ルッキズム批判などかけらも考えていない人々
またもやとも言える麻生太郎衆議院議員の舌禍
麻生太郎衆議院議員による上川陽子外務大臣の容姿に関する発言に対し、ルッキズムであるという批判がなされています。麻生太郎衆議院議員については、経済企画庁長官、財務大臣を歴任したように経済に明るい有能な政治家であるという印象を持っていますので、発言には細心の注意を払ってほしいと思っているのですが、何度も繰り返されるので呆れかけています。
この麻生太郎衆議院議員の発言を野党などが批判するのは当然ですが、上川陽子外務大臣が麻生太郎衆議院議員を糾弾しなかったことでおかしな流れになっています。
なぜか上川陽子外務大臣を批判する人々
蓮舫参議院議員の場合
ラサール石井さんの場合
松尾潔さんの場合
蓮舫参議院議員、ラサール石井さん、松尾潔は、麻生太郎衆議院議員を批判するより先に麻生太郎衆議院議員を糾弾しなかった上川陽子外務大臣を批判しているのです。彼らの思想的な立ち位置を考えると、上川陽子外務大臣か麻生太郎衆議院議員を糾弾することによって彼らがより厳しく麻生太郎衆議院議員を批判することができるのになぜ糾弾しないのかという思惑が透けて見えます。ルッキズムに対してどのように感じるかは人それぞれですし、「被害者」である上川陽子外務大臣がどのように感じたかを察し、その気持ちこそが最も尊重しなければならないもののはずです。しかしながら、都合のいい「被害者」として演じることがなかった上川陽子外務大臣の気持ちは、彼らにとってはどうでもいいことなのでしょう。彼らは、ルッキズムに対する怒りなどは微塵も持ち合わせておらず、大切なのはご自身のイデオロギーを広めるために都合のいい「被害者」の気持ちだけを「大切」にする人々であることがよく分かります。