#2 安くて便利、自動販売機
寒すぎた先週のある日、私はある罪を犯した。
空気の冷たさに耐え兼ね、安くて甘くてあったか~い飲み物を求めてかじかんだ指で110円を自動販売機にねじ込んだ。キャッシュレス非対応だからか、他より格安で販売してくれる自販機にありがたさを感じていた矢先、ゴロゴロと登場したお目当ての品を見て気づく。
「午前10時に”午後の紅茶”を買ってしまった」
罪でも何でもない、だから何だという話だが、この1分にも満たない出来事をわざわざ記事の冒頭に書きたくなるくらいには、私にとっては面白い出来事