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遊ぼう!『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』

ルビコニアンデス〇〇」「集団幻覚」といったインターネットミームが続々誕生するなど、(一部界隈において)大好評絶賛発売中の『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(以下、AC6)』みなさん遊んでますか。売上も好調で歴代最高と聞き及びますが、全世界2000万本と言われるフロムの前作『ELDEN RING』と比較すると寂しいのは否めません。ついてはまだまだ売れてほしい、売れてくれないとDLCも出ないしまた10年待たされるのも御免ですので、微力ながらダイマ記事を奏上する次第です。さあやろう。

ARMORED CORE(AC)とは?

シリーズの冠であるとともに、作品世界においてプレイヤーをはじめ様々なキャラクターたちが操縦するロボットの総称。ゲーム内では様々な企業がAC用パーツを開発し、市場に供給していますが、パーツは統一規格となっていますので、プレイヤーはそれらを自由に組み合わせて自分だけのACを作り、戦場に臨むことができます。なお、歴史あるシリーズだけに過去作がいくつもありますが、共通しているのはACの存在(設定)だけで、物語は作品ごとに独立しています。『AC6』を含めて、どこから始めても大丈夫です。

性能に走るも、見た目に走るも、趣味に走るも自由
機体の配色変更やデカールの作成・貼付も可能

パーツの組み合わせパターン(アセンブル)は無数に存在しますので、奥深さを備える反面敷居が高く思えるかもしれませんが、基本的には使いたい武器を選ぶと、自ずと適したパーツも決まるという感じです。難しく考えすぎる必要はありません。
ゲームはミッション(ステージ)単位で構成されており、ミッションに成功すると物語が進み、失敗するとガレージ(本拠地)に戻されます。途中、2つのうちどちらかしか実行できなかったり、ミッション中に目的を選択するものがあり、場合によってはそれが物語の結末を左右していくことになります。

『AC6』のあらすじ

舞台は辺境の惑星ルビコン3。この惑星に埋蔵されているという万能の物質「コーラル」を巡り、企業・警察・ならず者たちがドンパチを繰り広げていました。そんな状況の中、「ハンドラー・ウォルター」配下のACパイロットである主人公は、指示を受けルビコン3に潜入します。果たして主人公を待ち受けるものは何か。そしてウォルターの思惑とは……?

物語は基本的に会話(通信)のみで進行し、登場キャラクターのビジュアルはほとんど描写されないという超・硬派な作りはシリーズの伝統。今作ではセリフ一つ一つの練り込みようが特に素晴らしく、その声に脳を焼かれた者たちが次々とSNSにファンアートやSSを投下する現象が続いており、これがファンをして「集団幻覚」と呼ばれる所以になっています。

会話シーンで表示されるのはエンブレム(アイコン)のみ

『AC6』の特徴

当たり前ですけど操作キャラがメカであるところです。メカですので、空は飛ぶし急加速もするしビームも撃てばミサイルも撃つしもちろん近接武器も各種取り揃えておりますという、ダクソ系とは一味違う目まぐるしくスピーディな戦闘が楽しめます。ダクソやエルデンのファンには突然フロムがメカゲーを作ったように見えて不安かもしれませんが、アラフォーおじさんにとってむしろフロムは長年メカゲーしか作ってこなかった会社です。一日の長があります。安心して身を任せてください

敵の攻撃はクイックブースト(急加速)で避けるのだ

クリアだけなら難しくないよ(本当)

高難度の死にゲーメーカーとして名を馳せているフロムですが、『AC6』も多分に漏れず手強いボスが満載です。実際、発売直後のSNSでは「どうすんだこれ」という恨み節が溢れ、ボスの名前がトレンドになったりしてましたが、それでも今作は他のフロムゲーに比べるとだいぶやさしいと言えます。理由は2つあります。
ひとつめは、リスタートの手間が少ないことです。ボス戦でやられてしまっても、被撃破演出後のメニューでリスタートを選択すれば、全快の状態でボス戦開始の場面からやり直すことができます。なんならやられる前でもメニューを開けばリスタート可能なので、被弾がかさんで途中で「こりゃ無理だな」と思ったらすぐリスタートできます。
ふたつめは、ボスごとに最適なアセンブルを組めることです。例えばエルデンには育成要素があり、リソースが限られているため、あとから武器や戦法を変更するのが難しかったりしましたが、『AC6』ではショップでパーツを買って組み替えるだけ(金策も簡単)なので、いくらでも変更できます。そのボスに有効な武器をしっかり選択できれば、難度は大きく低下するでしょう。
逆に、(あえて不向きな)自分のこだわりアセンブルで無理くり倒すという遊び方も広く楽しまれています。難易度調整はユーザーに任せるという作りになっているのです。

アセンブリの選択肢が少ない序盤が一番難しいかも

適度なボリューム

『AC6』の全ミッションをクリアするのにかかる時間は……およそ30時間程度でしょうか。エルデンみたいに100時間かかると言われると、手を出すにも覚悟が要りますからね。長すぎず短すぎず、適度なボリュームではないかと考えます。どうぞお気軽にルビコンの戦火に身を投じてみてください。
一応ネット対戦モードもありますが、これは自分の組んだACの性能を、対CPUでは飽き足らず人間相手に試したくなってしまった奇人変人が最後に行きつくエンドコンテンツなので、忘れてしまって構いません。もちろん、貴方が自分の意志でその扉に手を掛けるというなら、止めはしませんが……。

参考:コガトがお世話になった武器たち

参考と言いつつ、そもそもこれを書きたいだけの記事だったはずなんだが枕を立派にしすぎた。反省。それじゃいってみよう。

・スタンニードルランチャー「VE-60SNA」

誰もがお世話になる通称ワーム砲。コガトももちろん例外ではありません。スタッガー(気絶)値を稼ぐのにも使えるし、驚異の直撃補正でスタッガーさせた後の追撃に使っても強い万能武器。この武器を入手するまで頑張れれば、ゲームクリアしたも同然と言って過言でない。ないか?

・ガトリングガン「DF-GA-08 HU-BEN」

自動で敵機を捕捉し続けてくれるターゲットアシスト機能を活用して、至近距離から連射を浴びせ続ける運用がシンプルに強力。少なくとも回避行動を取らせることはできるので、たまらず相手が動いたところにワーム砲など本命の一撃を叩き込む。弾切れは早いので、他の武装を活用するなどミッション道中でどう弾薬を温存するかがキモ。

・プラズマミサイル「Vvc-703PM」

着弾地点に爆発が滞留し、継続的なダメージを与えることのできるミサイル。小型敵の集団をマルチロックで蹴散らせて便利なうえ、対AC戦では本命の一撃を当てるための回避行動を誘発する手段として役立つので腐る場面がない。6連装版もあるが、負荷が小さくリロードの早い3連装版のほうが使いやすかった。

・バズーカ「MAJESTIC」

空中機動の苦手なタンク脚ではブレードが使いにくいので、タンク脚でスタッガーを取ったときに痛手を与えることのできる左手武器としてチョイス。高速タンク脚にここまでの4武器を載せるのがコガトの安定アセンブルでした。

・プラズマライフル「Vvc-760PR」

プラズマミサイル同様、着弾地点に爆発が滞留する性質を持つ。地形に固定されている砲台や、動きの遅い敵に有効。アサルトライフルでは数発かかる敵も一射で破壊できるので、対AC戦のない防衛系のミッションでよく使用しました。

・垂直ミサイル「BML-G1/P03VTC-08」

パーツ資産の乏しい序盤において、ジャガーノート・バルテウス・シースパイダーといった難敵との戦闘を支援してくれる良武器。まだ操作もおぼつかない時期、何も考えず両肩に積んでただロックしたら撃つだけでよい手軽さが身に沁みたので感謝しかありません。

始める人に一つだけ伝えたいこと

キー配置にはそれぞれプレイヤーごとに一家言あると思いますが、少なくともアサルトブースト(初期L3)とブースト(初期○)は入れ替えたほうが絶対遊びやすいと思います。敵の攻撃を回避しようとして、何度正面から突っ込む羽目に陥ったことか。このゲーム最大の罠だよ。


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