noteはじめました

ご存じの方にはお久しぶり、はじめての方にはこんにちは。古月です。


はじめての方へご挨拶

簡単に自己紹介すると、普段はカクヨムでオリジナル小説を投稿しているWeb物書きです。

好きなジャンルは武侠、得意な描写は戦闘シーン、代表作は「剣侠李白」と「小説家のための武術秘伝」、休載期間は……いやその話はやめよう。

そんな感じでしばらく新作も投稿せず、SNSでも思い出したように生存報告代わりのツイートを流すばかりだった奴がなぜ突然noteを?

この記事ではその理由について書きつつ、noteの使い勝手に慣れてみようと思います。

創作活動はやってた

時間がなかった……少し前までは

私が最後にカクヨムに小説を投稿したのは「剣侠李白」の「四苦掌法」のエピソードでした。

これの最終話投稿日が2021年1月のこと。……え、うそでしょ二年半くらい経ってる(ドン引き)。

更新が滞った理由については一度カクヨムの近況ノートに書いています。

端的に言えば環境の変化により執筆時間の確保ができなくなった、と書いています。

とはいえまったく執筆する時間がなかったのかというとそんなわけでもなく。毎日1~2時間程度は自分の時間はありました。なんならここ数か月はさらに余裕が出てきた。
だけれどもその時間は小説執筆ではなく別の創作活動に充てていたのです。

ゲーム作ってました

実のところ、ここ一年近くは小説ではなくプログラムを書いていました。Unityを使ったゲーム開発です。

もとより私にとって小説とは数ある表現方法のひとつで、かつてはイラストを描いてみたり3DCGモデリングをやってみたり、あるいは音楽を作ってみたりしたこともありました。
いろいろとやっていた中でもっとも性に合っていたのが小説だったのです。

それがどうしてゲームなんざ作り始めたのか。
一つははるか昔から自分でゲームを作ってみたいとは思っていたこと。
もう一つは、友人の「こんなゲームあったら遊んでみたいなぁ」との発言に「作ってみようか」とノリ気になったためです。

そして時は流れて……

しかしながらこの私、過去に作ったゲームなんてテトリスもどき程度。

だというのにその友人の言葉に端を発したゲーム企画は「複数人同時プレイ対戦オンラインゲーム」の類。

……いや無茶に決まってるじゃんそんなの! ほぼ初心者がいきなり手を出していい開発規模じゃないよそれ!

それは初期の段階で分かっていたことではあるんですが、一つ一つの機能を実装して動かしてを繰り返すのはそれなりに楽しくてですね。
あともうちょっとこの機能を実装したら……このバグを直したら……を繰り返していたら時間ばかりが過ぎていました。

完成しないと発信できない病

私は小説を全編書き上げてから公開するタイプです。全体を眺めて推敲して修正してようやく表に出す決心がつきます。ある種の完璧主義なのかもしれません。

ゲーム開発も同じでした。アルファ版・ベータ版と称して開発中のものを身内ならまだしも一般に公開することはちょっと憚られた。

加えて、古月という名のアカウントは自己紹介で書いた通りWeb小説書きとしてこれまで活動していました。SNSのフォロワーもフォロイーも小説関連が大部分です。
それがいきなりゲーム開発について話しはじめても「どうした古月???」となるだけなのでは――そんな思いもあり、ゲーム開発についてはどこにも一切書いていませんでした。

その結果が「まれに生存報告するだけの空白の二年半」です。

いや、それはどうなのよと。
いつでも誰かが自分に興味を抱いていくれているなどとうぬぼれる気はないけれど、何も発信しなければ誰かに興味を持ってもらえることなんてあるはずがない。

さすがに何かを発信しよう。小説でも、ゲーム開発でも、それ以外でも。万が一にも発信を増やすことで職場で身バレする可能性が高まるとしても、それはそれで受け入れることにしよう。

その決心をようやくつけたのでした。

近況ノートに書けばいいじゃないか

近況報告するだけならカクヨムの近況ノート機能を使えばいいだけの話です。だけなのですが、カクヨムは小説投稿サイトなので「小説以外のこと」について書くのはちょっと違う。

また、ゲームプログラムについて書いた際にシンタックスハイライトされないのは読み手としてつらい。技術系の情報発信には必須級の機能、それがカクヨムの近況ノートにはありませんでした。

ちなみにシンタックスハイライトとは、このような文字の色付けによってプログラムを読みやすくすることです。

public void hoge()
{
    Debug.Log("Hello World");
}

となると、何か他のプラットフォームを探すしかない。

というわけで前振り終了、ここから私が「なぜnoteを選んだか」について書いていきます。

いろいろ比較した

比較に際しての条件は以下のようなものがありました。

  • 技術系記事向けにシンタックスハイライトが使えること

  • 画像添付や動画の埋め込みができること

  • 無料、または安価であること

  • 複数名で記事を書けること

  • 管理コストが低いこと

  • 掲載内容が多岐に渡ってもよいこと

  • できるだけ広告が少ないこと

  • 可能なら独自ドメインが利用できること

「複数名で記事を書けること」があるのは、ゲーム開発は私一人ではなく友人との共同で開発しているからです。プログラミングの基礎は知っているけれどもチーム開発もバージョン管理もはじめてなレベル。どちらかというとグラフィッカーだけれど本人もコーディング力は身につけたがっている。

その友人にも開発で得た学びを発信しすることでより理解を深めてもらいたい、という思惑がありました。

WordPress

最初に検討したのがこれ。
おそらく世の中でもっともよく知られ、もっとも多く使われ、それゆえにもっとも脆弱性を荒探しされているであろうブログシステムです。

このブログシステムを使うにもさらに二通りの選択肢があります。ホスティングサービスを使うか、自前で運用するか。

ホスティングサービスはいろいろなレンタルブログ会社が提供していますが、私が見たのはWordPress.comです。
無料プランはあるけれど、アップロードできるファイルの総容量が1Gは割と小さく感じる。

自前運用はレンタルサーバーやVPSに自分でプログラムをインストールして使う方法で、実はかつて自前のウェブサイトを作って運用していました。
本職もそれ方面なので構築自体は簡単にできるんですが、自前運用はすなわち運用コストが一番大きい。脆弱性パッチが提供されたらそれを適用するのも自身の責任です。その対応に追われて執筆や開発の時間が減るのでは本末転倒。

というわけでホスティングでも自前運用でも見送りに。

各種ブログサービス

はてぶやAmebaブログあたりのことです。

WordPressのホスティングサービスと結局は同じで、無料版ではアップロードの制限があったり、有料版はWordPressよりも割高だったりでこれも見送りました。

YouTube

動画で情報発信している方も世の中には大勢います。私もたまに解説動画を見たりする。海外の動画でも自動翻訳字幕で何とか読み取れることも多いし。

しかし自分で発信するとなると、動画を作るコストが大きすぎる。動画編集そのものは経験があるのでやろうと思えばやれるけれども、だからこそ「情報を発信する」という目的に対して費やす時間と労力が大きすぎることもわかる。

文字を書くより動画で話す方が得意な方もいるでしょうが、私はそうではなかった。

Qiita/Zenn

技術特化のナレッジ共有サイトです。本職でもプログラミングでもわからないことを検索すると大体このあたりでどなたかの記事に行き当たります。

技術系の記事を書くならこれらを選ぶでしょう。が、自分は技術関連以外のことも書きたい。なんなら日々のどうでもいいような雑記も書きたい。まさにいま書いているこんな感じの内容でも。

note

で、最終的に選んだのがnoteでした。

独自ドメインは使えないけれども、それ以外の条件は満たしている。Markdownのような記法を知らなくても見出しや段落わけができる。これは友人が記事を書くハードルを下げることになる。
チームとしての記事編集はマガジンという機能で実現できそう。

あとカクヨムのようなシンプルな画面構成も気に入りました。

これからnoteに何を書いていくか

とりあえず創作活動に関することならなんでも書こうと思っています。主にはゲーム開発の進捗や、直面した問題とその解決方法になるかと。

小説関連だけカクヨムの近況ノート、とも考えましたが、それもnoteにまとめてしまおうかなと。どちらかというとカクヨムの近況ノートは小説の「あとがき」のようなつもりでいるので。

あ、ただし「小説本編」はnoteに載せるつもりはありません。
小説については基本的に公募メイン、落選作品の供養や習作の公開場所としてカクヨムに投稿するつもりでいます。……まあ、出せるものが今は何もないですけれど!

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