私のしあわせ

ずばり、【書く】ことである。
これには、書かれたモノの出来のよしあしなどは含まれない。
ただ、書くことが好きなのだ。
書きながら、「もっといい表現はないのか?」「適切かつ的確な表現をする単語はないのか?」とか、辞書をひきひきし新しい言葉と出会う。
それが楽しいのだ。その楽しさやワクワクから「しあわせだな~」と思う。

ところが、である。
生活や人生に忙しくなってくると、とたんにこの「書く」が減ってしまう。
書くことは自分を表現することでもあり、自分の幸せの象徴をかみしめることでもあるというのに、それが出来ない。
忙しいとは、心を亡ぼすとかく。
文字通りだ。書くことが出来なくなった私はとたんに腐っていく。


腐って腐りきって、幾星霜。
最初のなけなしの投稿からもずいぶんと日が経った。

かきたいことや声に出したいことは山ほどあるというのに、
礼儀とは責任とか忖度とか大人の事情とかを背負うと、とたんに筆が遅くなる。
いかん。これではいかんのだ。

若いときはもっとすっと書けたのに・・・
と思うことは、今の自分が劣ったというより、それは昔の私がきっと若さゆえに愚かで恐れ知らずだったからなのだろう。
その当時は匿名だったし。書き込んでいたコミュニティは同業者だけのものだったし。

私は私の好きを仕事にしていこうと決めた。
その仕事のカタチはまだ固まっていない。
でも、決意したからこそ私は自分の屋号を「コエノト」とした。

「これじゃダメだ、これじゃダメだ、これじゃダメだ・・・」
と、某キャラ風に自分を叱責し、これから書いていこうと思う。

今はそれでいい。
いつかこの記録がコエノトの歴史となるその時まで。。。

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