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米山隆一衆議院議員が国会議員として不適格であることについて

モーニングショーに対する米山隆一衆議院議員のツイート

 令和4年5月4日の「羽鳥慎一モーニングショー」に対し、立憲民主党の米山隆一衆議院議員が文書を送付したようです。

モーニングショーに以下送付しました 本日番組で政府が今国会に提出し現在私が所属している法務委員会で審議中の「侮辱罪厳罰化法案」を取り上げて頂き有難うございます。所で本法案に対して立憲民主党・無所属会派が「加害目的誹謗等罪」の創設を柱とする対案を提出して平行審議に付しています(1/3)

RyuichiYoneyama

政府案のみを取り上げて野党案を取り上げないのは衡平を失し、「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」とする放送法第4条1項4号に抵触する可能性もあろうかと存じます(2/3)。

RyuichiYoneyama

是非立憲民主党・無所属会派提出の対案、「加害目的誹謗等罪」について取り上げて頂けますようお願いいたします。尚、同法案は私が筆頭提出者ですので、いつでもご説明に伺います。ご検討いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします(3/3)。

RyuichiYoneyama

 作家の開高健さんのエッセイでカエルの親子の話を読んだことがあります。その話では池に石を投げた子どもに対し、「その石は小さいかもしれませんが、私の家族にとっては致命傷です」とカエルの親子が訴えるというものでした。これは大きな権力を持つ者が常に認識しておかなければならない視点であると思います。
 その視点から米山隆一衆議院議員が「羽鳥慎一モーニングショー」に送った文書を読むとどうでしょうか。「『意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること』とする放送法第4条1項4号に抵触する可能性もあろうかと存じます」という表現からは、立法権と国政調査権を有する国会の構成員である米山隆一衆議院議員がマスコミに対して、立憲民主党などが提案した対案を報道に載せなければ放送法に抵触する事案として国会で取り上げることを示唆しながら圧力をかけているようにしか見えません。

権力者として不適切な米山隆一衆議院議員

 米山隆一衆議院議員が余計な一言を加えて圧力をかけるような表現にしてしまう原因として考えられるのは、国会議員などの公職に就く者としての自覚を著しく欠いているからだと思います。特に、野党の国会議員に多いのですが、大臣、副大臣、政務官等の内閣の職務を担う国会議員や与党の国会議員が権力であると思い込み、野党の国会議員である自らは在野の一国民であるかのような勘違いをしている者が多いのです。そのような自らの権力や権限に無自覚な者がより大きな権力や権限を有する立場になったときにその権力や権限を無自覚に用いるのだと思います。
 国会議員の権力や権限は、一人の者の生死を左右することもできるほど大きなものです。それを自覚していない米山隆一衆議院議員には国会議員などの権力や権限を有する立場には不適格な人物であると思います。