税理士のビジネスモデル 2 ひとり社長型モデル ひとりで年商
今年の夏頃出す、ウェルスダイナミクスとビジネスモデルの本の全10章から第4章のビジネスモデルの部分を抜粋加筆してチラ見せしています。
複数ビネスの組み合わせで年商1億円
先に述べたように、フリーランス型モデルは、ひとつのプラクティスしか持たず、自分のキャパが事業のキャパとなるため、年間売上2000万円から3000万円が上限となります。
ひとり社長型モデルは、雇用はしませんが、士業本業のプラクティス以外に、複数の事業を組み合わせます。合せ技で「ビジネス」レベルの事業体となり、年間売上が1億円まで増えるイメージです。
ソフトやWEBシステムを提供するサブスクリプション型ビジネス、会員型ビジネス、各種紹介型ビジネス、ビジネスプロデュースなど、労働集約的ではない、いわゆるタイパ(タイムパフォーマンス)の良い事業や、高額セミナーのようなコスパ(コストパフォーマンス)の高いビジネスを構築します。士業の専門知識や経験と信用を活かしそれらを強みとしています。
ひとり社長型モデルはダイナモ周波数に多い
難易度は、高いですが、メカニック・クリエイター・スターといったダイナモ周波数のプロファイルの人は、新規事業創出が得意なので、このモデルに移行する人が見受けられます。
※ ダイナモ (メカニック クリエイター スター)の用語はウェルスダイナミクスによるタイプわけで、直感により行動する人のことです
メリット
自分の好きな仕事をして、自由でありながら大きな収入も得られるところがメリットです。雇用をしないため人件費がかからないのでキャッシュフローも良くなります。
オンラインによるセミナー開催が普通になったため、セミナー受講者数が激増し、新規ビジネスの構築が容易になりました。
デメリット
デメリットはフリーランス型モデルと同様に、自分がいなくなった時に事業をどう継続するのかと、事業承継の問題が残ります。
同調圧力に鈍感な人が成功する
ひとり社長型モデルができる人の特徴は、「他人と同じことをやらない」同調圧力に鈍感な人です。私もそうですが、ひとり社長型モデルでは、同業者を顧客に新規事業を立ち上げることが多く、身内を食い物にしていると批判を浴びることもあります。
AI時代はひとり社長が増える?
ゲーム業界では、イラストを描く仕事の失業が増えているそうです。そのような単一の仕事はどんどんAIに置き換わっています。税理士業界でも、会計入力や申告業務、税務相談などは近い将来AIに置き換わっていくでしょう。
しかし、AIは、まだ単一の業務しかできません。
ドラえもんのような何でもできるロボットが登場するまでは、複数のAIに精通して横断的に使いこなせる人が勝ち組になるでしょう。
人的資本よりも、社長の閃きや能力で勝負する、新しいかたちのひとり社長が生まれるかもしれません。
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