フォースキャンセリングウーファー採用ノートパソコン一覧 2024/8/28更新

フォースキャンセリングウーファーとは、ウーファーを上下対称に配置し、お互いの振動を打ち消し合う機構のことを指します。
この機構によって共振が抑えられ、ノートパソコンの限られたスペースでも大音量で歪みのない低音を鳴せるようになります。

なお、この記事では略してフォファーと呼びます。
バカっぽくて面白いからです。

フォファーを採用していないDell XPS 15/17などは低音応答に優れたウーファーが搭載されているものの、やはり酷い共振やビビり音に悩まされています。

Asus

  • ZenBook Pro 16X

  • Zephyrus G15/16, M16, Duo 16, S17

  • ✩Zephyrus G14(2024~)
    購入したので所感→https://x.com/atkoge/status/1794415198855667927

  • ⭐︎Zenbook S 16
    一応フォファーですが、ツイーターも底面放射(ボトムマウント)なため、明瞭度、解像度といった要素では他機種に適わないかもしれません。

  • ⭐︎ProArt P16(Zephyrus G16 2024ベース)

Apple

  • ★MacBook Pro 14/16(2019~)

  • ✩Macbook Air 15

Razer

  • ☆Razer Blade 17,18 (2022~)

MSI

  • GS77

  • Stealth 16,17,18

  • GE78 HX

  • Raider 18

  • Creator Pro 16 AI

Huawei

Honor

  • MagicBook Pro 16 2024〜

  • MagicBook Art 14
    AAC製の超薄型ドライバーです。大きさもそこそこなので、あまり期待しない方がいいでしょう。

Lenovo

  • ✩Yoga Pro 9i 16 (Gen 8☆、Gen9★)
    Gen 9に関しては見たところMBP16よりもドライバー面積が広く、その効果が低音再生に表れています。現状ノートパソコンとしてはトップ。

  • ✩Yoga Slim 7 14 G8(上記 Yoga Pro 9iと同等の素晴らしい特性です。今後同じユニットが7シリーズ以上の製品に広がるでしょう。)

番外
.Alienware x16 r1〜
↑2ツイーター4ウーファーの6スピーカーなのに、何故かウーファーを横に並べて配置してしまったため、振動を打ち消すことなくパームレストに激震が走ります。これを宇宙のカイロプラクティックと呼んでいます。

あとがき

フォファーwを採用しているからと言って、一概に周波数特性も良いとは言い切れません。
周波数特性に関してはNotebookcheckの測定が参考になりますが、WindowsノートPCの多くがソフトウェア補正で低音の音圧を上げており、いわば半分インチキのような状態で周波数特性を計測されてしまっています。更に、無理やり上げた低音で音が割れないよう、聞くに堪えないコンプレッションを掛けることも多く、実際に自分の耳で聞くまで良し悪しを判断するのは不可能に近いと言えます。

特に、空間や解像感など、周波数特性以外の要素ではMacBook Proシリーズが大きく引き離しており、この差は永遠に埋まらないかもしれません。

個人的にハードウェア自体の素性が良さげと感じた物には星印をつけていますが、あくまでも参考程度に留めて頂ければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?