在宅介護ど素人がする初めてのオムツ交換。
在宅介護Uターン 介護編2
ーー 文字数:1,296文字 2~3分で読めます。
ショートステイから父が2泊3日帰宅した時のことです。
暮れに父が倒れ、妹が下の世話もしておりましたが、これからは、わたしもしなければいけません。
取り合えずオムツ交換の仕方を説明されましたが、未知の領域ですからチンプンカンプン。
そして、初日の昼食後、オムツ交換タイムです!
この時は、妹が交換するのを見学しました。
分かってしまえば難しいことではありませんが、間違えてはいけないというプレッシャーが頭を固くしてしまいました。わたしにできるのだろーか。。。
いえ、できるようにならねばなりません!
夜は妹はいないのですから。
そして、妹たちが帰る直前に2回目のオムツ交換を、今度は妹の監修の元、チャレンジ!
ぎこちないながらも、なんとか交換に成功!
そして就寝前にも一人で交換できました!
しかし、安心などできません。2回ともオシッコで、ウ◎チはまだしていません。
ウ◎チかー、ウ◎チかー、ウ◎チの処理かー。
これはできることならば避けたい!
とはいえ、逃げ道はありません。
ウ◎チのオムツ交換が介護の一番の壁にして、第一歩なのかもしれません!
そして、それは2日目のお昼過ぎにやってきました。
ダイニングキッチンで食事を終えて、ベッドに戻ったその時!
匂いがしました。これは間違いありません。おならであって欲しいけれど、まぎれなくウ◎チです。
その時は妹が「 やろうか? 」と言ってきたのですが、その言葉の裏には、「 いつか兄もすることになるんだけどね 」という含みがある気がしました。今時の言葉にするとメタメッセージってやつです。
わたしは何食わぬ顔で、「 ああ、いいいよ。俺やるから 」と言ってました。。。
はい、では新しいオムツとパットとおしり拭きシート、ってな感じで準備をし、いよいよオムツを下ろします。
はい。見事にしていました。。。
あまりためらっていても逆に父が可哀そうなので、思い切って片付けました。
ふうー、やれやれ。
まあ、これでしばらくは大丈夫だろう。次は明日くらいかな。
なんて思っていたのですが、一体なにがあったのか?
帰宅して安心したのか、体を動かしているから腸が刺激されたのか、一時間もしないうちに第二便がやってまいりました。
この時も妹いましたが、流れ的にわたしがやる雰囲気です。
わたしはなんでもない風を装いつつ、2度目のウ◎チ処理をしました。
ポータブルトイレの出番がまるでありません。
これだと、することはできても、きちんと拭くことはできないだろうから、結局オムツに頼るしかなさそうです。
さらに悲劇は続きました。
夕方に三便、晩ご飯の後に四便、妹たちが帰ってから、五便。
なんでこんなに出てくるのだろー (゜_゜>) ウーン
さすがにこれで打ち止めだろうと、一日の疲れをシャワーで流しました。
頭をバスタオルで拭きながら父の部屋をのぞいたら、布団の中でもぞもぞしています。
わたし「 かゆいの? 」
父上「 それがな、でちゃったかもしれなくてな 」
―― マジですか。
本日、六便でございます。
サッパリしたばかりでなんてこったいです。
体勢を変えたり、腰を上げたりするのもなかなかできないので、わたしはまた汗をにじませながらオムツを交換しました。
―― やれやれ。
介護はまだまだ続きます。
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