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私たちは、誰もが輝く社会をつくる

20代の頃、たくさんの成功学というものを学びました。成功学というのは、いわゆる成功者(お金持ち、トップアスリートなど)になるための方法論です。例えば、「夢をノートに書きなさい、そうすれば夢が叶います」とか、「朝礼で、大声を張り上げてあいさつをしなさい。元気がみなぎり、成功することができます」とか、「毎日の習慣を大切にして、日々コツコツ当たり前のことを積み上げなさい」とか、色々な方法があります。でも、やってみると分かります。夢を書いただけでは夢は叶わないし、朝礼で大声を張り上げても何も起こらないし、毎日コツコツ続けることは想像以上に難しいということが。さらに、「成功者は5%」とはっぱをかけてきます。

そう、成功学を追いかけたところで、成功するのは5%しかいないんです。その5%になるために頑張りなさいと言われるし、その5%になりたいと思って頑張ったこともありました。でも、それって本当に正しい行動なのでしょうか??

私は、"誰もが輝く社会"をつくりたいと思っています。成功学を追っていたら、絶対にそんな社会はつくれないと気がつきました。この当たり前のことに気づくのに、私は、まあまあ時間がかかりました。

"誰もが輝く社会"というのは、1人の天才を愛でることでも1人の天才を生み出すことでもありません。多くの普通の人たちが、普通の生活の中にあるキラキラしているものを見つけ、それを愛でて、お互いを尊重し合える社会だと思います。私たちの多くは天才でも、才能豊かでもないです。だから、たくさん努力をしてもスーパーマンにはなれないこともあるし、一角の人物にもなれないこともあります。でも、輝くことはできるし、幸せにはなることもできる。私は、そう信じています。

誰もが輝く社会を築くには、

1.その人自身の変化成長
2.その人を取り巻く環境構築
3.その人を取り巻く人の意識の変化

の3点が必要です。1については、ABAなどの手法を用いて成長を促すことで得られることがあるでしょう。2については、例えば超乗り心地の良くて、かつ、カッコいい車椅子をつくったり、パワードスーツをつくったりすることでも可能ですし、簡単なところで言うと、点字ブロックや勾配のなだらかなスロープなども環境構築一つと言えると思います。3については、金子みすゞさんが言うような「みんな違って、みんないい」というような価値観を社会全体で共有したりすることなのかなと思っています。

私たち株式会社GUTSでは、ステラ個別支援塾やステラ幼児教室という塾・児童発達支援事業を通して、主に1と少し3に関わっています。誰もが輝く社会をつくるために、私たちができることこれからやっていきたいことはたくさんあります。ひとつひとつを実行に移しながら、この社会づくりに力を注いでいきたいと思っています。


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