Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-Day1/Day2に参加をして感じた事
今年もアニサマに参加しました。
よーしぶち上げ感想を書くぞーと言いたい所なのですが、もちろん楽しかった思い出には触れますが、少しネガティブな事も書くので、楽しい感想を読んで思い出に浸りたいという方はブラウザバックをお願いします。お手数おかけします。
出演者について
3日間の出演者のバランス(?)を見ると、結構エッジを効かせた配置だなと感じました。
具体的に何?と言われると表現が凄く難しいのですが、3日間に満遍なく色んな人をばらまくという形ではなく、ファン層にあわせた出演者を日毎に固めて配置している感じがしました。
無理に言葉にすれば、金曜日はハジける感じ、土曜日は爆発する感じ、日曜日は輝くような感じとなるのですが、この表現があっているかはさておき、(繰り返しですが)それぞれの日に特徴があって、参加をした人はその日の最初から最後まで楽しみやすい出演者になっているなと感じました。
これまでアニサマといえば全通してナンボのような風潮が少なからずあった気はしますが、今年のアニサマはどこか1日だけでも楽しめるアニサマになっていて、親しみやすさがあったように思います。
この流れは是非、来年以降も継続してくれたら嬉しいなと感じました。
気になったアーティスト
もちろんお目当てのアーティストは居て、その方を中心に見に行ったわけですが、出演者の誰かがMCで言っていた通り、アニサマに参加をすると必ず「発見」もあって。
そんな発見とお目当ての方々を中心に、まずはDay1/Day2の曲の感想をサラッとなぐり書きしてみます。感想を書かなかった方に興味がないという事ではなく、特に気になった方を書いているので、そのあたりはご了承くださいませ。
※思い入れとか偏りが出すぎないように、意図的に淡々と感想をかいています。また思い出した順番に書いているので順不同です。
Day1
カザニアとLIGHTS 愛美さん
良かった。凄く素敵。ステージから緊張が伝わってきて、会場から頑張ってという気持ちで応援していましたが、愛美さんの歌声はやっぱり素敵。これからもずっとアニサマに出続けてほしいです。
MY BOY 鈴木愛理さん×愛美さん×中島由貴さん
見なかった人は損をしたというレベルで良かったです。愛美さんがギター、中島由貴さんがベース、そこに鈴木愛理さんが加わったトリプルボーカルで凄いパフォーマンス。本当に格好良すぎでした。
BLACK LOTUS 燐舞曲
SSAでも堂々とセンターステージで歌い上げる加藤里保菜さんの迫力あるボーカルと、楽しそうに弾けながらギターをひく大塚紗英さんが最高でした。
群青インフィニティ 東山奈央さん
聞いていて泣きそうになりました。なんて心に染み渡る音楽なんだろう。アニソンではないけれど、この曲をもってきてくれてありがとうございます。大好き。
全曲 鈴木このみさん
初のトリおめでとうございましす。TRUEさんがこれでもかっていう爆発セトリをもってきていて、その流れを受け取ってのオオトリ。そして会場を最高潮にあげてくれる爆発力。凄かったです。
Route BLUE 中島由貴さん
初見でしたが、ダンスすごく上手。手の先まで完璧にコントロールされたダンスと歌唱で、魅了されていました。これからもっと見てみたいです。
その他気になった演出
ASCAさん×鈴木このみさん
二人は同期でとても仲良しで、10年たったら二人でステージに立とうねと誓った願いをアニサマで果たした所は感動的でした。そういえば以前、鈴木このみさんのソロライブにASCAさんが参加をしていたとツイートをしていた事がありましたが、なるほど大親友だったとは。
CHiCO with HoneyWorks×亜咲花さん
この繋がりも驚きでした。CHiCOさんと亜咲花さんはプライベートでゲームをする程の仲との事。二人で歌うプライド革命凄く良かったです。
Day2
サヨナラナミダ -piano ver.- 幹葉(スピラ・スピカ)さん feat. 重永亮介さん
幹葉さんの歌唱力は絶対的な安定感がありましたが、重永亮介さんがこられていたのです。重永亮介さんといえばスピラ・スピカはもちろん、藍井エイルさん、ASCAさん、ClariS、楠木ともりさんなどなどソニー系の楽曲、それも強いヒット曲メーカの方。ピアノ演奏最高でした。
奏(かなで) 雨宮天さん
Love-Evidenceの前に雨宮天さんが氷室菖蒲になりきってのMC(あれは生だったのかな)で会場を大きく沸かせてくれた所も凄く良かったのですが、何より奏を聞くことができたのは幸せすぎました。しかも背景に一週間フレンズの映像が流れていて。心が浄化された時間でした。
ダイスキ。 大橋彩香さん
歌唱力凄かったです。声優アーティストでもトップレベルの歌唱力を持っていると思います。ピッチ、声の伸び、全てが完璧。これに続くHOWLと、Be My Friend!!!をあれだけ歌いこなせるのはこの歌唱力があっての事だと思います。
うまぴょい伝説 ウマ娘 プリティーダービー
この曲が盛り上がらない理由はなく楽しさしかなかったのですが、個人的にはLynnさんを姿をSSAで見る事ができて幸せでした。
ANIMA ReoNaさん
Day2で確実に1番盛り上がったのはこの曲だと思います。すごかった。アニサマだからこそ許されるUO天国で、サビは会場全体がオレンジ色に染まっていました。歌唱力もパフォーマンスも別格。
花ハ踊レヤいろはにほ DIALOGUE+
最高に良かったです。この曲はtheアニソンのど定番。D+が歌っているのですが、関谷なる(上田麗奈さん)、笹目ヤヤ(奥野香耶さん)、ハナ・N・フォンテーンスタンド(田中美海さん)、西御門多美(大坪由佳さん)、常盤真智(沼倉愛美さん)が歌っている姿がフラッシュバックしてきて、頭の中でのコラボレーションが凄く気持ちよかったです。
その他気になった演出
StylipSの復活
初代StylipSは、石原夏織さん、能登有沙さん、小倉唯さん、松永真穂さんの4名で、ここから石原夏織さん、小倉唯さんが抜けてゆいかおりを結成。この2名と入れ替わる形で、豊田萌絵さん、伊藤美来さんが加入をし、能登有沙さん、松永真穂さんの4名で新体制でスタートという歴史なので、実はStylipSといっても今回の4名が同じステージに立った事はなく、新旧メンバーの合体という形だったのですが、会場の盛り上がりは凄かったです。まさか今になって「StylipSの学級委員担当、伊藤美来です」や「ラムもぐラムもぐラムもぐもぐ ラムもぐラムもぐ小倉唯です」という挨拶をきけるとは思ってもなかったので、これを実現させるあたり、アニサマの強さを感じました。歌った2曲は初代StylipSの楽曲でした。
感じた事
楽しかったアニサマではありますが、一方で感じている事もあったりします。
それは旬を感じる機会が年々減っているなという事です。
業界のパワーバランスなど色々な事はあるのだと思うのですが、アニサマは世界最大のアニソンイベントだからこそ発信力があるし、ここに出る事でもっともっと曲の可能性が広がるし、こんな曲もあったんだとか、こんなアーティストもいたんだと発見が楽しくて参加をしているのですが、ここ最近それを感じる事が少なくなっている気がします。
往年のベテランアーティストを呼ぶ事が駄目とはいわないのですが、過去には氷川きよしさんを呼んでみたり、鈴木雅之さんが出演したときも、アニソンを歌うのはよしとしても、曲がなく「違う、そうじゃない~め組のひと」を歌わせたり。
他ではWANDSや大黒摩季さんを呼ぶことが駄目だとはいわないですが、そのギャランティがあるならば、1曲でも良いので若手にオファーをだし、新しいアニソンを歌わせてあげてほしいと思ってしまうのです。
言い換えれば、アニサマに出演するアーティストの幅がどんどん薄くなり、それを補おうと無理に強化している感じと、それでも残ってくれている出演者が固定化されていて、アニソンイベントとして全体的に密度が薄くなっていると感じてしまうのですよね。
TRUEさん、angelaさん、ReoNaさん、鈴木このみさん、内田真礼さん、i☆Ris、オーイシマサヨシさん、伊藤美来さん、石原夏織さん、大橋彩香さん、藍井エイルさん、TrySailなど、これが全てではないですが、こういったずっと出続けてくれている方たちがいる一方で、出ていった方たちも多く、具体的には、バンダイ系のラブライブコンテンツが自社のフェスに切り替えてアニサマから出ていったり、キングレコードの大物、例えば水瀬いのりさんや水樹奈々さんも出ていったり。他ではLiSAさんもこなくなりました。ソニーが独自のフェスをしたり、フジテレビのフェスなんかの動きもあって。
その代わりにブシロード系のコンテンツが入ったり、大御所歌手と呼ばれる方たちや、今年はゲームからナナシスが入ってきてはいますが、アニソンフェスとしてのアニサマを考えた場合、こういった方々に大きく依存する事はプラスなんだろうかと少し疑問も残ってしまいます。
ここは絶対に誤解があってはならないのであえて書くのですが、これらの方を呼ぶ事が駄目だとは思わないです。色々と挑戦すべきだと思います。
ですが、ClariSってもう呼べないのかな?とか、さユりさん呼べないのかな?とか、ハコニワリリィ呼べないのかなとか、三月のパンタシア呼べないのかなとか、挙げればきりがないですが、2022年のアニソンシーンで輝いているアーティストの参加がとても少なくて、以前も聞いたなという曲を何年も聞いている感じがして、閉塞感を感じる時間がうまれてしまっているし、エッジが効きすぎたコンテンツ(ゲーム系)は、知らない人にはさっぱりわからないという時間を生んでしまっている気がします。
これって長い目でみると、参加者の層がニッチ化していって、客層、もっといえば参加するファンそのものが固定化されちゃうんじゃないかなというある種の危機感みたいなものもあって。そうなれば先細るだけだな、と。
こんな事はファンが考える事では無いとわかっているのですけどね。
とはいえ、今回のアニサマはフルキャパで開催していましたし、SSAの殆どの座席がうまっている様子は圧巻でしたし、まだまだ強さは抜群なのですが、でもやっぱり、長い目でみると先細っていく気がしてちょっと不安になるのです。ファンとして。
大人の事情で旬のアニソンアーティストや声優が呼べないのであれば、D+が今回歌った花ハ踊レヤいろはにほのような、往年のtheアニソンをもっと取り入れるとか。
新しいものから古いものまで、新人からベテランまで。アーティスト曲からtheアニソン、ゲームまで。もうお腹いっぱい思い残すことなし。そんなアニサマを目指し、これからも頑張ってほしいです。応援しています。
色々と書きましたが、とっても楽しい2日間でした。本当に参加できて幸せでした。
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