ヨン様こと松本英一さんがウルトラダセー件

ヨン様こと松本英一さんのツイート

 北新地大学院生リンチ事件の現場で胸倉を掴む有形力の行使をした李信恵さん、被害者に暴行したぼんこと李普鉉さん、暴行の末傷害を負わせたエルネスト金こと金良平さん及び伊藤大介さんと同席していたヨン様こと松本英一さんが事件について触れるツイートを発信しています。

被害者の大学院生は「デマ流してボコられた」のか

 ヨン様こと松本英一さんは、被害者の大学院生がデマを流してボコられたと述べていましたが、はたしてそうでしょうか。大学院生は、エル金こと金良平さんに金銭疑惑があるのではないかとぼんこと李普鉉さんなど親しい友人に相談したところ、いつの間にか「エル金が金をもらっている」と大学院生が吹聴したことになっていたと聞きます。これが事実であれば、「デマを流した」人物は大学院生が相談した人物であることになります。
 仮に、大学院生がデマを流していたとしても、傷害を与えるまで暴行するのは明らかにやりすぎであり、ヨン様こと松本英一さんの論理に沿えば「リンチはでっち上げ」というデマを流している人物は、大学院生から1時間に渡って殴られたとしても民事訴訟などで損害賠償を求めることは「ダセーからやめ」るべきことになります。
 なお、反差別カウンターには様々な団体が設立されましたが、この中で最も質が悪いのが男組でした。それも、男組若頭を称する山口祐二郎さんがいう社会的にダメな人間が集まったという意味での質が悪いというものではなく、弱い立場の者の尊厳を踏みにじるというレイシストたちと似た意味での質の悪さでした。例えば、ろくでなし子さんが音頭をとって行われた忘年会で女性に向けて耳を疑うような「(女性器の意味の関西弁の表現)を見せろ」という信じられない野次が飛び、一時期男組のウェブサイトで男組に加わっていたと記載されたことがあったライターの清義明さんがその様子を聞いて次のように述べていたことも付け加えておきます。

 男組の組長を名乗る高橋直輝こと添田充啓さんは、一時期ニコニコ生放送を行っており、その生放送の中で夜勤明けであることを話していたことがありました。その後、突然男組の活動を活発に行うようになり、高江への抗議活動及び逮捕、有罪判決へと結びついていくわけですが、反差別カウンターの中でカンパ金等の収入が集まる最も資金力に優れた団体が男組であるとお聞きしたことがありましたが、それと何か関係はあるのでしょうか。
 その男組では多くの者が心を折って離れていきました。大阪でプチ許永中さんに暴行した事件で連座したチアフルこと池田潤一朗さんをはじめ、いわれのない金銭疑惑の吹聴で除名された大学院生もその一人でした。その原因は反差別運動の専従活動家となることを狙い、刺青のせいでスーパー銭湯に入れないことなどをニコニコ生放送で訴えるようになった組長を名乗る高橋直輝こと添田充啓の生活のために社会運動家たちに媚びを売る姿勢にあったように私は考えています。

ウルトラダセーヨン様こと松本英一さん

 このツイートを発信したヨン様こと松本英一さんは、「テメーがデマ流してボコられたのに訴える」ことがダセーと述べていますが、そのヨン様こと松本英一さんは大学院生から民事訴訟で提訴されたことが不法行為であるとして反訴を提起しています。男組で無頼を気取っていたのにもかかわらず、大学院生リンチ事件で李信恵さんや伊藤大介さんには何も諫言することができず、二人のお気に入りであった金良平さんらを止めることすらできなかったのも「ダセー」わけですが、被害者から民事訴訟を提起されたことを不法行為として反訴するのは「めちゃダセー」といえるのではないでしょうか。提訴が不法行為であると認められた事例は非常に少なく、松本英一さんの訴訟代理人である原田學植弁護士も反訴提起にあたってそれを伝えたはずですから、松本英一さんの反訴は本人の強い意思に基づいてなされたものであるはずです。その結果、勝訴していた民事訴訟を本訴、反訴ともに棄却されて双方痛み分けという結果となったのは「ウルトラダセー」といったところでしょうか。