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「町内会のイメージ」を内部から検証してみた

はじめまして!まさると申します。
東京・高円寺にある小さな町会(町内会)で最年少メンバーとして活動する27歳です!
このノートでは町会の活動報告をしつつ、「まちおこし」や「住民自治」をテーマに日々思うことを書いていきます!

早速ですが、皆さんは「町内会」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

しょうじき、ポジティブな印象を持っている方は少数だと思います。時代遅れな組織運営、高齢者ばかりいる、活動の負担が大きい、などのイメージが強く、加入のメリットよりデメリットが大きいと思われている方が多いと思います。

私は高円寺の町内会に出会うまで、良くも悪くも町内会に対するイメージは皆無でした。
私は幼少期をアメリカで過ごしており、住民自治の仕組みが違うため、町内会がそもそもない環境で育ちました。
また学生時代は、町内会が少ないことで有名な東京・武蔵野市で過ごしていたため町内会活動とは無縁でした。

町内会と関わりがない人生を生きてきたからこそ、高円寺に移住し町会について初めて知った際に「なんだこれは?!」という好奇心が働き、町会活動に参加しようという決意に繋がりました。

本格的に活動に参加したのが2022年の5月でしたので、そろそろ2年が経ちます。これまで、町会の広報誌を制作したり、防災訓練をしたり、祭礼で神輿を担いだりするなど、様々なことに携わってきました。

これらの経験を踏まえて先ほど挙げた「町内会のイメージ」を見てみると、実は的外れではないと言わざるを得ません。

会合の連絡はメールなどではなく、役員の方が日時と議題が書かれたチラシを郵便受けに入れるというアナログな方法で伝達されるので、「時代遅れな組織運営」な部分は確かにあります。
町会の役員には70代、80代が多く、役員の孫より私が若いことはざらにあります。現役世代の方も数名いますが決して多数ではなく、「高齢者ばかりいる」という指摘も間違ってはいません。
毎月の役員定例会に加えて防災訓練や祭礼などのイベントがあり、広報誌の制作も相当な作業量でしたので、「活動の負担が大きい」もその通りと言えます。

一方で、これらの事象はネガティブなことではないと感じました。広告やアプリの通知などがたくさん送られてきて1000件以上のメールやラインメッセージを未開封・未読のままにしている私にとって、アナログな情報伝達は確実に受け取れるし読みやすいためありがたく感じています。ご高齢の役員の皆様からは地域の歴史や普通は入手できないような地元情報を聞けて、高円寺のツウになった気がして楽しいです。活動量も、もともと文化祭やサークルのイベントなどが大好きだったのでむしろワクワクします。

新しくない、若くない、ラクじゃない、を無意識にネガティブに捉えてしまいがちですが、実はそれらには独特の楽しさだったり学びだったりディープさだったりが多くあります。それらは、最新!流行ってる!便利!を最高の価値としている消費社会では得られないものだと思います。

もちろん、アナログな連絡を煩わしい、同世代となるべく関わりたい、文化祭はサボる派だったという方にとっては、町内会で積極的に活動するのは楽しくないと思います。ですが、そうではない方で、町内会に対する「なんとなくの忌避感」を持っている方は、一度町内会の世界に飛び込んでみてください。印象が変わるかもしれません!

高円寺がある杉並区の町会・自治会の一覧はこちら:
https://www.sugi-chiiki.com/chouren-top.html#search-from-map


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