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神原元弁護士の幼稚な正義感

神原元弁護士が「正義は勝つ」ツイートをリツイート

 神原元弁護士が自身の「正義は勝つ」と述べたツイートをリツイートしていました。時系列に沿って後→前の順にツイートを引用します。

【速報】拡散希望! 「しばき隊リンチ事件」等と称された事件の高裁判決があり、伊藤大介さんの控訴が認容。李信恵さん、伊藤さんへの請求は共に棄却され、二人の潔白は完全に証明された。 「しばき隊がリンチ事件を起こした」というデマが、司法の場で、完全に打ち消されたことになる。正義は勝つ

@kambara7

【拡散希望】正義は勝つ! 李信恵さんが、「リンチ事件にかかわった李信恵」等と事実無根の記事を掲載した鹿砦社を訴えた裁判で、大阪地方裁判所は、本日、鹿砦社に165万円の慰謝料の支払いと記事の一部削除を命じる判決を下した。 「しばき隊リンチ事件」の最終決済が始まりました

@kambara7

 弁護士、検察官、裁判官という法曹の方をイメージする時に真っ先に思い出すのは、漫画「家栽の人」の若い女性裁判官のエピソードです。その女性裁判官は、離婚調停の場で当事者の夫から「こんなに若い女性に夫婦のことなどわかるのか」、「あなた結婚しています?」などというセリフを浴びせられて悩んでいました。そして、その女性裁判官はそのようなセリフに対する「回答」を準備しました。「若い女性の裁判官で心配かと思います。ところで、あなたは離婚されるのは初めてですね。私は多くの離婚調停に携わっています。お任せいただけますね。」というようなものでした。
 このエピソードを成長しようと努力する若い裁判官の物語と感じる方もいらっしゃると思いますが、私は別の見方をしました。裁判官は一般人とは比較して想像もできないほどに人間の業と接しているのであるという見方です。その中には自身の感情で「この人物を救いたい」と思いながら、法律や判例の積み重ねの中でどうしようもない事件もあったはずです。そして、このエピソードは裁判官のものですが、弁護士や検察官であっても生の人間の業に接していることから同じような事例を経験しているはずです。神原元弁護士も、勝たせないと思っていた依頼者が論理の組み立てや裁判官との相性などから敗訴してしまった事例を経験してきているのではないでしょうか。そのような事例を経験しているはずの神原元弁護士が「正義は勝つ」などと幼稚な論理を開陳なさるのはどうかと思います。「正義は勝つ」という論理を反対解釈すれば、「負けた者は正義ではない」と解釈することも可能となり、神原元弁護士が受任したいわゆる「従軍慰安婦」報道「捏造」裁判で敗訴した植村崇株式会社金曜日代表取締役、茅ヶ崎市民文化会館暴行事件で有罪判決が確定した北嶋直樹さんと伊藤大介元株式会社ハウスポート代表取締役、ツイートが名誉毀損であるとして株式会社鹿砦社から民事訴訟を提起されて敗訴した李信恵さん、ツイートが名誉毀損であるとして山口敬之元TBSワシントン支局長から民事訴訟を提起されて敗訴した有田芳生元参議院議員は、神原元弁護士の論理に従えば、「正義ではない」と解釈する余地があることになってしまいます。このような幼稚な論理を振りかざす神原元弁護士には依頼者や依頼者であった者を守ろうとする意識はあるのでしょうか。

さらに幼稚なリツイートを繰り返す神原元弁護士

 更に神原元弁護士が著しく配慮に欠けていると私が感じる点は、これらのリツイート直前になされたリツイートが次のツイートであることです。

この数字の信憑性については知りませんが、地方自治体は政府と違って子どもたちに政治的責任を負わせてはならないと判断したからでしょう。 地方自治体は ミサイルや拉致は国家間の問題であり、学校の教育問題とは別に考えていると言う事です。 とても、まともな考えだと思いますよ。

@koerans_school

「ミサイルと拉致問題がある限り国民は納得しない」 →国家間の問題は日本政府が解決すべき問題であり、一学校に責任を押し付けるのは間違っています。 そもそも、朝鮮学校に政治的責任を押し付けてもよいと国民を洗脳したのは日本政府です。 真に受けた国民が理解できないのは当たり前です。

@koreans_school

 神原元弁護士は、朝鮮学校の無償化に賛成の立場で朝鮮学校をイデオロギー的に支援する立ち位置にいると思いますが、朝鮮学校アカウントのリツイートから一つのリツイートを挟んで「正義は勝つ」という幼稚なリツイートをなさっています。朝鮮学校といえば、無償化等の国や地方公共団体の処分に対し、卒業生が国や地方公共団体を被告とした行政裁判を提起して、確定したすべての裁判に敗訴していますが、神原元弁護士は「朝鮮学校は正義ではない」と考える者が生まれるような軽率なリツイートをなさっているという自覚はおありなのでしょうか。神原元弁護士の幼稚なツイートやそのツイートのリツイートは、神原元弁護士が守りたいと思っている人々を貶めるものになっているかもしれないのです。