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レアリティ見映え概論【遊戯王Advent Calendar3日目】

はじめに

本記事は普段の私の個人記事ではなく、刺身さん主催の『遊戯王Advent Calendar』企画記事になります。

企画の詳細については以下のリンクからご覧ください。
ざっくり言うと12/1~12/25まで毎日別の人が日替わりで遊戯王に関連するブログを投稿し続ける、という企画になります。

私は「G_R0W!(@jirou_montei)」さんからバトンを受け、3日目を担当させていただきます。企画はまだまだ超序盤なので、よろしければ後続の方々のブログも合わせてご覧ください。
(※G_R0W!さんが執筆した前日の記事は以下になります。)

前置きは以上として、
みなさんは『どういった魅力を感じて遊戯王を遊んでいますか?』

自由度の高い面白いコンボ?

強いカード同士のヒリつく読み合い?

遊んでいる人が多いから?

流行りの投資?
etc…
色々な考え方はあると思いますが、その中でも(個人的には)多くの人は『カードイラスト』に魅力を感じて遊戯王を遊んでいると考えています。

遊戯王はカードによっては漫画やアニメと同じイラストのカードが現実に販売されるので、原作に触れた人の中には「漫画(アニメ)と同じもので遊べる!」とごっこ遊びのようなことをするぐらいです。

カードをやらない私の父も海馬(というか声優の津田さん)がテレビに出る度に「滅びの!!!!バーストストリーム!!!!!のやつはまだやっているのか?」と意味が分からずも聞いてきたりするので、影響力はすごいものです。(他には「俺のターン!ドロー!のやつ」とかも言います)

そんな遊戯王のカードイラストですが、1999年2月に発売された「vol.1」から今日に至る約21年の間に多くのレアリティが生まれ、イラストを彩ってきました。

カードイラスト単体も好きですが、レアリティによる加工が入るとより良くなったり違った見え方がして面白いものです。

それではようやく本題です。


おかやん遊戯王カードイラスト
(レアリティ加工込み)ベストセレクション


を、本記事では紹介していきたいと思います。
アドベントカレンダーの他の参加者の過去記事を拝見したところ、カードのテキストについてやデッキ紹介、ゲームとしてタメになる話が多そうだなと思ったのと、そこそこカードは集めている方なので、この場をお借りして普段あまりしないようなイラストの「ここ好き」を語っていきます。
※実際に私が所持しているカードを撮影しています。


【ウルトラ/スーパーレア編】

ウルトラレアとスーパーレアのイラスト部分の加工は同じなので、一括りにしました。他のレアリティに比べるとイラストがホイル加工で光っているだけですが、そのシンプルな光り方で映えるカードを紹介していきます。

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《テラ・フォーミング》スーパー
(画像は英語版ですが日本版ではウルトラが同じ加工です)
一見普通のカードですが、宇宙目薬部分の光の当てる角度を変えると…






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宇宙目薬部分がぼわっと光を帯び、今まさに着弾したかのようなとても神秘的なイラストになります。
宇宙空間ということもあり全体的に暗いイラストなので、着弾している箇所のホイルがより強調されて見えます。


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《深淵に潜む者》スーパー
思ったよりヨコ擦れ傷が見えますね…。ですがこのカードも光の当て方を変えると…






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洞窟の奥に潜む者をライトで照らして偶然見つけてしまった感が増します。洞窟全体とモンスターの色合いが同じなので、一見すると気づかないような配色が見事です。


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《金華猫》スーパー
(英語版のみに存在するレアリティになります)
もう既に背景の青と猫の黒がホイル加工で綺麗ですが、こちらも例によって光を当てると…。






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中央の白猫以外は全面ホイル加工なので、全体に七色に光る猫が現れます。
スピリット共通背景の青と猫の黒がより綺麗に強調されています。使い勝手も良いカードなのでとても気に入っている1枚です。


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《闇の誘惑》ウルトラ
(画像は英語版ですが日本版だとスーパーが同じ加工です)
こちらも黒と青が綺麗ですね。






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シンプルイズベスト。
中央の渦が目立って光るので、デッキに奥行が出ているように見えます。
最早ホイル加工が主役のようなイラストです。


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《超古深海王シーラカンス》ウルトラ
(英語版のみに存在するレアリティになります)
もうここまで来ると察しているかもしれませんが、ホイル加工は青と黒が多く配色されているイラストに映えると思っています。
こちらも上手く光を当てると…。






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こんなやつ海で見ちゃったら絶望しますね。
イラスト上部の深海の深い青と、ホイル加工されている目が怪しく光ります。


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《ゾンビキャリア》スーパー
(画像は英語版ですが日本版ではウルトラが同じ加工です)
このカードでウルトラ/スーパーレアの紹介は最後です。
モンスター自体の配色は紫が主ですが青と黒も良い感じにありますね。






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体から何か出ちゃってます。霊魂でしょうか。
実はよく見ると体全体に何かが漏れ出ているようなイラストで、そこがホイル加工されているのでこのようになります。
体全体も光るオーラのようなものを纏っているので一層不気味です。

【アルティメット(レリーフ)編】

一時期は背景だけでなくモンスター部分全体にも加工が入っていて、全体的に見づらい『汚レリ』なんて呼ばれている時代もありました。しかし一昔前のレリーフ加工はとても綺麗で、後の「ザ・デュエリスト・アドベント」以降の9期からは綺麗なレリーフ加工が戻りました。個人的には一番好きなレアリティ群です。

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《サウザンド・アイズ・サクリファイス》
遊戯王最初のレリーフ(だったはず)は外せないでしょう。
ペガサスの真の切り札にして遊戯を追い詰めた超強力カードで、レリーフによる集中線の加工が強者の圧を感じます。

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また、最初に作られたレリーフにも関わらず、爪、牙、目の全てに丁寧に堀り加工がされています。


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《貪欲な壺》
汚い(褒め言葉)
豪華でリッチで下品な感じが、加工によって存分に発揮されているカードと言えます。レリーフ加工のイラストで強くて禍々しいカードは多くありますが、ここまでぎらついて映えるイラストもなかなか珍しいと思います。

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宝石部分もしっかり光るのがまた綺麗で下品ですね。


ここからは同種のカードを3連続でご覧下さい

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《地縛神 Wiraqocha Rasca》

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《地縛神 Aslla piscu》

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《地縛神 Uru》

どれも『地縛神』の名に相応しい重圧感ですね。
レリーフ加工がモンスターにも入っている時代のカードですが、これに関しては好きです。どれも背景の加工が縦線で表現されており、よく漫画で見る重力が重くなっているエフェクトのようです。
モンスター自体の加工も、質量の大きいものが今まさに着地した瞬間の衝撃が感じられます。


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《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》
背景加工が好みのカードを挙げると最近出たこのカードもでしょうか。
背景に斜めに五月雨のように細かく加工がされており、実際は違うのですが雨が降っているかのようにも見えます。
電気のようなエフェクトも見えるので、最初このカードは雷雨の中での銃撃戦を切り取ったものかと勘違いしたぐらいです。偶然ではありますが加工によって背景が補完されているようなイラストも非常に良いですね。


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《電脳堺狐-仙々》
シュライグと同じパックに収録されているカードをもう一つ。
背景の文様がwifiなどの電波を感じます。電脳のモチーフにピッタリ合っている背景加工でとても好きです。
またプラズマような尻尾もホイル加工で七色に光りより映えます。


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《D・D・M》
(日本版では字レアですが、英語版ではレリーフで存在します。)
明確な時期は分かりませんが一昔前の英語版の通常パックでは、日本の通常パックで字レアとして収録されていたカードの大半がレリーフで収録されていました。これはその内の1枚になります。
他には《地母神アイリス》や《ハーピィ・クィーン》、《BF-流離いのコガラシ》などもあります。

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背景の複雑な加工は異次元が表現されており、加えて中央の人物が身につけている細かな加工の金属的なパーツから、不気味に佇む立体感が感じられます。


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《青眼の白龍》
このレアリティで最後に紹介するのはやはりこのカードでしょう。かなり前に真っ二つに折れているお値打ち品を購入しました。
初期カード特有の「化物感」のあるイラストが背景の文様で立体感が増し、これぞモンスターと言った感じです。
しかし一方で初期イラストのタッチはツルっとしていもいるので、どちらかというと絵画に近いような気もしていて、ずっと見ていると感覚が少しおかしくなります。

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モンスター部分で唯一加工がされている眼は「青眼」の名に恥じないとても美しい青い眼をしています。

【シークレット編】

今まで挙げてきたレアリティに比べ(汚レリを除き)基本的に見づらい加工だと思っていますが、イラストによっては加工もイラストの一部かのように感じる綺麗なものがあります。

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《ジェムナイト・パール》
(英語版のみに存在するレアリティになります)
シークレットの白基調の加工がパール本体と周りの宝石に反射して輝いて見えます。宝石の名を冠しているカードにバッチリ映えます。


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《I:Pマスカレーナ》
シークレット加工はドットのように見え、電脳感もあると思っています。
マスカレーナ本体以外は加工がふんだんにされているので、電脳空間を駆けている感じがします。


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《サイバース・クアンタム・ドラゴン》
電脳感といえばこちらも。サイバース族のシークレットは基本映えますね。
またクアンタムは白基調のモンスターなので、パールと同じくシークレット加工との親和性が高いです。


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《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》
これも紛う事なきサイバー。サイバース族ではないですが電脳感をバシバシ感じます。シークレット加工はサイバースな感じ、又はイラストが白いカードだと全体的に映えます。


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《漆黒のトバリ》
(英語版のみに存在するレアリティになります)
シークレットは最後にこちらを紹介します。
今まで語ってきた電脳感もイラストの白さも無い《闇の誘惑》と似たようなカードですが、上手く光を当てると…。






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世界は1枚のカードから始まった。
シークレット加工そのものが主役のカードです。背景が真っ黒なカードですが、斜めから降りてくる虹色のカーテンと粒子がとても綺麗です。

【その他】

上記のレアリティ以外でイラストに合っていると感じたカードになります。そのレアリティで加工しているカードの種類自体も今までの3種に比べれば少ないので、綺麗に見える組み合わせとしてはかなりレアだと思います。

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《ブレイクスルー・スキル》コレクターズレア
こちらはカード枠全体を含めて見て欲しいです。
コレクターズレアはガラス片が飛んでいるような光り方をしているのですが、《ブレイクスルー・スキル》はちょうど《エヴォルカイザー・ドルカ》が何かバリアのような壁を割っているようなイラストなので、割れた破片がカード枠にまで飛び散っているように見えます。イラストと加工が合致していて綺麗に見えます。


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《空牙団の大義 フォルゴ》20thシークレットレア
唯一購入した20thシークレットレアです。
フォルゴ本体の紫、背景の桜、カード名の赤文字が非常に合っています。またシークレット加工の粒子が舞い散る桜のようにも見える部分があり、全体的に綺麗です。
他の20thシークレットですと、サラマングレイトのような炎属性のモンスターも似合うと思います。


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《氷結界の龍 トリシューラ》DTウルトラ
最近ストラクチャーデッキが発売された氷結界です。
最初のトリシューラは何度見ても芸術ですね。DT専用の粒子の加工も暴風雨の中の氷を彷彿とさせるようで、他の氷結界も合わせて相性が非常に良い加工だと思っています。


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《黄金卿エルドリッチ》プレミアムゴールドレア
(英語版のみに存在するレアリティになります)
最近海外にて発売された「Maximum Gold」と呼ばれる日本のゴールドシリーズのような特別パックに収録されているカードになります。
一部のカードはモンスターイラスト、レベル、属性、カード名、カード枠に豪華な箔押し金加工がされているのですが、黄金の名前を冠するこのカードがやはり一番似合います。ゴールデンでとてもリッチです。
派手派手に見えますがイラストの背景はホイル加工のみで、モンスター自体もイラストの縁が金縁で強調されているだけなので、思ったよりもモンスターが立体的に映るため、見やすい加工となっています。

おわりに

お見せしたカードはほんの一部ですが、各レアリティの「こういう傾向で映えやすい」はお伝えできたかなと思います。ひたすらイラストをここまで見て(読んで)くださりありがとうございました。
遊戯王カードが発売されてから今日までの長い年月で、子供が遊ぶ道具もアナログからデジタルなもの(小学生がスマホで遊んでる光景が結構衝撃)に変わっている中で、それでも実物のカードで遊んでいるのは、手に取って見れる綺麗なカード加工があるからかなと少なからず思っています。
私自身も「効果が面白いこのカード使いたい!」が大半ですが、たまに「見た目が好みなこのカードを使いたい!」とあれこれ悩むことがあったりします。綺麗でかっこいいカードは強く見せたいものですが難しいですね。
最近はTwitterで公式アプリの「ニューロン」によるデッキレシピ画像が多くアップされていますが、たまに実物カードのレシピが流れてくると、どのレアリティを使っているか見てしまいます。


私の企画記事は以上です。次のブロガーさんの紹介に移ります。
明日(12/4)のブログ投稿は『リン酸(@wynn_h3po4)』さんです。
以下のリンクからリン酸さんのブログをご覧ください。

企画全体のメインリンクは以下になります。
気になる方がいればその日もチェックしてみましょう。

冒頭でも言いましたがまだまだ始まったばかりの企画なので、ここから怒涛のブログの波に呑まれましょう。
私の記事と違ってタメになる記事が今後20本以上も投稿されますので。
バイちゃ

(最終編集2020/12/2)

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