いくつになっても可愛らしい人【母の思い出1】

*これは誰に読んでもらわなくてもいいのです。私の心の整理のために書いています

先日亡くなった母の思い出です。

娘の私から見ても、88歳になっても可愛らしい人でした。

楽しくてお茶目な人でした。

みんなが言いますが、話していると安心する人でした。


若い頃は陽気で明るく、しょっちゅう歌なんて歌う快活な女子だったそうです。

それが何の縁か、真面目一本でジョークも通じない父と結婚して、江戸時代みたいな古い考え方の家に入ってからはガマンの人になりました。

嫁姑の確執もあったようです。

母は仕事の超できる人でした。

いちばんイキイキしていたのは家ではなく、職場だったのだと思います。

勤めていたので自由になるお金もあり、好きなモノを買ったり、ひとりでコーヒーを飲みに行ったりして、適当に息抜きしていたようです。


母の育った家は欧米のような考え方の両親、つまりわたしの母方の祖父母の影響で何か決める時はみんなで意見を出して合議制で話し合っていたそうです。

母は話にジョークやユーモアがちょいちょい入って、話していて飽きませんでした。


性格が明るくて話が楽しい女性がモテない訳がありません。

母もいろんな方から縁談があったらしいですが、なぜよりによってジョークも通じない父を選んだのか永遠のナゾです。


母に言わせると、家で父親や男兄弟はみんな楽しい人だったので、世の中の男性ってみんなそんな人ばかりだとマジで思っていたらしいです。

ファザコン気味の母は、夫選びは間違ったのかもしれません(笑)


母は歳をとってからも仕草や表情がオチャメで本当に可愛らしい人でした。

そのうえ長年婚家で忍耐の人でもあったので、肝は座っているんです。

決断力は父以上でした。


わたしは残念ながら父に似たらしく、そこまで可愛らしくないし思い切りもよくありません。

母は今でも女性としての永遠の憧れだっりします。

母親が憧れの人なんて、私って超ラッキー!と思うのです。


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