原告世界平和統一家庭連合、被告株式会社TBSラジオ、紀藤正樹「名誉毀損事件」第2回口頭弁論 1 手続部分
傍聴に来た藤倉善郎さんと鈴木エイトさん
6月26日、TBSラジオの放送内容が名誉毀損にあたるとして、世界平和統一家庭連合が株式会社TBSラジオと出演者の紀藤正樹弁護士を提訴した民事訴訟の第2回口頭弁論が行われました。傍聴席は72席用意されましたが、傍聴希望者は39人で全員が傍聴することができました。
抽選券を受け取った者が待機するスペースで待っていると、日刊ややカルト新聞総裁の藤倉善郎さんと、少し遅れて主筆の鈴木エイトさんがスペースに姿を現しました。鈴木エイトさんは知り合いの男性と「ご活躍ですね」「いえ、細々です」などというようなたわいのない会話をなしていましたが、私は日刊ややカルト新聞の面々が客観性を持っているわけでもいわゆるカルトに対してもご自身らの事情から批判を手控えているとしか考えられない記事を発表されている方々であると思っていますので、ぜひ細々やっていただきたいと感じたことを付言しておきます。
口頭弁論
原告 世界平和統一家庭連合
被告 株式会社TBSラジオ、紀藤正樹
裁判長裁判官 吉岡大地
裁判官 小西俊輔
裁判官 池口弘樹
書記官 猪狩千尋
原告側出頭者 原告訴訟代理人1人
被告側出頭者 被告訴訟代理人8人、被告紀藤正樹、被告株式会社TBSラジオ関係者らしき方7人
吉岡大地裁判長(以下「裁判長」)「それでは開廷します。まずは前回の口頭弁論から裁判所の交際が変わっているので弁論を更新します。
原告から5月26日付け準備書面が提出されていますので、これを陳述します。
被告株式会社TBSから5月8日付け準備書面(1)、6月26日付け準備書面(2)が提出されていますので、これを陳述します。
続いて、証拠調べに移ります。原告から甲第1号証から甲第3号証までか提出されています。甲第1号証の1と甲第3号証は資格を証する書面ということで原本が裁判所に提出されていますので、これを取り調べます。
被告株式会社TBSから乙第1号証から乙第3号証までが提出されていますので、これを取り調べます。
被告紀藤正樹から丙第1号証の1から丙第35号証までが提出されています。丙第1号証と丙第4号証が原本を提出されていますね。また、丙第24号証(ブックレット「原理運動」)と丙第25号証(ブックレット「霊感商法」)ですが、原本ということですがコピーが提出されています。原本はお持ちですか。」
被告紀藤正樹(以下「被告紀藤」)「はい」(原本を書記官に渡して、裁判官が確認して、被告訴訟代理人に渡す。被告訴訟代理人はブックレットを念入りに確認した。)
被告訴訟代理人の原本確認について、通常は「結構です」と確認しない事例や表紙だけを見て書記官に返す事例のみに触れてきた私としては、かなり異例な手続きでした。
被告訴訟代理人(以下「被告代理人」)「原告の準備書面の誤植について述べさせていただきます。原告準備書面1の1頁下から3行目ですが、「社会をへんかんする」の部分の「へんかん」が変換ミスとなっています。また、5頁の「4」の部分ですが(1)から(3)となっていますが、最後は(4)であると思われます。」
原告訴訟代理人(以下「原告代理人」)「わかりました。訂正します。」