きました。2回目の接種の方がしんどいということなので、打ってから3日間くらいは予定を入れない方がいいですね。 接種会場は普段は生協食堂が入っているところです。学生がたくさん受けに来ていました。

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[m212] Zoom授業もZoomで何かやろうという人にもこの一冊でOK

2021年7月12日(月) ハローマンデー! 向後です。 Zoom授業が普通に行われるようになりました。大学授業だけでなく、学会の大会や研究会などでもZoomは大活躍です。Zoomは、初めての人でもとりあえず使えることが最大のメリットです。 この本はZoomで授業をする人のために、意味のある活性化されたZoom授業をするためにどうしたらいいかということを具体例満載で書いています。 ダン・レヴィ『ハーバード式Zoom授業入門:オンライン学習を効果的に支援するガイド』(青

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[m210] オンライン学習を2年間経験したあとでは以前のやり方には戻れない

2021年7月6日(火) ハローチューズデー! 向後です。 春学期の授業は今週が第13週目ということで、終わりが見えてきました。3、4年生のゼミもまとめの研究発表会が近づいています。 コロナ以前は、4年生の春学期の卒論ゼミは就活のためにほぼ成立していないような状態でした。対面ゼミでしたので、毎回半分以上のゼミ生が欠席だったのです。しかし、今年はZoomでゼミを行なっているため、参加率は半分以上ですし、就活のため欠席してもレコーディングを視聴することで自分で追いつくことが

(138) コロナ2年目のオンライン授業における新しい試み

2021年5月27日(木) ファーストコンタクトの記事には2020年から通し番号をタイトルの前につけています。これは、「一年間に100本の記事を書くぞ」という自分への励みのためという意味合いもあります。ですので、2021年になったらまた(001)から番号をふり直しました。これでしばらく続けていたのですけれども、2020年と2021年のそれぞれ違う記事に同じ番号がつくことになり、識別番号としてはよくないと感じてきました。 そこで、ファーストコンタクトの記事を2020年から連

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(129) コロナ2年目のオンライン授業をどうするか

2021年4月4日(日) 明日から大学の授業がスタートします。1年前を思い返すと、4月はキャンパスもロックアウトされていて、もちろん授業はできませんでした。授業が始まったのは5月の連休のあとでした。そしてすべてオンラインによる授業が始まったのでした。 コロナ2年目です。この一年でオンライン授業はすべての大学で実施されてきました。これからは、文科省の方針のように、できる限り対面授業を増やしていくという方向でいくことになるでしょう。しかし、感染拡大のリスクが容易に減らせないの

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(112) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(3/3)評価モデル

2021年1月31日(日) 前回の記事では、ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台というテーマで、運営におけるモデルについて書きました。今回は最終回として評価のモデルについて書きたいと思います。 これまでの2回の記事は下記からご覧ください。 (007) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(1) (008) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(2) ・オンライン授業や研修における評価オンライン授業や研修では、公正なテストを実施する

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(111) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(2/3)運営モデル

2021年1月28日(木) 前回の記事では、ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台というテーマで、コース設計/運営/評価という3つの観点で、重要でかつ有用なモデルについて書いてきました。今回はその続きです。 (007) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土 このスライドの、コース設計の3つのモデル「ガニエ9、ARCS動機づけモデル、ロケットモデル」と、運営のモデル「マイクロフォーマット」まで説明しました。今回はその続きで、レッスン/ゲームモデルと3

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(110) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(1/3)コース設計

2021年1月24日(日) 前回の記事では、ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の作り方について、反転授業と反転オンラインという設計を中心に書きました。今回の記事では、「オンライン授業・研修の土台」としての理論とモデルについて書きたいと思います。 (006) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の作り方 あまりおおげさなものにはしたくないので、コース設計/運営/評価という3つの観点で、重要でかつ有用なモデルについて書いていきます。ちなみに、コース設計/運営/

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(109) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の作り方

2021年1月21日(木) 2020年4月から2021年にかけて、オンライン授業・研修の作り方についての講演をたくさん依頼されました。また、予定されていた授業や講座はすべてオンラインになりました。この状況は3月まで続き、2021年の4月からはオンライン授業・研修を「ニューノーマル」として実践していく1年になるでしょう。 ここまでの1年間で多くの人がオンライン授業・研修を実践しました。私自身もそのひとりだったわけですが、そこで得られた結論は、オンラインといえども、結局はイン

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