けっこんして1年経った春
けっこんというものは不思議なものだ。
やりたかった自炊が毎日できる最近はとても充実していて、それを一緒に喜んで、美味しそうに食べてくれる夫には日々感謝しかない。
今日は、食べたかった鮭を、そのまま食べずに炊き込みご飯にしてみた。
「美味しそうだね!!でも秋みたいだね!」
そう言われて爆笑した。
鮭ときのこの炊き込みご飯。
確かに秋みたいだ。
https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00004724/index.html
(だいたいこんな分量で作った)
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「来年は桜が見られるといいね。」
「天気を気にしなくなっちゃったなぁ。」
「あっという間にあったかくなるね!」
この人といると季節の変わり目を意識する。
そんな彼との生活だからか、先日生まれて初めて『たけのこご飯』という文字に惹かれた。
(こういうの好きだろうなぁ。)
そう思ってその日はそれを買って帰った。
「美味しかった!」
「もう春だね!」
「でも一緒にあった豚の角煮が好きだった!」
、、角煮!!!
※イメージ画
いつも回答がこちらの想像を上回る。
これが面白い。
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二人別々のタイミングで「仲良くいる秘訣は?」と友人に聞かれたことがある。
「他人だと理解すること」
私はそう答えた。
そしたら彼は、「いい意味で期待しないこと」と言ったらしい。
新婚1年の私たちから聞き出したかった答えは違ったに違いない。
でも、違うから面白いし、似てるところが見つかったらハイタッチするし、ズレてきたなと思ったらその気づきをシェアする。
これが我が家のパートナーシップだ。
(写真に映る顔が同じことが増えてきた)
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相変わらず思う。
けっこんというものは不思議なものだ。
そもそも"結婚願望"というものが何なのかを考え、制度に違和感を感じていた私と
願望も何も「結婚はするものだ」と思っていた彼とは、温度差のある始まりだった。
結婚式をすると決めたときもそう。
「大好きな人たちを一同に集めることができる最初の日をお葬式にはしたくない。だから結婚式しよう!」と誘った私に、
「それもそうだね。」と乗った彼。
誓いの言葉の話をしてるのに、
(自分たちでなんて言うか決められた)
「あなたが幸せな状態でいられるなら、隣にいるのが私じゃなくなる日がくるのも覚悟してる。」って愛の表現をしだした私と
「二人が幸せな状態が続くためには何がいらないか、必要か決めよう。」と答えた彼。
(もともとの友人にプランナーさんを引き受けてもらえて本当に良かった、、、)
旅行もそう、家選びもそう。たくさんの違いに気付かされる。
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けっこんというものは実に面白い。
「行ってきますは絶対言わないとダメ!」
これが唯一彼が私に強制してる約束だ。
一緒に住み始めて3年になる。何度も怒られて、ようやく身についてきたと思う。
昨日彼は犬のしつけのテレビを見ながら、「ダメなことは初めにたくさん言うもんだよ。」と言っていた。
同居が始まってすぐ言い続けられた「行ってきますは言うもんだよ。」はそういうことか、と思った。
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