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LAWSON presents 雨宮天 Live Tour 2024 “Ten to Bluer Sky” の感想


雨宮天さんとの出会いと10年間

今回のツアーは、雨宮天さんがアーティストとしてデビューをし、まもなく10周年を迎えるにあたって開催されたツアーでした。

その雨宮天さんと出会って自分もちょうど10年。

そんな記念すべきライブツアーだったからこそ、少し振り返りも交えて感想を書かせて下さい。

<出会い>

雨宮天さんという才能に出会ったのは、2014年7月に放送を開始したアルドノア・ゼロというアニメーションでした。

実はこの時までアニメはもちろん、声優には全く興味がなくて。

アニメを見始めたきっかけや理由は本題では無いので割愛しますが、正直書くと、宇宙物で面白そうだからというそれだけの理由でたまたま見始めたアルドノア・ゼロというアニメの中で、メインヒロインの「アセイラム・ヴァース・アリューシア」を演じる雨宮天さんの声に、そしてお芝居に、グッと引き込まれて魅了されたという事でした。

これが雨宮天さんとの出会い。

同時に、このアニメでは2014年6月29日から2015年4月4日まで「アルドノア・ラジオ」というアニラジが放送されていて(アニメが始まってから聴き始めたので、2014年7月以降に音泉で聴き始めたと記憶しています)、雨宮天さんの人間性にもグッと惹かれていきました。

そんな風に、ある意味では偶然であり、そしてある意味では必然だったかもしれない雨宮天さんとの出会いですが、その後、2014年8月にリリースされたSkyreachですっかり沼落ちしました、笑

何より、かわいいし、歌がうまいし、かわいいし、歌がうまいし、なんだこりゃああ!と。

ずぶずぶっと沼りました、笑

この出会いこそが声優界隈へ足を突っ込むきっかけにもなりましたし、そしてアニメ界隈にどっぷり入り込みむきっかけにもなりました。

そういう意味でもきっかけを与えてくれてありがとうの気持ちでいっぱいなのですが、そんな風に出会った雨宮天さんとの、声優としての、そしてアーティストとしての伴走はこうして始まりました。

<初ライブ>

実は初ライブ参加はそこから随分と時間があいてしまって、2018年の「雨宮天ライブツアー2018 “The Only SKY”」でした。

もう少し正しくいえば、このライブツアーで追加公演が発表された、2018年9月16日の中野サンプラザ公演でした。

雨宮天さんご自身は2016年からライブをされていたわけですが、それまで2年間何してたんだ!という話ですが、そのあたりも色々事情はあるのですがプライベートな事なので割愛させて下さい。

さて、そんな形で参加したThe Only SKYの中野サンプラザ公演ですが、アンコールが終わり会場の灯りがついて退場アナウンスが流れている中、ファンのアンコールが止まず、もう1度雨宮天さんがでてきて、涙を流しながら、「だって、終わりの奴流れてるじゃん…」と言ってくれたあの日は、今でも鮮明に覚えています。

<大後悔>

こんな流れで、声優として出会ってから約10年、初ライブに参加してから約6年が経過していますが、Ten to Bluer Skyが始まるまで、悔やんでも悔やみきれない失敗が心を支配していました。

それは、2020年1月18日~1月19日に幕張で開催された「LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 “The Clearest SKY”」に参加しなかった事。

生バンド演奏が初めて入った記念すべきライブだったのに。

チケットは握っていたんですよ、握っていたんですが…。

2020年1月15日、日本で初めてコロナ患者が発生、そしてライブは2020年1月18日~19日。

正直、当時はまだそんなに大事でもなかったし行っても良かったのですが、コロナとかいう謎の病気が流行っているし、どうやらかかると大変な症状になるらしいし、どうせすぐに収まるだろうし、次のツアーに行けばいっか、今回はパスしとこ。

この位の軽い気持ちで考えて、会場まで足を運ぶ事はしませんでした。

ところが、ここから地獄のような日々が続きました。

2020年9月5日 ~9月27日に開催予定だったPaint it, SKYはコロナで中止。

やっと帰ってきてくれた2022年2月27日~3月27日のBEST LIVE TOUR -SKY-は声出し禁止。

BEST LIVE TOUR -SKY-は楽しかったけれど、でも辛かった。

もっと一体感が欲しかった。。

自分的にはDefianceを回収できていない事もずっと悔やんでいて。。

もちろん、1個人である自分ですらこれだけ辛い思いをしたのだから、雨宮天さん御本人の気持ちは想像を超える辛さがあったんだろうなと思います。

でも、そんな大変な時期を乗り越えて、10周年ツアーとして開催されたライブそれが「雨宮天 Live Tour 2024 “Ten to Bluer Sky”」なわけです。

そこに参加をさせてもらった感想は「最高」に決まっているんです!

つまり、めっちゃ良かった!以上!という事!

ではあまりにも味気が無いので、長くなってしまった前段はこのあたりで終わりにして、本題に入ります。

セットリスト

セットリストは立川公演Day2千秋楽のセットリストになります。

Skyreach
JACKPOT JOKER
BLUE BLUES

PARADOX
Love-Evidence
the Game of Life
マリアに乾杯

月灯り
羽根輪舞
火花
irodori
風燭のイデア

Fireheart
VIPER
Velver Rays
Defiance
永遠のAria
衝天

~アンコール~
チョ・イ・ス

mellow moment
Dear Blue

ライブの中で雨宮天さんが口にしていた「これまでのアーティスト活動の節目の曲があちこちに散りばめられたセットリスト」は、10周年記念のアルバム「Ten to Bluer」の曲を中心に、この10年を様々なシーンで支えてくれた曲たちが組み込まれていて、そしてまた、曲順が本当に良くて。

例えば、出だしSkyreach→JACKPOT JOKERは本当に天才だなって。

デビュー曲であるSkyreach、そして10周年アルバムのリード曲であるJACKPOT JOKER。

このたった2曲で、ライブという限られた時間枠の中、10年の歴史をギューンと超スピードで駆け巡っているんですよね。

だからこそ、後に登場する既存曲との混じり合いも凄く自然になっていて、凄い出だしだなと感動しました。

そんな冒頭2曲の後には、BLUE BLUESで"最高"の声出しがあって、初挑戦ゾーンへ。

初めて可愛い曲に挑戦したPARADOX、初めて本格的にダンスに取り組んだLove-Evidence、青き民の応援で自信がついたthe Game of Lifeでのダンスの完成。

そして、その後には着座して聴く魅了ゾーン。ここは雨宮天さんが挑戦した赤曲や作曲した楽曲がならべられていて。

さらに、アンコール前には、これぞ雨宮天のライブだー!!と言わんばかりのフルボッコゾーンもあって、笑

Fireheart
VIPER
Velver Rays
Defiance
永遠のAria
衝天

普通にこれはあかんです、笑

腕がもげるというより、喉がもげます、笑

こんなの楽しいにきまってるじゃないですか!!

そしてセットリストはアンコールに突入します。

そのアンコール1曲目は「チョ・イ・ス」をチョイス!

「あちこち 手がかかる 私のやり方よ」

一緒に銃を打つの楽しいーーーーーー!!楽しすぎるーー!

そして、mellow momentでみんなでクラップを楽しみながらも、感情が爆発して涙を抑えられない雨宮天さん。

もうこのあたりで自分自身もブレードをふる腕が涙でおかしな事になっていましたが、更に、MCでこれまでの雨宮天さんの気持ちをぶつけてくれて。

あああ、Dear Blueが来ちゃう・・・。

もちろんこの曲を歌うという事は、これから先に向かって新たに進んでいく事の始まりでもあるけれど、それと同時にこのライブツアーの終わりが近づいている事の証明でもあるわけで。

もうこのあたりでどうにもならず、ただただ泣いていました。

ああああ!もう、最高!!!!

パフォーマンスや衣装

次に、このツアーで印象的だったパフォーマンスや衣装についてですが、まず全体的に驚いた事は、Ten to Bluerの収録曲全てが、ライブで聴くと10倍にも100倍にも輝いていた事。

生バンドの演奏に加え、ソロやTrySailそしてリサイタルで培ってきた雨宮天さんの間違いない歌唱力で聴くと、その曲たちがキラキラしていたり、想像以上に力強かったり、とにかくライブ映えするんです!

これは本当に良い意味で驚かされたサプライズでした。

特に化けたな!と思ったのは衝天、そして風燭のイデア。

その場の熱量というか、想いというかそれが乗っかったり、生演奏の圧があわさって完成したこの2曲は物凄い爆発力がありました。

これから先のライブを支えていく、大切な曲になっていくな!と予感させてくれた2曲でした。

続いて衣装面ですが、特に印象的だったのは、月灯りからの衣装。

出来れば著作権を守った範囲で紹介したいのでリンクになってしまいますが、この右側の雨宮天さんまんまの衣装で登場してくれたのです。

しかも、このポーズで座りながら歌ってくれて。

あまりにも美しすぎませんか!

アニメイベントに出てくる時はそのキャラになりきって可愛い姿を見せてくれる雨宮天さんですが、ライブで見せてくれる”それは、”あまりにも美しすぎて言葉を失いました。。

いやあ、どこまで進化するんだろう、雨宮天さんという方は。。

そしてこの衣装をベースにステージ上での早着替えもあったり、風燭のイデアでは曲名通り風燭(人生の儚さ)をイデア(形)として表現したひらひらとした衣装になってくれたり。

他にもダンサーチームの素敵な演出もすごかったし、天ちゃんバンドの全身を使った演奏もすごかったし、まだまだ感情が揺さぶられた演出が沢山ありましたが、このあたりでとどめておきます。

あ、そうだ!最後に大事な事を。

やっぱり声を出しながら双方向で確認をしあいながら作り上げていくライブって、全然違うんだなって。

雨宮天さんのキラキラと輝いた眼、表情、弾けるように突き上げる右の拳、嬉しさがにじみ出ている楽しそうなMC。

もちろん声が出せなかった時代が駄目だというつもりでは無いのです。

あの時はあの時で出来る事をしてくださっていました。

でも、やっぱり人間は声という音が大切なコミニュケーションのツールであって、当然それが加わった方がより熱量が高まるのは必然といいますか。

そんな素敵な時間や空間だったからこそ雨宮天さんの弾けるような笑顔がうまれていましたし、その場に居る事ができた事で、The Clearest SKYに参加できず胸につかえていたものが取れたし、個人的にはDefianceが回収できた事も喜びでした。

これからも伴走します!

最後になりますが、このツアーに参加をした事で、雨宮天さんという方の魅力を改めて確認する時間になりました。

パフォーマンスも、表情も、MCも、もちろんセトリもよかったけれど、特に、セットリストで大切な1曲となったDear Blueには、

ありがとう無理しないでね
知ってるよ大丈夫
これからも元気でいてね

Dear Blueの歌詞より

こんな素敵な歌詞があって、それを目の前で感情たっぷりに涙を浮かべながら歌ってくれたのですから。

信頼しかないんです。

だからこの先の10年?20年?30年?わからないけれど、ずっと伴走をしたいなと改めて感じたライブツアーでした。

だって”雨宮天”という人はこんなにも分かってくれていて、一緒に涙を流してくれる素敵な人だから。

だから、これからも一緒に青い世界を作らせて下さいね!

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