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海外ロケでもiPhoneを

先日、初の海外ロケに行ってきた。場所はアムステルダム、オランダの首都である。内容はYouTubeの撮影。主に街の練り歩きと、イベントの撮影である。

ディズニーシーみたいでテンション上がった

そもそも仕事以前に自分は初海外だったので、そういうワクワクもあったが、それよりもきちんと仕事を終えられるかのドキドキの方が大きかったが、なんとか無事に終えることができたので、今回はそんな旅のテクニカル的な備忘録を記載していこうと思う。

あと、初めてオランダに行く人も参考になるかもしれないnoteになるかもしれない。

知らんけど、多分。

以前、このような記事を書いたことがある。

このnoteではいかにiPhoneがロケ撮影で優れているかを書き、実際にこの
関西ロケ以降もいろいろな場所で、iPhone 15 Pro 一筋で仕事を行ってきた。

いつものロケセット

もうぶっちゃけiPhone大好き芸人なので、今回もこの子と共にと思ったが、さすがに海外。いろいろなリスクを加味した。

リスクその1

英語が喋れない、地理感もない、そんな中生命線のiPhoneをカメラにしちゃっていいのか問題

リスクその2

充電が無くなった時、モバイルバッテリーも尽きた時、どうするのか問題

その1に関してはまさにその通りで、出発前から翻訳アプリ頼りになるだろうなと思っていたし、迷子になった時に「人生終わっちゃうな〜」と思った。その2に関しては、iPhoneはカメラのように使えるが、カメラのようにバッテリー交換ができないので、咄嗟の時のチャージが大変だなと思ったからだ。

iPhoneもテレビのリモコンみたいに背面を開いてバッテリーチェンジできるようになったら本当に無敵だと思う。

なんとかなりませんか?Appleさん?

と、まあいろいろなリスクを加味した結果、今回は一眼カメラを持って行って、そちらをメインにしようと考えたのだ。
↓今回採用したのは軽くて小回りが効くLUMIXのG99


安定感もあり、とっさにバッテリーも交換できるのがメリット。SDカードだからメディアの管理も楽だ。

というわけで、カメラを担いで意気揚々とオランダへと出発したのだ。
今回の旅はよろしくな!


しかし結果として、一眼カメラはほぼ使用しなかった。

早々に10万円の文鎮になってしまったのだった。

なぜか?

ズバリ、一眼よりiPhoneがロケにマッチしているからでしょう。


まず、一眼の欠点だが、カメラが重い。これに尽きる(さっき軽いって言ったけど他のカメラと比べて軽いだけで軽いわけではない)カメラが重い上に炎天下で暑い、さらに常に移動しているような撮影なので、負荷が大きかった。

とっさの瞬間に欲しい画角が手に入らないのも大きかった。いちいちレンズを交換しなければならないのも、それを持ち運ばないといけないのも大変。

対してiPhoneは常に三種類のレンズを揃えており、かなり自由度の高い映像が撮れた。その上、軽い。軽すぎる。

やば・・・かっけ・・・

メディアの管理?iPhoneだとその場で音も映像も確認
なんなら編集もできちまうんだ。

で、でも翻訳アプリが!

いや、マジで翻訳アプリは使わなかった。身振りと手振りでなんとかなりすぎる。海外。

で、でも土地勘が!

それもなんとかなる。観光地は大体標識あるし。

信号機もかなりわかりやすい

で、でもバッテリーが!

それはちょっとさすがにあったので、モバイルバッテリーは2個持ち歩いたよ。

ちなみに今回ももちろんsmallrigのアタッチメントを使用してのロケ。

撮影中に何人もの現地の人に「クールな機材だね!どこのだい!?」と聞かれるくらいオランダでも人気だった。
15000円くらいでiPhoneがプロ用機材になるって安すぎるだろ!!
教えはどうなってんだ!

頑丈、防水なのも高ポイント。雨が降っても撮影続行できるし、なんなら
槍が降っても対応できるのが偉すぎる。

「防水(笑)「耐水」、ね(笑)」と言わんばかりの自信

そしてなぜか電話もできちゃう。あとネットもできる。やばすぎる。
カメラなのに多機能すぎておかしくなっちゃいそう。

まとめると

綺麗な映像が撮れる、軽い、頑丈、防水、データ管理が楽、かっこいい

こんな感じ。

ありがとう、Apple。

iPhoneは写真も撮れちゃう

ここからはそんな最強のiPhoneが更に上の撮影機材になるためには
どうすればいいかを書いていこうと思う。これが開発者に届いて、夢が叶って欲しい。

その1 フォーカスフォローの機材が欲しい

昨今BlackmagicカメラやFinal Cut Cameraなんかでフォーカスを細かく操作することができるようになった。おかげで簡単にシネマティックな映像を作れるようになったのはいいのだが、iPhoneの画面上でそこまで細かく操作するのがやはり難易度が高いというか、難しいので、ここはBluetoothなんかで操作できるフォーカスフォローみたいなのが欲しいと思うのであった。

これはこれでいいかもだけど、指がでかい人にはきついでござる。

その2 バッテリー交換

これはまあ、無理だろうとは思うけど、iPhoneをそこまでカメラとして使わせたいならいつかは実装してほしい。テレビのリモコンみたいに、背面がスライドでパカっと開いて簡単に交換できるやつ、どうですか?
iPhone17くらいで。

その3 type-Cで接続できる小型ハブ

バッテリー交換ができないとなると、やはり小型のモバイルバッテリーを常に接続しておく必要があり、更に音も取るとなるとマイクが必要で、その上ProRes 4Kなんかで撮るとなると、SSDも必要。かさばるのは仕方ないとして、なんか小さいハブとかで一括管理できたら嬉しいなと思うのだった。今出てる4分配のハブとかだと大きいんだよね。

一度パーフェクトiPhoneにした時がこんな感じ。クソ重いのでiPhoneの良さがしんでた。

その4 物理ファンクションキー

物理キーはマジでほしい。とっさにWBとか、f値なんかをカチカチ変えられると対応がかなりスピーディーになると思うので。

とまあ、思いついただけでこんな感じ。特にその1なんかはBlackmagicさん、出してくださったら速攻で買いますよ?
まあ、需要がね?
という話ではあると思うのですが。

とはいえ、これだけプロ用の撮影を推しているiPhone、そしてしっかりとクオリティもついてきているので、これからいろいろな業界でiPhoneがもっともっと使われそうな。そうなると、きっとこれらの案も需要がでてくるのだろうか。

↑iPhone15proだけで撮ったPV


いずれにせよ、まだまだ進化の余地が残っているiPhoneには脱帽である。

ぜひ、旅ロケにはiPhoneを

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